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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

36年ぶりの珍客

2009年12月24日
米子
米子自然環境事務所は、大山蒜山地域だけでなく
ラムサール条約に登録されている国指定中海鳥獣保護区も担当しており、
9月の渡り開始の時期から中海の鳥類飛来調査を行っています。

先日、今年最後の中海の鳥類調査に行った帰り、
松江の水田でタンチョウを2羽発見しました!
ちょうどこの日の朝刊にタンチョウの記事が載っていたのですが、
新聞記事によると島根県にタンチョウが飛来するのはなんと36年ぶりだとか。
すぐさま写真を撮りに車を降りました。
十分距離をとっていたということもありますが、
写真を撮っている間全く警戒せず餌をついばんでいました。


◎松江の水田にて

タンチョウは国の特別天然記念物で
国内の生息地は北海道・釧路が有名ですよね。
専門家によるとこのタンチョウ達は北海道からでなく、
中国から飛来した野生種の可能性が高いとのこと。

野生のタンチョウを見るのは初めてでしたが、
Grus japonensis(日本の鶴)という学名だけあって
見ているとなにやら懐かしい気持ちになりました。