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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

大山並木松(二代目)保育作業

2010年08月12日
米子
先日、鳥取森林管理署主催の大山並木松(二代目)の保育作業がありました。
米子ARと保護官の2名で参加してきました。

そもそも「大山並木松」とは
1604年に西日本の山岳信仰の霊峰であった大山に参拝する人のため、
大山寺への道標として植栽されたと伝えられています。
一代目の並木松は昭和52年までに、57本が健在でしたが
現在は松食い虫などの影響で27本現存するのみです。
そこで、現在ボランティアのみなさんの協力のもと
クローン苗(二代目並木松)の植樹・保護活動が行われています。

さて今回の保育作業では今年の5月に補植された80本の
並木松のクローン苗の下草刈り、施肥作業を行いました。
みなさん一心不乱に鎌を振るい、予定よりも早い時刻に作業が終わりました。


◎作業中。

その後、お昼からは森林管理署の保全管理協力員のもと、自然観察会がありました。
普段は自分が観察会を開催する側なので、久しぶりの参加者としての観察会でした。


◎やっぱり人の自然解説を聞くのは楽しいです!

大山並木松は、米子から大山寺までの県道(通称観光道路)を通ると必ず目にします。
樹齢400年のクロマツの巨木はまさに圧巻。
この宝を次世代、そのまた次の世代に残せるよう
これからも保護活動が続きます。

日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで67日前】
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