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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

自然公園指導員研修会2009 in 宿毛

2009年12月22日
土佐清水
12月20日の午後、三崎小5年環境学習でもお世話になっている中地氏(黒潮生物研究所の主任研究員)を講師にお招きし、足摺宇和海国立公園・自然公園指導員研修会を行いました。
現在登録している自然公園指導員の中から、愛媛県から4名、高知県から6名の参加。その他、各県職員と環境省職員で計17名での研修会でした。

国立公園の概要や施策説明

まずは、環境省から国立公園の概要や活動・施策説明。それから、愛媛・高知各県の自然公園概要や施策、産業振興計画、地域指定条例による動植物保護など各県での取り組みを話していただきました。


写真上:足摺宇和海海域の現状等の講義風景
写真下:実物(標本)を手にしながら観察

引き続き講師より、国立公園である足摺宇和海海域の特徴やサンゴ保全の取り組み・サンゴ食害生物の発生状況など、標本等を用いながら研究を行う中で知り得てきたことなどを講演していただきました。

最後に、各自然公園指導員が日々活動する中で感じていること等の意見交換を行いました。

指導員のそれぞれの想いが垣間見える意見交換会

観光業や漁業が営まれている海では、生きものを含めた環境に対する思いや扱いは地域によって様々。ある環境が生活の糧にも成り得るし、邪魔ゆえ必要ないものにも成り得る・・・。しかし、どちらも間違っていないのは確か。道筋は違えども「地元を良くしたい」という想いは同じはずです。
ベクトルをひとつにまとめるのは、なかなか難しいこと。けれど、ぶつかり合いながらも、人・地域がゆっくりとでも納得しながら、自然との良い関係性を築いていけたらよいですね。