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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

屋島の移り変わり~春~初夏~

2010年07月13日
高松
まだ梅雨明けの発表は出ませんね。。

米子ARの日記にもありましたが、今年から利用者数を把握するということで登山者カウンターの設置を行います。
高松事務所でも、環境省直轄施設のある屋島北嶺に設置予定。
今回は巡視も兼ねて、その下見に行ってきました。

ここ最近は、定点観測や看板補修の下見などで月1程度巡視に行っていましたが、毎月違う顔を見せてくれています。

【4月のようす】

左;北嶺の広場 穴場のお花見スポット
右;コバノミツバツツジも満開でした

4月は、ヤマザクラやコバノミツバツツジで色鮮やかに変身していました。
時折、黄色の花を咲かせたレンギョウも。

【5~6月のようす】

左上;ヒサカキの雌花  右上;栗の雄花序
左下;ヤマツツジ     右下;カナヘビ

5月~はヤマツツジが赤ピンクの花を咲かせ、
6月になると、屋島にも多く植生しているヒサカキの花が見られたり、栗の木からは独特の香りを漂わせながら、フサフサとしたススキのような雄花序が見られます。
ヒサカキは雌雄異株で上の写真のような雌花やもっと小さくて丸い花を付ける雄花があります。ぜひ探してみてください。
そしてこの頃になると、生き物たちもどんどん行動範囲を広げていきます。
ふと歩道脇に目をやると、カナヘビちゃんがひょっこり。

【7月のようす】

北嶺広場の池には、睡蓮が満開でした。
ヤマザクラやツツジ達が終わっても、この睡蓮が待ってましたとばかりに花を咲かせていきます。
そして、屋島北嶺の魅力のひとつ。
ウバメガシのトンネル。

初夏になるとますます緑が濃くなり、気温は上がっても涼やかな印象を与える歩道に変身します。
そして、少し谷側を覗くと・・・

ウバメガシの純木群生。
苔と一緒になって、なんだか別世界を見たようでした。

そして、屋島とっておきのビュースポット


北嶺山上の北端には【遊鶴亭】と呼ばれる展望地があります。
ここは昭和天皇が訪れた場所でもあり、眺望を絶賛し、この名が付いたそう。

ほとんどの観光客は水族館や屋島寺のある南嶺に行きますが、ランニングや散歩などを楽しまれる方には、屋島北嶺が人気です。
まだ訪れたことのない人も、市街地から車で約15分で行ける自然の中を散策してみませんか?


日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで97日前】
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COP10支援実行委員会公式ウェブサイト
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/