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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

秋、真っ盛り

2011年10月21日
高松
9月末まではまだまだ夏の気配が残る気候でしたが、
もう10月も半ばになれば、秋の気配。
風は涼しく感じますが、日中の日差しはまだまだ眩しさ健在。

そんな秋のようすをご紹介。

屋島や五色台の遊歩道を巡視中、そろそろかな?もう少しかな?と
何気に(・・・いえ、結構がっつり)探してしまうのは・・・。


アケビ

他の木に巻き付いているツルがアケビ。
そのツルに赤紫色の楕円形の実が付き、熟すと実が縦に割けます。
見た目イマイチで種が多いのですが、中の白い果実は甘くておいしい~。
クラフト教室で出すと子供たちは「気持ち悪い・・・」と言いながらも
何個か食べます(笑)


9月半ばの栗の木。

今では、イガも茶色くなって地面に落ちています。
栗拾いをしていると、中身がない!!なんで!?
・・・原因は、ここ数年で増え続けているイノシシが食べ尽くしているから。
強い鼻と蹄を使ってイガを開け、実を食べているのです。
昨年、クラフト教室で使った栗ご飯の材料を取るのもイノシシとの争奪戦・・・。

ほかにも五色台で見られるのは・・・

イヌビワ

実が柔らかくなると食べ頃。
中を開くと、イチジクのミニ版。
実際食べてみても、甘くてイチジクそっくり。おいしいですよ♫

これだけも秋だなぁと感じるのですが、


白峯寺境内に咲く、ツワブキ。



草木染めの染料としても使う、クサギの実。
ウバユリ(姥百合)は冬になると実が割け、中から種が出てきます。



左;サクラ 右;イロハモミジ

木々の葉を見ると、徐々に黄・紅葉してきています。
モミジを見上げると、青空と逆光ですごくキレイ。
あと1ヶ月もすれば、五色台や寒霞渓は見応えのある紅葉シーズン。
屋島は黄・紅葉と常緑の緑のコントラストが映えます。

秋といえば、『食』『芸術』『スポーツ』『読書』ですよね。
自然の中で散策を楽しみウォーキング = スポーツ
その中で自然の恵みをいただく = 食
色付く草木を目で楽しんだり、木の実でものづくり = 芸術
秋晴れの気持ちいい空の下、眺めのいい場所で本を読む = 読書

実は、外に出るとこんなにも秋を満喫できます。
お休みの日はゆっくりと、この季節を楽しんでみませんか。

※ヌルデやウルシ、ハゼは肌に触れるとかぶれることが!
 葉が赤くキレイですが、触らずに!