アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
・・・正しい応急処置、できますか?
2010年10月05日
高松
先日、応急処置方法を受講しました。
というのも、「実際やったことない・・・。」
「本で読んだことあるけど、いざ落ち着いて出来るの???」
という疑問から。
で、「パークボランティア(以下PV)さんの中で教えてくれる人がいるから受講しよう!」と。
講師は、五色台PVの稲井さん。
日本赤十字香川支部から来ていただきました。
今回は主にクラフト教室において予測される傷や火傷、危険な生き物による応急処置を中心に講習開始。
まずは止血方法。
●ひどい出血の場合。
①手当をする人は手術で使うような浸透しない手袋(ない場合はレジ袋でも代用可)をはめる。(←感染を防ぐ!)
②清潔なガーゼを傷に当てて圧迫。(←ガーゼがない場合は、ライターでハンカチなどを炙って(燃えないように!)滅菌して使用)
●さらに出血が止まらない場合。
当てているガーゼの上からさらにガーゼを重ねて、三角巾で結び目を傷口から避けてしばり、できれば心臓より上にすること。
●首から上の出血はこめかみを指圧迫し、ガーゼでおさえる。
止血点を圧迫。正しい位置を覚えます。
頭部の三角巾巻き方・後頭部のポコッとした所に引っ掛けて。
●擦りキズができたら。
まず傷口を水で洗い流しますが、なかなか土やゴミが取れない場合は、ペットボトルが大活躍!
キリでふたに穴を1つ開けて、ボトルに水を入れふたをセット。
ボトルを掴んで勢いよく水を出すと、適度な水圧で洗い流すことができます。
野外活動で近くに水道がない場合、あらかじめペットボトルに水を入れて持っていき、穴開きふたを別に持っていくと付け替えができて便利☆
●危険な生き物
マムシは毒のある牙が前方に付いていますが、血清はあります。
ヤマカガシは後方に牙が付いてますが、血清はありません。しかし目の横から毒を噴射するので、これには要注意!
毒のあるハチは腰が細く、社会性のあるスズメバチやアシナガバチ。
これらが一番危険!!
最初に見張り役が現れ、侵入していくと警戒役が出てきます。カチカチ歯音がしたらもう危険信号です!決して手で払わず、ゆっくり後退して警戒範囲から脱出してください。
また黒に反応するので、目は伏せること、山に入る際は出来るだけ黒は着用しないこと。甘い匂いにも寄ってくるので、香水や化粧品、ジュースの飲み残しに注意(缶の中に入ることも有!)。
基本的にこれらに咬まれたり刺されたらすぐに患部をよく洗い流し、安静にして即病院へ。(注;血清は置いていない病院もあります)
●いつも使っている絆創膏にはこんな裏ワザが。
関節が閉じる側はクロスさせて、開く側はハの字に貼ることで動きやすく、かつ剥がれにくくなります。
これは超簡単!そして水仕事にも強い!
受講翌日、現地調査に行った際、早速マムシとヤマカガシに遭遇。
かつマムシは足の真横10㎝(しかもトグロ巻いて臨戦態勢!!)
しかし受講のおかげか慌てず後退し、相手が逃げるまでの間は
「模様がきれいだなぁ」と思いつつ観察する余裕も。
今回の受講で今まで知っていた処置が正しくないこと、怪我する前に気をつけなければならないこと、参加者の心のケアも重要だということ、難しいことですが慌てず動揺せず行動することが大切だと学びました。
また本で読むだけでなく、実践することでより一層理解できたと思います。
活動を楽しくするためにも、リスクを知っておくことは大変重要なこと。
今一度、救急箱の中身、応急処置所作、休日当番医、搬送先病院など見直してみてはどうでしょうか。
日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで13日前】
生物多様性ホームページ
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
COP10支援実行委員会公式ウェブサイト
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/
というのも、「実際やったことない・・・。」
「本で読んだことあるけど、いざ落ち着いて出来るの???」
という疑問から。
で、「パークボランティア(以下PV)さんの中で教えてくれる人がいるから受講しよう!」と。
講師は、五色台PVの稲井さん。
日本赤十字香川支部から来ていただきました。
今回は主にクラフト教室において予測される傷や火傷、危険な生き物による応急処置を中心に講習開始。
まずは止血方法。
●ひどい出血の場合。
①手当をする人は手術で使うような浸透しない手袋(ない場合はレジ袋でも代用可)をはめる。(←感染を防ぐ!)
②清潔なガーゼを傷に当てて圧迫。(←ガーゼがない場合は、ライターでハンカチなどを炙って(燃えないように!)滅菌して使用)
●さらに出血が止まらない場合。
当てているガーゼの上からさらにガーゼを重ねて、三角巾で結び目を傷口から避けてしばり、できれば心臓より上にすること。
●首から上の出血はこめかみを指圧迫し、ガーゼでおさえる。
止血点を圧迫。正しい位置を覚えます。
頭部の三角巾巻き方・後頭部のポコッとした所に引っ掛けて。
●擦りキズができたら。
まず傷口を水で洗い流しますが、なかなか土やゴミが取れない場合は、ペットボトルが大活躍!
キリでふたに穴を1つ開けて、ボトルに水を入れふたをセット。
ボトルを掴んで勢いよく水を出すと、適度な水圧で洗い流すことができます。
野外活動で近くに水道がない場合、あらかじめペットボトルに水を入れて持っていき、穴開きふたを別に持っていくと付け替えができて便利☆
●危険な生き物
マムシは毒のある牙が前方に付いていますが、血清はあります。
ヤマカガシは後方に牙が付いてますが、血清はありません。しかし目の横から毒を噴射するので、これには要注意!
毒のあるハチは腰が細く、社会性のあるスズメバチやアシナガバチ。
これらが一番危険!!
最初に見張り役が現れ、侵入していくと警戒役が出てきます。カチカチ歯音がしたらもう危険信号です!決して手で払わず、ゆっくり後退して警戒範囲から脱出してください。
また黒に反応するので、目は伏せること、山に入る際は出来るだけ黒は着用しないこと。甘い匂いにも寄ってくるので、香水や化粧品、ジュースの飲み残しに注意(缶の中に入ることも有!)。
基本的にこれらに咬まれたり刺されたらすぐに患部をよく洗い流し、安静にして即病院へ。(注;血清は置いていない病院もあります)
●いつも使っている絆創膏にはこんな裏ワザが。
関節が閉じる側はクロスさせて、開く側はハの字に貼ることで動きやすく、かつ剥がれにくくなります。
これは超簡単!そして水仕事にも強い!
受講翌日、現地調査に行った際、早速マムシとヤマカガシに遭遇。
かつマムシは足の真横10㎝(しかもトグロ巻いて臨戦態勢!!)
しかし受講のおかげか慌てず後退し、相手が逃げるまでの間は
「模様がきれいだなぁ」と思いつつ観察する余裕も。
今回の受講で今まで知っていた処置が正しくないこと、怪我する前に気をつけなければならないこと、参加者の心のケアも重要だということ、難しいことですが慌てず動揺せず行動することが大切だと学びました。
また本で読むだけでなく、実践することでより一層理解できたと思います。
活動を楽しくするためにも、リスクを知っておくことは大変重要なこと。
今一度、救急箱の中身、応急処置所作、休日当番医、搬送先病院など見直してみてはどうでしょうか。
日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで13日前】
生物多様性ホームページ
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
COP10支援実行委員会公式ウェブサイト
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/