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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

第12回環境学習「~地域を伝える~海底館ガイド」

2010年01月26日
土佐清水
1月25日、三崎小学校での環境学習「地域を伝える~竜串のすばらしさを観光客に伝えよう!海底館ガイド~」を行いました。
足摺海底館職員を講師に海底館学習を始めてからおよそ1ヶ月。
その間、環境学習としては2回のみ(下記参照)。
それを基礎としてガイド原稿をつくり、児童たちは各自でガイド内容をアレンジしながら、休み時間や自宅などで練習を重ねてきました。
(海底館学習① http://chushikoku.env.go.jp/blog/2009/12/21/index.html )
(海底館学習② http://chushikoku.env.go.jp/blog/2010/01/14/index.html )

今回、児童の海底館ガイドを快く引き受けてくださったのは岡山から観光でいらした団体様16名。
児童にとっては祖父母くらいの年齢の方々です。
ガイド用の目印旗を作ったりしながら、子どもたちはこの日を楽しみにしていました。しかし、緊張のあまりややこわばった表情の子どもたち。いつもの笑顔と元気はどこへ・・・?!


写真上:傘をさしながらのガイド、まだ緊張が解けません
写真下:指し示しながら奇岩についての説明

児童2人ずつで案内するため、観光客を4グループ(3~5名)に分けて出発です。
当日は、雨が降ったり止んだりのあいにくの天気。
海底館までの道中では、海の生きものや奇岩、見残し海岸についてなど、今まで環境学習してきた竜串を説明していきました。


写真上:緊張しながら一つ一つ案内しました
写真下:海中の窓を一緒にのぞきながら魚の説明

「間違えたらどうしよう」というプレッシャーからか途中固まってしまった場面もありましたが、子どもたちの一生懸命伝えようとする姿に観光客の皆様の目はやさしく、次第に緊張の色がとれ笑顔が戻りました。
海底館に入る頃には互いの距離もだんだん縮まり、各グループで笑い声も聞こえるような楽しげな様子でした。


観光バスが見えなくなるまでお見送りしました

子どもたちは自分たちの説明を真剣に聞いてくれる観光客の皆様の様子がうれしかったようです。
それでも「失敗してしまった、あぁすれば良かった」と感じていることが各々にあるようで、すでに皆「もう一度チャレンジしたい!」と意気込んでいます。
次回は、児童1人で海底館ガイドをする頼もしい姿を期待し日程を確保したいと思います。