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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

平成22年度 第2回環境学習「~海と生きもの~サンゴ」

2010年07月05日
土佐清水
三崎小学校環境学習第2回を7月1日に開催しました。
今回は、「海と生きもの~サンゴと海の生きものを学ぼう~」。
講師は、サンゴのプロフェッショナル集団、黒潮生物研究所の中地シュウさんです。
(財団法人黒潮生物研究財団 http://www.kuroshio.or.jp/
(昨年の様子 http://chushikoku.env.go.jp/blog/2009/07/03/index.html )

教室の外は久々に太陽がめいっぱい照る梅雨の晴れ間、汗の流れる1日でした。とはいっても今回は、教室の中での授業。
手始めに、子どもたちは海の生きものについてどの程度知っているのか、こてしらべ。
海の生きもの写真を使ってたくさんの種類をグループ毎に分けていきます。

上:生きもの写真をグループ毎に分類中
下:何の仲間なのか答え合わせ

「見たことあるような、ないような・・・??」そんな事を思案しながら、何とか子どもたちだけで仕分け終了。
それでは早速答え合わせ。
えたいの知れない生きものや名前は聞いたことあるけど認識していなかった生きものなど様々です。

海の生きものがどんな生きものと親戚なのかを学んだ後は、今回の主役「サンゴ」についてです。
サンゴは、大人相手でも説明の難しい生きもの。
そこで今回は講師考案のクイズ形式。
題して「めざせ!サンゴ仙人~サンゴのここがすごい!」です。
「そもそもサンゴって何だ??」という問題からから始まり、サンゴの生態や特徴、体のつくり、食べもの、天敵など写真を見ながら解説は進んでいきました。

サンゴの幼生「プラヌラ」観察

クイズが白熱する途中で休み時間を知らせるチャイムが響きました。
普段なら待ちに待った時間のはず。
しかし、このときばっかりは子どもたちから続行の声。
まだまだサンゴについてたくさん知りたい子どもたち、授業を1限分延長して続行されることになりました。
未だかつて見ない集中力です。


サンゴがいなくなるとどうなるかみんなで考えました

クイズを通してサンゴについて学んだ後、まとめとしてサンゴの存在意義について考えてみました。
「サンゴがいなくなると困る?」の質問に、
「サンゴの仕事をしている人が困る。魚がいなくなる。サンゴが海をキレイにしてくれているのでは?」など様々な答えが出ていました。



「日本のいのち、つないでいこう!COP10まで105日前」
COP10実行委員会のHP http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/
生物多様性ホームページ http://www.biodic.go.jp/biodiversity/