アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
第6回滑床山植生回復検討会
2010年10月21日
土佐清水
10月20日、第6回目の滑床山植生回復現地検討会が行われました。
これは、裸地化が進んでいる滑床山(三本杭)の植生回復の対策を検討するために開かれています。
地元関係者や関係行政機関、森林総合研究所四国支所等、16団体33名の参加でした。
柵内外のササの現状をみる
国立公園でもあり、鳥獣保護区や水源保安林でもあり、地域にとっては観光資源の場でもあります。
現在、シカ防護ネット柵の設置や、その中でササの移植等が対策として行われています。
様々な立場の参加者。
保護する目的は違えど、滑床山の現状をよしとしている人はいません。
変化していく現場を直接見て感じて、その対策考えていく事が大切。
それぞれの立場からの見解を聞きつつ現地を見ていきました。
新たに設置された柵や対策後の変化(ササ移植の推移等)の説明、意見交換等がありました。
地下茎で生長するミヤコザサは、地上部分がシカ食害の圧力にかかっても、土中で少しずつ茎を伸ばすことができます。
そのため山頂周辺は、柵の効果も出て着実に地表を覆い始めています。
滑床山(三本杭)の防鹿柵内の移植ササの様子
2009年6月
2010年10月
しかし柵を設置することで他のエリアにしわ寄せが行くことは必然です。
根本的な解決のためにどうすればよいのか。
現在の仕組みで実施可能かどうかではなく、川上から川下までを見通して何がより最善かを検討することも新たな解決の道が開けるひとつかもしれませんね。
これは、裸地化が進んでいる滑床山(三本杭)の植生回復の対策を検討するために開かれています。
地元関係者や関係行政機関、森林総合研究所四国支所等、16団体33名の参加でした。
柵内外のササの現状をみる
国立公園でもあり、鳥獣保護区や水源保安林でもあり、地域にとっては観光資源の場でもあります。
現在、シカ防護ネット柵の設置や、その中でササの移植等が対策として行われています。
様々な立場の参加者。
保護する目的は違えど、滑床山の現状をよしとしている人はいません。
変化していく現場を直接見て感じて、その対策考えていく事が大切。
それぞれの立場からの見解を聞きつつ現地を見ていきました。
新たに設置された柵や対策後の変化(ササ移植の推移等)の説明、意見交換等がありました。
地下茎で生長するミヤコザサは、地上部分がシカ食害の圧力にかかっても、土中で少しずつ茎を伸ばすことができます。
そのため山頂周辺は、柵の効果も出て着実に地表を覆い始めています。
滑床山(三本杭)の防鹿柵内の移植ササの様子
2009年6月
2010年10月
しかし柵を設置することで他のエリアにしわ寄せが行くことは必然です。
根本的な解決のためにどうすればよいのか。
現在の仕組みで実施可能かどうかではなく、川上から川下までを見通して何がより最善かを検討することも新たな解決の道が開けるひとつかもしれませんね。