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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

第9回環境学習「~観光と竜串~ 足摺海底館こどもガイドに挑む」

2011年02月10日
土佐清水
2月10日(木)、三崎小学校5年生の環境学習9回目が行われました。
今回は、足摺海底館のこどもガイド。
6月から学習が始まり、今まで回を重ね学習してきたことを一般のお客様へ向けて伝えなければなりません。
家族や近所の人以外で大人と話す機会は子どもたちにはそうない経験です。
学校で顔を合わせると、笑顔の中にややぎごちない表情が垣間見えます。
いつも茶化してばかりの児童も、今日ばかりは若干緊張しているようでした。

校長先生の話では、児童に「おはよう!」と声をかけたら、「おはようございます」の挨拶の後に海底館ガイドの続きの言葉が出てきたそうです。
暗記するために毎日毎日一生懸命呪文のように唱えていたとのこと。イメージトレーニングはできているようです。

当日は風もなく穏やかな晴れ。
9時に到着した大型バスからは、埼玉県からお越しの17名。
子どもたちの挨拶が良かったのか、17名全員参加してくださいました。

宝石サンゴの説明

4グループに分かれてグループ毎に挨拶や自己紹介をしていきます。
最初は緊張し言葉も笑顔も引きつった感じではありました。
参加してくださった皆さんが、冗談を言ったり大きな声で笑ってくれたりしたおかげか、始まってすぐに自分たちのいつもの調子を出すことができたようです。
声も大きく元気よく話していたので、笑いの絶えないガイドになっていました。

ガイド旗でお客様を誘導

手でさして対岸の見残しを紹介

途中、脚の悪いお客様を気遣う場面も見られました。
世間話も含め、たくさんの話ができて児童は大いに楽しんだようです。
海中展望塔内にても、一緒にのぞき込んで魚の解説をしたり、逆に教えていただいたりと会話は弾んでいました。

一緒にのぞき込んで魚の解説



授業で習ったサンゴや台風時の様子を説明

バスが到着してから出発まで約1時間という限られた時間。
あっという間に過ぎた感覚があったようでした。
最後は、みんなで記念撮影をし、バスのお見送りをしました。

今回は3人で1グループのガイドをしました。
次は1人でのデビューとなるでしょうか。楽しみです。