中国四国地方のアイコン

中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

〔三崎小学校番外編〕 6年生、補習で行者山へ行く!

2011年11月28日
土佐清水
今の6年生は総合学習の時間の関係で、昨年度行者山への山の生きもの観察の授業が中止になってしまいました。
当時の担任教諭も児童もそれがとても心残りでした。
そこで、現6年生の担任教諭に引き継いで時間を調整していただき、11月25日にようやく実施に至りました。
6年生の総合学習の時間は、少し余裕があるとのことです。

6年生にとっては2年越しの思い、念願の行者山


内容は5年生とほぼ同じ。
(5年生の授業の様子はこちら http://chushikoku.env.go.jp/blog/2011/11/18/index.html
先日実施した5年生より1時間多めに確保していただけました。
そのため、5年生よりやや内容を増やして実施。
生きものだけでなく、その山に人の手が入っていた名残り(薪炭林)を観察したり、様々生きもののつながりを見ていきました。

尾根を挟んで異なる林の様子(針葉樹林と広葉樹林)を観察

薪炭林跡のクヌギ

動物の痕跡観察

山頂のお社で参拝

シカとイノシシの頭骨を観察

昨年1年間見てきた児童たちですが、学年が1つ上がっただけで、なんだか少し大人っぽくなっていました。
6年生になってから見る行者山は少し感じ方が違うかもしれませんね。

限られた時間のやりくりはなかなか難しいもの。
学校の先生は四苦八苦ですが、児童が実際に山川海を体感できることはすばらしいことです。
そういった機会は大人になるにつれて減ってしまいがちです。
一つ一つの授業から、少しでも“ふるさとの自然”を思う気持ちが育まれることを願うばかりです。