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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

『屋島北嶺を歩こう&ビーチクリーン』

2010年03月19日
高松
3月16日って何の日かご存じですか?
この日は、1934年(昭和9年)に瀬戸内海が雲仙、霧島とともに最初の国立公園として指定された日なのです。

そこで、国立公園として指定されている、屋島北嶺を歩こうというウォーキングイベントが行われ、参加してきました。
屋島第一健康ランド(銭湯施設)を出発して、南嶺山上に出る古道を歩き、北嶺遊鶴亭~長崎の鼻を目指します。
前日までの天気は雨でこの日も降雨率70%予想でしたが、皆さんの日頃の行いがいいんでしょう。風は強かったですが、雨に降られず行うことができました。

最初にあいさつと説明、準備体操をして出発!



住宅地を抜けて行くと。。。


ここから古道スタート

1人分の道幅しかありません。

今回歩いた南嶺山上への古道は初めてでしたが、自然の道雰囲気満点。木に掴まって上がったり、久しぶりに子供の頃を思い出すような楽しい山道を歩きました。
ボランティアさんの話によると、今よりはたくさんの人が山上に住んでいて、昔の人はこの道を使って食料や日用品などを運搬していたそう。よく見ると石を敷いていたりして、その名残が感じられます。
山上に着いたら一息休憩。
みなさん高松市内を望む景色を楽しんでいました。


休憩~。

しばしの休憩の後、北嶺に向けて出発。
ここも今まで私が何度も通ってきた舗装された歩道ではなく、岩をはい上がったりするような道のようで道ではないような所を歩きました。
千間堂跡広場でお昼休憩を挟んで、遊鶴亭へ。
初めてここに訪れる方もいたようで、瀬戸内海の島々を望む景色を堪能していました。
ここから長崎の鼻に降りる歩道は結構険しい場所も。雨上がりで滑りやすいというのもあって、ゆっくり気をつけて進みます。
途中、洞窟(注;入れません!)や鯨大明神を抜けて
長崎の鼻に到着~。

ここでビーチクリーン作戦開始!
班毎で可燃ゴミと不燃ゴミに分けて拾います。砂浜には漂着ゴミや不法投棄ゴミ、生活ゴミがいっぱい落ちていました。
しかし!みんなで拾えば早い早い。
ゴミ拾いが終わった人から、裸足になってサンドウォーク。
まだまだ海水温は冷たいですが、陸に上がればボランティアさん(元気YASHIMAを創ろう会の皆様)の御厚意で飴湯の接待。すごく温まりました。


みんなでゴミ拾い

『冷た~い』裸足で波を感じます。

飴湯のお接待。



瀬戸内海の特徴である白砂青松。
これを守るために美しい砂浜を残したいものです。

今までに行ったことのある場所の中にも、まだまだ知らない所はたくさんあります。
もうすぐ春。桜もそろそろ。
これを機に知らない場所を歩いてみませんか?