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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

ウミネコの島

2011年06月03日
松江
「ミャーミャー」ウミネコたちの鳴き声が響き渡ります。
ここは国立公園島根半島地域の西端、日御碕(ひのみさき)です。
ここには不思議な島があります。
その名は経島。「ふみしま」と読みます。

経島は岸からすぐそこ 展望台からよく見えます

草木1本生えない(と思えるくらいの)岩の塊の小島なのですが、ここに大量のウミネコたちが巣を作っているのです。
ちょっとカメラをよせて見ましょう。

写真をクリックして拡大して見てください
白い点々は全てウミネコです。
この不思議な島は国の天然記念物にもなっています。
今日はこの島を定点撮影にやってきました。
今年は非常に早く梅雨入りし、ここのところ雨続きでしたが、撮影を始めたらば陽が差してきましたよ。
これは日頃の行いのおかげか。

よく見ると灰色のヒナたちがあちこちにいます。だいぶ大きくなっています。
また岩にどっしりと腰をおろしたままの成鳥がいます。
これは卵を抱いている親鳥です。
今年は春が寒かったため、遅く産んだ者もいて成長のバラツキが大きいようです。

これも写真をクリックして拡大して見てください
黒っぽく見えるのがヒナです わかりますか?

島の近くに店を出す蒲生さんが色々と教えてくれました。
「これだけのウミネコがいるのに島が糞で汚れていないでしょ。」
確かにそうですね。
これはウミネコたちが島に糞をしないようにし、また糞をつまんで捨てているからだそうです。
子どもたちを育てる場所だから衛生面で気を使っているのです。
人間の親と同じですね。
極寒の北西の風を耐え忍び、今島は新しい命ににぎわいを見せています。


日御碕は柱状節理の海岸、白い灯台、松林が美しい岬です