アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
〔自然観察会〕台風6号の前に無事実施
2011年07月20日
土佐清水
台風6号は思っていたより大きな被害は出ず、安堵している土佐清水です。
台風一過、急に真夏日になりましたが熱中症に気をつけないとですね。
7月17日に自然観察会、題して「水辺の生きもの探し~川と海のであう場所~」を実施しました。
川と海のであう場所は、汽水域と呼ばれているところ。
そこは、生きものが多様で複雑な環境です。
大人にとっても聞き慣れない単語。
今回はそこに注目し、宿毛市に事務所をおく“魚と山の空間生態研究所”の山下慎吾さんを講師にお招きしました。
(魚と山の空間生態研究所 http://www.sakanayama.org/Lab/Welcome.html)
今回の参加者は、大人と子ども合わせて19名。
迫る台風6号にやや不安を覚えながらも
予定していたスケジュールを少し変更して実施しました。
干潮時間に合わせて川へ入るようにしていたのですが、
なにぶん台風前の天気というのはとっても気まぐれ。
晴れたり雨が降ったり曇ったり・・・・。
ぱりっと天気が良ければ、川遊びは最高にアグレッシブになりますが、
曇って雨が降れば、やや寒く感じます。
風が吹いているのでなおさらです。
午前中に川の生きものクイズをしながら、魚やエビなどについて学びます。
まずは室内で川の生きものや汽水について学ぶ
その後、前日に仕掛けておいた小型定置網を3班に分かれ担当する場所で順繰り回収していきました。
仕掛けていた網を回収
(今回設置した小型定置網については下記参照 http://chushikoku.env.go.jp/blog/2011/07/05/index.html)
3箇所回収し終えたら、それぞれで捕れたた生きものを水槽に入れて観察しました。
A:河口、B:竜串橋下、C:堰下で捕獲した生きものたち
台風の影響か、水槽の底を埋め尽くすように入った場所もありました。
一つ一つ捕獲した生きものを解説してくださいました。
3箇所を比較しどんな生きものがいるか見てみる
魚の鱗の堅さを知る
そして、その後、寒さにめげない子どもたちは、雨が降る中タモ網を持って生きものガサガサ隊になりました。
寒さに負けず泳ぐ
講師が投網を持ってきてくださり、えいっとやってみると・・・
投網にて
アユやアメゴがとれました。
驚きです!!
アユやアメゴを捕獲
雨が本降りになり、さすがに子どもたちも寒さが出てきたため、早めに撤収して、室内で三崎川の生きものを振り返る時間となりました。
今回、どんな生きものが見られたかというと・・・
魚は、ボラ・クサフグ・ウグイ・ボウズハゼ・チチブ・カワアナゴ・ギンガメアジ等々
甲殻類では、ヒラテテナガエビ・ミナミテナガエビ・ヌマエビ・スジエビ・ケフサイソガニ等々でした。
触られまくって弱ってしまった魚もいて、川の生きものたちにはかわいそうなことをしました。
けれど、自然体験の機会が減っている今の子どもたちが、
実際に生きものに触れ、川に入り、自然で遊び学ぶことが、
生きものについて考えるきっかけになっていれば、
今いる生きものたちの存続も明るいような気がしますね。
台風一過、急に真夏日になりましたが熱中症に気をつけないとですね。
7月17日に自然観察会、題して「水辺の生きもの探し~川と海のであう場所~」を実施しました。
川と海のであう場所は、汽水域と呼ばれているところ。
そこは、生きものが多様で複雑な環境です。
大人にとっても聞き慣れない単語。
今回はそこに注目し、宿毛市に事務所をおく“魚と山の空間生態研究所”の山下慎吾さんを講師にお招きしました。
(魚と山の空間生態研究所 http://www.sakanayama.org/Lab/Welcome.html)
今回の参加者は、大人と子ども合わせて19名。
迫る台風6号にやや不安を覚えながらも
予定していたスケジュールを少し変更して実施しました。
干潮時間に合わせて川へ入るようにしていたのですが、
なにぶん台風前の天気というのはとっても気まぐれ。
晴れたり雨が降ったり曇ったり・・・・。
ぱりっと天気が良ければ、川遊びは最高にアグレッシブになりますが、
曇って雨が降れば、やや寒く感じます。
風が吹いているのでなおさらです。
午前中に川の生きものクイズをしながら、魚やエビなどについて学びます。
まずは室内で川の生きものや汽水について学ぶ
その後、前日に仕掛けておいた小型定置網を3班に分かれ担当する場所で順繰り回収していきました。
仕掛けていた網を回収
(今回設置した小型定置網については下記参照 http://chushikoku.env.go.jp/blog/2011/07/05/index.html)
3箇所回収し終えたら、それぞれで捕れたた生きものを水槽に入れて観察しました。
A:河口、B:竜串橋下、C:堰下で捕獲した生きものたち
台風の影響か、水槽の底を埋め尽くすように入った場所もありました。
一つ一つ捕獲した生きものを解説してくださいました。
3箇所を比較しどんな生きものがいるか見てみる
魚の鱗の堅さを知る
そして、その後、寒さにめげない子どもたちは、雨が降る中タモ網を持って生きものガサガサ隊になりました。
寒さに負けず泳ぐ
講師が投網を持ってきてくださり、えいっとやってみると・・・
投網にて
アユやアメゴがとれました。
驚きです!!
アユやアメゴを捕獲
雨が本降りになり、さすがに子どもたちも寒さが出てきたため、早めに撤収して、室内で三崎川の生きものを振り返る時間となりました。
今回、どんな生きものが見られたかというと・・・
魚は、ボラ・クサフグ・ウグイ・ボウズハゼ・チチブ・カワアナゴ・ギンガメアジ等々
甲殻類では、ヒラテテナガエビ・ミナミテナガエビ・ヌマエビ・スジエビ・ケフサイソガニ等々でした。
触られまくって弱ってしまった魚もいて、川の生きものたちにはかわいそうなことをしました。
けれど、自然体験の機会が減っている今の子どもたちが、
実際に生きものに触れ、川に入り、自然で遊び学ぶことが、
生きものについて考えるきっかけになっていれば、
今いる生きものたちの存続も明るいような気がしますね。