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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

登山者カウンターを撤去しました

2010年12月15日
米子
みなさんの地域はもう雪は降りましたか?
大山では先週末50cmの雪が降り積もりました。
もうすぐ大山でもスキー場開きがあります。
大山博労座に行くまでには融雪道路がありますが、圧雪になっている場所もあります。
これからの時期、大山に来られる際にはスノータイヤ、チェーンの装着をお願いします。

さて、11月の末で、7月から設置し稼働してきた大山の2つのカウンターを撤去しました。
大山では、カウンターが雪に埋もれ、その重さで故障するおそれがあるため
冬山シーズンにはカウンターを撤去することにしています。

カウンターを設置するまで、大山では登山者数を登山届の状況から、
年間約2万人とされていましたが、実際にカウンターで計測してみると
7月~11月の5ヶ月間で約42,000人の人が登っていました。
グリーンシーズンの始まる5月、夏山開きの行われる6月、冬山シーズンはカウントしないことと、大勢が連なって登る際にカウント漏れしてしまうケースがあることが分かっているので
私の推測では年間では60,000人近くの人が登っているのではないかと思います。

今回の計測で一番登山者の多かった月は8月の約12,000人でした。
この月はやはり花の時期、夏休み期間ということもあり平日でも多くの人が登っていました。
また、一番登山者の一番多かった日は9月19日(日)の1,432人で、秋の連休の中日でした。この日は紅葉を期待して登られた方も多かったのではないでしょうか。
ちなみに一番登山者の少なかった日は9月8日の1人。
初め、データの解析をした際、
「えっ?1人??」
と思いましたが、調べてみるとこの日は台風の来た日。。
カウンターの故障ではなかったようです。


◎夏山登山道、行者登山道の5ヶ月間の登山者数変化。やっぱり行者登山道は下り専用として使う人が多いようです。

5ヶ月間故障もなく頑張ってくれた登山者カウンター。
撤去はあっという間。30分でできてしまいました。
今年は準備もあって7月からの稼働でしたが、来年は雪解けを待ってグリーンシーズンに再び登山者カウンターを設置します。
出現したら
「ああ、今年も登山者数を測ってるんだなぁ」
と、ゆっくり一人ずつカウンターの前を通ってもらえたら嬉しいです。