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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

大山・中海制札板点検

2010年05月20日
米子
みなさん鳥獣保護区という言葉を知っていますか?
鳥獣保護区とは野生生物の保護・管理を目的とした規制区域です。
鳥獣保護区の中では鳥獣の捕獲が禁止されるほか、鳥獣の保護事業が行われています。国指定と都道府県指定の2種類があり、特に重要な地域は特別鳥獣保護区に指定されます。

米子自然環境事務所の管轄には鳥類等の大規模生息地である国指定大山鳥獣保護区、水鳥の集団渡来地である国指定中海鳥獣保護区(中海鳥獣保護区の特別保護地区はラムサール条約湿地に指定されています。)があります。
鳥獣保護区にはその範囲を知らせる制札板があるのですが、
大山の雪も消えたということで、5月に入ってから当所では
大山と中海の制札板の点検・修繕作業を行っています。
入り組んだ場所にあったり、大雪で壊れていたりと
広い鳥獣保護区の中、数多くある制札板を1本1本調査していくのはなかなか大変です。


◎制札板の立て替え作業

ところで下の写真何か気づくところありますか??

◎左が中海、右が大山の制札板です。

よく見ると中海と大山の制札板では材質が違います。
大山の制札板はスチール製ですが、中海ではスチールでは錆びてしまうということで、支柱・板ともに木材でできています。

みなさんも自然豊かなところに行くと、制札板を目にするかもしれませんね。