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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

敬老の日は手作りのものを

2010年09月15日
高松
来週は敬老の日。
それに向けて、手作りの贈り物をしよう!ということで、今月のクラフト教室はお箸と箸置き、木製ストラップづくり。

今回作るお箸は、香川県産ヒノキの間伐材を使います。
木製ストラップや箸置きは、五色台で間伐した木の枝を再利用。
日本は年間約260億膳もの割り箸を使います。そのためだけに木を切っていくとすごい量の木を切らなければなりません。
しかし、建築資材にするには小さい木の枝や間伐した木などを使えば、新たに木を切らずにすみます。間伐をすることによって、密集した森に光が入るようになり、木々の成長を促し、そして下層に新たに植物が生えてきます。これによって森が循環していき、また土壌保全や水源かん養機能を維持できます。
間伐は森だけではなく、災害防止などにも関係してくる大切なことなんです。


なぜ間伐材を使うのかのお話。

作り方や注意事項を聞き終えたら、作業開始。
竹箸と違って、ヒノキのお箸はある程度、細く棒状にしたものからスタートします。
なんとなく形が見えてきているから簡単かと思いきや、実は根気のいる作業。
削る道具はペーパーヤスリのみ!
それを使い、角になっている部分をバイオリンを弾くみたいにして削っていきます。時間にして約40分。動作はひたすら削って削るのみ!


「こうすれば上手く削れるよ」などアドバイスをもらいながら。

だんだん細くなってくると、実際持ってみて、料理が掴めるかなど調整していきます。根気よく続けた人は、本当に細く、よくこんな短時間でできたなぁ~と思うほど。
よし!と思ったところで、目の細かいヤスリで仕上げ。
これをすることで、木の油が出てきてツヤのあるお箸に。

そして、次にお箸におじいちゃん、おばあちゃんへの
メッセージを入れていきましょう♪
最初に下書きしてから、いざ焼きペンで。


ペン先はすぐに熱くなるので注意!

緊張しながら始めたものの、やってみると楽しい~。
実はコレ、お父さんが夢中になることが多いんです。

焼きペン作業の順番待ちの間に、木製ストラップを仕上げていきます。
マーカーで絵を描いていくので、後悔しないためにも下書きを。
裏にはメッセージを入れてもいいですね。


相談しながら、「何を描こうかなぁ。」

お箸、箸置き、ストラップができてきたら、ラッピング。
千代紙や和紙、のし紐やリボンなど、おじいちゃん、おばあちゃんが好きな色を使ったりして仕上げていきます。


ちゃんと結べるかな?

いつもは恥ずかしくて言えない感謝の気持ちも、メッセージすると伝えることができるはず。
そしてなにより、手作りのプレゼントならより一層喜ばれると思います。お箸は毎日使えて、しかもヒノキだからいい香りもします。
来週まで渡すのを、待てるかな?

***********次回のクラフト教室***********
      【栗ごはんと豆腐づくり】
五色台の秋の味覚・芝栗、むかご、どんぐり、あけびなどを頂きましょう♪大豆から豆腐づくりにも挑戦!
 10月10日(日)10:00~14:00 参加費;500円/人
 準備物;エプロン、マイ箸

********五色台ビジターセンターHP********
http://www.ab.auone-net.jp/~goshiki/

日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで33日前】
生物多様性ホームページ 
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
COP10支援実行委員会公式ウェブサイト
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/