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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

季節のクラフト教室~お花炭づくり~

2011年03月17日
高松
今年度最後のクラフト教室は、根強い人気の「お花炭づくり」
簡単にでき、飾ると風流な空間にしてくれる鑑賞炭をつくります。

昔から炭には、浄化作用、ミネラル補給、脱臭、土壌を豊かにするといった効果があります。
しかし、鑑賞炭は竹炭などのように完全に炭化していないので、これらの効果はほぼ無いそうです。炊飯時に竹炭と同じように鑑賞炭を使うと・・・大変なことになるので注意してください。

蓋の隅に穴を開けたスチール缶に、好きな材料を重ならないように並べて、針金で蓋が開かないようにくくります。
材料も葉っぱのような柔らかいモノ、松ぼっくりやドングリのような固いモノは炭化するスピードが違うので、別々に分けて火にかけます。


材料を選んでいきます

コチラは固い材料で挑戦!

針金をしっかり巻いて

缶をいよいよ火にかけます。

パークボランティア(以下PV)さん達は顔を真っ赤にしながら、火の管理をしてくれました。本当にありがたい!
葉っぱのような柔らかいモノは3~5分。
松ぼっくりやドングリなどは10~15分。
各自で時間を計り、丁度いいと思ったらスタッフに声を掛け、缶を炉から降ろしてもらい、濡れ雑巾で冷やします。


じゅ~~!熱いから気をつけて!

急激に冷やすと中の材料がパリパリに割れてしまうし、冷やさないとそのまま燃え尽きてしまうので、この方法が一番いいですね。


さぁ、いよいよ針金を外します!ドキドキ・・・

じゃーーん☆できたーー!!

見事に炭化しました。

最初はなかなか時間配分が分からず、生焼けだったり、燃え尽きてしまったりしましたが、慣れてくると上手く炭化できるようになりました。
完成すると、みんな相当うれしかったようで、蓋や針金を忘れて行ったりと舞い上がっている人がいっぱいでした。
あんなに喜んでくれると、見ているこっちも嬉しくなります!


最後に発表会をして、みんなの作品を鑑賞

今回の参加者は初めての方が多く、「私にもできますか?」と少し不安がっていましたが、出来上がるとそんなことはどこかへ行ってしまったようです。
お花炭は自宅でもできる簡単クラフトなので、講師の西本さんにしっかりとコツを聞いて帰って行きました。


クラフト教室は少しの間、お休みします。
ですが、リピーターさんも増え、地元に根付いてきた教室。
次回開催を早くみなさまにお知らせできるようにしますので、少しの間お待ち頂ければ幸いです。

そして、今まで五色台で自然解説やクラフト教室等で活躍してきた、インタープリターの水沼が今月3月16日をもって、ビジターセンターを卒業することになりました。
ARになって右も左も分からなかった私にいろんなコトを教えていただき、一緒に五色台を盛り上げて行こう!と頑張ってきた大切なスタッフの一人です。
今まで本当にありがとうございました!!

来年度からは、後任の方と一緒に水沼が築いてくれたことを守り、五色台を今まで以上にさらに盛り上げ、そして「五色台に遊びに行きたい!」と言ってもらえるような場所にしていきたいと思います。