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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

熱中症に注意!

2010年08月13日
米子
お盆のこの時期、大山で必ずと言っていいほど起こる事故があります。
それは「熱中症」です。
毎年この時期には新聞で「大山で熱中症、救助」という記事を見ます。

この時期、大山は帰省された方や遠方から来られた方々で賑わいます。
そしてその半数近くは大山登山に来られています。
夏の時期の登山は山頂は涼しくても、登山中は大変暑く、疲労します。
適度な休憩と適度な水分補給が必要です。

先週、大山の夏山登山道を巡視中、
6合目付近でペットボトル1本のみを持ち、その他は手ぶらで登っている方を見ました。
6合目付近で、ペットボトルの中身の残量が残り5分の1以下になっていたため
それ以外に水分がないのなら引き返した方が良い、と伝えましたが
大丈夫だから、と振り切って登って行かれました。
山頂で合流した一緒のグループの方々に
水分を提供してもらっていたようなので安心しましたが、
本来であればそのような行為は絶対に控えてもらいたいです。

山は日差しが強く、登山中には汗で多くの水分が失われます。
水分不足、ミネラル不足は熱中症だけでなく、怪我や足がつる原因にもなります。
登山には汗を吸収してしまう綿の服は避け、
速乾性のあるナイロン製の服装、山頂での気温変化対応のための雨具、
日差しよけの帽子は必須アイテムです。
またこの時期、大山に登られる際には水分補給として
最低でも500ml入りのペットボトルであれば3本はあった方が良いです。

せっかくの登山が「熱中症で救助」では目も当てられません。。
計画的な登山をお願いします。


◎夏山登山道

◎大山山頂・8月4日撮影
 やはり夏休みに入ったこともあり、普段より多くの登山利用者がいます。

日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで66日前】
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