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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

季節のクラフト教室 【雑草生け花に挑戦!】

2011年10月20日
高松
今回の『雑草生け花』では、花屋さんでわざわざ買ってきた花を生けるのではなく、普段あまり目にも留めない「雑草」と呼ばれている草木を使います。
今回の講師はパークボランティア(以下PV)の好井さん。
材料集めは、同じくPV福西さんが集めてくれました。


  こんなにも!
その一部をご紹介。




この他にも、エノコログサ、ススキ、ママコノシリヌグイ、ワレモコウ、
ツリガネニンジン、ムラサキツメクサなどなど。

でも、せっかくの秋晴れ!
クラフトハウスの周りを歩いて、どんな草木や花が咲いているか
みんなで見て採りに行きました。

今までと違って「生け花の材料」という視点で見ると、
コレも!アレも!といったふうに
これまで見てきた「雑草」という見方が変わってきます。
参加者は、どんなふうに生けようかとイメージしながら、
思い思いに草木を手に取っていました。
サルトリイバラ(生け花ではサンキライと呼ばれています)
ノブドウ、クズの花、セイヨウタンポポ、ニシキギ・・・。

PVさんは花だけでなく、食べられる実、実際生け花でも使う草木、
近くにいた昆虫の説明など、さまざまなお話をしては、
参加者のみなさんは「そうなんだぁ!」と感心しきり。

ここにムカゴ(ヤマイモの球芽)があるよ。

その生ける花器も、もちろん自分たちで作りますよ。
材料はおなじみ五色台で採れる竹。


ナタ使いもだんだん慣れてきました。

縦置きにしようか、横置きにしようか、どこにどんなふうに生けようか
などなど、出来上がりを想像しながら作ります。
1人2個作って、展示用と自宅用の花器のできあがり。
そして、もうそこからはみなさん真剣!
黙々と集中して生けていきます。


生け出したらスタッフは見守るのみ。

そして出来上がったのがコチラ!




あきらかにみなさん初心者とは思えない作品ばかり。。
ススキや黄色、赤を使った秋らしい仕上がりになりましたね。
休暇村スタッフ(男子)は「作るのに夢中になりました。」
その出来映え(結構大作)に参加者も目を見張り、「すごいわねぇ~」と。

実は男子も夢中になってしまう雑草生け花。
五色台のような山の中だけでなく、身近な田んぼのあぜ道に
咲いている草花を使うと、また違った風情ある生け花が出来上がりますよ。
採る際は、必要最低限に、慈愛を持って採ってくださいね。


********11月 季節のクラフト教室********
      『草木染めに挑戦!!』
ヒサカキの実やコブナグサ、クサギなどの植物から取った染料で染め物づくり
自分だけのストールやハンカチを作りましょう!
日 時 ; 11月12日(土)10:00~14:30
参加費 ; 500円+別途布代500円/人
     ※1名1枚まで(小学生以下のお子さんは保護者と一緒に1枚)   
持ち物 ; 汚れてもいい服装、昼食、飲み物、
     ビニール袋(作品を持って帰る用)
※安全管理上、遅刻された場合は参加をお断りさせていただきます。