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アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
〔滑床地域〕若葉橋~三本杭へ
2011年09月06日
土佐清水
台風後の状況も気になり、先日三本杭周辺の巡視に行ってきました。
三本杭へ行くための登山ルートは高知県側・愛媛県側ともにたくさんあります。
今回は、四万十市西土佐地区から上りました。三本杭の南側、四万十川の支流の一つである黒尊川の上流にかかる若葉橋から沢沿いを歩き、三本杭の山頂を目指ルートです。
このルートは、沢や岩盤、斜面をジグザクに横切る場面が多く、上級者向けのルートとして紹介されています。
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沢沿いの歩道からは苔むした地面が見られます
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お腹に大きな卵を抱えたサワガニ
水のせせらぎを聞きながら沢沿いを歩き、程よくしっとりとした林内と緑色に苔むした岩や木々を抜けていくのは何とも心地よいもの。
山の自然好きな方にはたまらないルートではないでしょうか。
とはいえ、沢を横切ったり、岩を越えるルートなので、降雨時や降雨後はとても滑りやすいので十分な注意が必要です。
今回の巡視では長靴がとてもよく活躍してくれました。
しめった岩はよく滑って足下がふらつくこともあり、「滑床」とはよく言ったものです。
本来は、「すべる」ではなく「なめらか」の意味かと思いますが・・・。
沢や歩道には倒木や岩崩れが見られましたが、通行の支障にまではなってはおらず十分気をつければ特段問題はなさそうです。
三本杭山頂やたるみのササは、想像以上に緑色地帯をなしていました。
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三本杭周辺(たるみ)防鹿柵内
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地を這っていたササの背丈が伸びてきています
春に来たときと比べても、ササの被度が上がっただけでなく背丈が伸びているのがわかります。
(5月の三本杭(たるみ)の様子http://chushikoku.env.go.jp/blog/2011/05/23/index.html)
防鹿柵の内外で比べてもよくわかります。
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左が柵内、右が柵外
ササの種類によっては回復の難しいものもありますが、条件さえ整えば一気に伸びる地下茎で生長する植物の底力を感じずにはいられません。
他には、ヤマジノホトトギスやイワタバコ、マツカゼソウ、シコクママコナなどの花々が咲いていました。
帰りの道中で見かけたブナに生えたクリーム色のキノコ。
ヒダヒダの感じが何かによく似ています。
山の中で出会った「シコロサンゴのそっくりさん」。
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山のシコロサンゴ?!
滑床地域の山中で、竜串見残湾の海に棲まうシコロサンゴ群集を思い出し、違った角度の「山と海のつながり」を感じました。
三本杭へ行くための登山ルートは高知県側・愛媛県側ともにたくさんあります。
今回は、四万十市西土佐地区から上りました。三本杭の南側、四万十川の支流の一つである黒尊川の上流にかかる若葉橋から沢沿いを歩き、三本杭の山頂を目指ルートです。
このルートは、沢や岩盤、斜面をジグザクに横切る場面が多く、上級者向けのルートとして紹介されています。
沢沿いの歩道からは苔むした地面が見られます
お腹に大きな卵を抱えたサワガニ
水のせせらぎを聞きながら沢沿いを歩き、程よくしっとりとした林内と緑色に苔むした岩や木々を抜けていくのは何とも心地よいもの。
山の自然好きな方にはたまらないルートではないでしょうか。
とはいえ、沢を横切ったり、岩を越えるルートなので、降雨時や降雨後はとても滑りやすいので十分な注意が必要です。
今回の巡視では長靴がとてもよく活躍してくれました。
しめった岩はよく滑って足下がふらつくこともあり、「滑床」とはよく言ったものです。
本来は、「すべる」ではなく「なめらか」の意味かと思いますが・・・。
沢や歩道には倒木や岩崩れが見られましたが、通行の支障にまではなってはおらず十分気をつければ特段問題はなさそうです。
三本杭山頂やたるみのササは、想像以上に緑色地帯をなしていました。
三本杭周辺(たるみ)防鹿柵内
地を這っていたササの背丈が伸びてきています
春に来たときと比べても、ササの被度が上がっただけでなく背丈が伸びているのがわかります。
(5月の三本杭(たるみ)の様子http://chushikoku.env.go.jp/blog/2011/05/23/index.html)
防鹿柵の内外で比べてもよくわかります。
左が柵内、右が柵外
ササの種類によっては回復の難しいものもありますが、条件さえ整えば一気に伸びる地下茎で生長する植物の底力を感じずにはいられません。
他には、ヤマジノホトトギスやイワタバコ、マツカゼソウ、シコクママコナなどの花々が咲いていました。
帰りの道中で見かけたブナに生えたクリーム色のキノコ。
ヒダヒダの感じが何かによく似ています。
山の中で出会った「シコロサンゴのそっくりさん」。
山のシコロサンゴ?!
滑床地域の山中で、竜串見残湾の海に棲まうシコロサンゴ群集を思い出し、違った角度の「山と海のつながり」を感じました。