中国四国地方のアイコン

中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

利用者カウンター設置と冬支度の屋島

2010年12月10日
高松
毎朝のように霜がおりる今日この頃。
どんどん冬が深まっているなぁと感じますね。

そんな中、高松事務所でも利用者カウンターを設置しました。
中四国ARも日記に書いていましたが、それです。

高松事務所はどこに設置したかというと・・・


お分かりになりますか?
ここは屋島北嶺の遊歩道南側分岐点です。
本来なら1本のカウンターで行うのですが、歩道幅が広いので2本使ってカウントしていきます。
屋島北嶺は、屋島集団施設地区という環境省直轄の施設になり、実際どの位の人が利用しているんだろう?ということで設置しました。
カウンターには「お手を触れないように」と注意看板も付けていますので、見かけても気にせず通行して下さい。
といっても気になるでしょうけど。。

設置した後、歩いている人に相当注目されていたカウンター。
説明すると、「あ~、そうなんだ~」とみなさん納得。
中には「猪をカウントするんだと思ってた」と言う方も。
・・・できたらしたい。

そう、最近、屋島でも猪を見かけることが多くなったそう。
そして、なぜか猿も。。。しかも人懐っこいらしい。
案内看板の補修をしていると、よく屋島を歩いている方々に
「猪と猿が出るよ~。気をつけなさいよ~」と。
で、出没したという千間堂から遊鶴亭へ向かう歩道の中を行くと・・・


端っこをガッツリ掘り返されていました。。。

舗装されている歩道よりも、未舗装の歩道で周りに木が多く茂っている所で
猪を見かけるそうなので、特に朝夕に歩く方は十分注意して下さい。
普段は穏やかな顔をしている猪(麓で出会った人の話によると)ですが、もしうり坊を連れていたら、お母さん猪は子ども達を守ろうと警戒心いっぱいなので、刺激しないようにゆっくり後退してください。
注意さえ守れば向こうも何もしてこないと思います。
相手の気持ちを考えると、やってはいけないことも見えてくるかなと。

そんな猪や猿が冬支度に餌を確保したりと忙しくしている頃、
木々にも変化が。


左上;タチカンツバキ  右上;サザンカの園芸種
左下;サザンカ      右下;ビワの花

紅葉が終わりかけて寂しくなってるのかな、と思ったら全然。
ピンクや白の可愛らしい花が咲き始めていました。
四季折々の色彩や植物が楽しめる屋島。
木々の芽や花、実を観察をしたり、展望台で景色を楽しんだり、
また動物の痕跡を見つけたりと色々と遊べる場所です。
寒いと屋内にこもりがちですが、ちょっと外に出てみると
何か新しいこと、発見できるかも?