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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

『豆腐&栗ご飯をつくろう』

2010年11月04日
高松
秋真っ盛り!
そして食欲の秋!ということで、今回の季節のクラフト教室は
【豆腐と栗ご飯をつくろう&栗の木を見に行こう】
一緒に五色台の山の味覚も頂いちゃいましょう♪

栗ご飯は身の厚いモウソウチクを使って竹筒を作り、その中に材料を入れ焚きます。
みなさん初めての体験のようで興味津々!

まずは竹筒づくりから。


次に五色台で採れる芝栗の皮むき。
この芝栗、小ぶりですが甘さは抜群!!
実が小さい分手間が掛かる作業ですが、頑張ったら頑張った分、栗いっぱいのご飯が炊けるのでみんな夢中に。
その後、お米を研いで水と調味料、栗を竹筒に入れて炉で約1時間。



皮むきの合間にうれしいおやつタイム。
コレ以外に山の芋、「むかご」と芝栗をゆがいたものも。


栗ご飯が炊きあがるまでの間にお豆腐作り。
あらかじめ大豆を水にかしておいたものを(夏は10時間、冬は20時間程度)2回に分けてミキサーにかけた後(←コレが生呉(なまご))、すすぎ水と一緒に鍋に入れ、火にかけます。沸騰したら弱火で10分。
その後、木綿でこして杓文字で絞り、木綿に残ったのが『おから』、ボウルに落ちたのが『豆乳』。お豆腐のいい匂いがします。
出来たておからはみんなお持ち帰り。




おからの出来上がり

豆乳をボウルごと火にかけたら、表面に膜が張ってきます。コレが『湯葉』。
豆乳が80℃近くになったら一旦火を止め、ニガリを投入。
そうすると徐々に分離してきます。分離しない場合はもう一度加熱。
そして木綿でこして、水分をそーっと抜いて箱型(今回は牛乳パック)に入れます。
重しを載せてしばらく置き、水分が抜けたら・・・



この頃、栗ご飯も炊けていい匂いが・・・。
開けるまで分からない竹筒で炊いた栗ご飯。さぁ、どうでしょう?



楽しい試食の後は、実際に栗の木を見に行こう!
イガグリを開くと、実が入っていたりなかったり・・・?
中身が無いのは、イノシシが器用に実を取りだして食べた跡でした。。



実際に木を見に行くと、大人の方でも「初めて栗の木を見た」という人も。
少し外に出るだけで、見たことない木の実や動物の形跡、初めて見るものに子供も大人もスタッフに質問攻め。本や写真も大事だけど、自分の目で見て触って体験することがやっぱり一番!
お昼はまだぽかぽか陽気、ちょっとそこまで散策してみてはいかがでしょう。

******11月の季節のクラフトイベント******
      【草木染めに挑戦】
身近にある植物から出る色を楽しもう。
日 時;11月14日(日)10:00~14:30 クラフトハウス
参加費;500円/1人
持ち物;昼食、飲み物、汚れてもいい服装

======五色台ビジターセンターHP=======
http://www.ab.auone-net.jp/~goshiki/