アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
秋の篠山
2009年10月22日
土佐清水
先週、台風18号の被害確認を目的に、篠山巡視に行ってきました。
春にはアケボノツツジであんなににぎわっていた篠山も、この時期はすれ違う人もおらず、全体的になんだかさみしげな雰囲気。
篠山山頂:暖かい日が続いたせいか葉っぱが茶系の紅葉でした
でも、人でにぎわっている山ではなかなか動物にあうことはありませんが、秋は求愛の季節でもあり動物たちは割と存在を主張しているような気がします。
写真には収められませんでしたが、イノシシ、リス・サル・シカ(鳴き声)などを見かけました。
篠山山頂付近には防鹿柵があり、その柵の巡回を行っているときのこと。
頻繁に巡回できない分、しっかり見てまわるわけですが、早速防鹿柵を支えるポールが折れているところ発見。
次々にネットが破れている所(写真上)、倒木によりポールごとなぎ倒しの所(写真下)、ネットがたるんでいる所などなど・・・それなりの被害。
それを1つずつ取り除き、直していきました。
柵巡視が中盤に入った頃、ネット周辺に何やら不穏な空気・・・。
突如目の前には妙な地面、そしてそのすぐそばのネットが団子状態になっていました。
動物にとってもネットにとっても惨事
左上:団子状に絡まっている
左下:地面にはたくさんの食痕
右:ネットすぐ脇の木には角の跡
その正体は、地面に散乱した毛と骨、ネットにしっかりと絡んだ雄ジカの頭でした。
どこからか柵の中に入ってしまったシカが、ネットを潜ろうとして角を引っかけ、外そうと暴れるうちにがんじがらめになり動けなくなってしまったのでしょう。
そこには、森の生きものたちの“晩餐”跡のみが確認できました。
シカに限らずこういった被害を防ぐためにも、登山者の皆さんは防鹿柵の出入りの開閉をしっかりすること、管理側としては見回りを定期的に行わなければならないことが重要だということを痛感する出来事です。
春にはアケボノツツジであんなににぎわっていた篠山も、この時期はすれ違う人もおらず、全体的になんだかさみしげな雰囲気。
篠山山頂:暖かい日が続いたせいか葉っぱが茶系の紅葉でした
でも、人でにぎわっている山ではなかなか動物にあうことはありませんが、秋は求愛の季節でもあり動物たちは割と存在を主張しているような気がします。
写真には収められませんでしたが、イノシシ、リス・サル・シカ(鳴き声)などを見かけました。
篠山山頂付近には防鹿柵があり、その柵の巡回を行っているときのこと。
頻繁に巡回できない分、しっかり見てまわるわけですが、早速防鹿柵を支えるポールが折れているところ発見。
次々にネットが破れている所(写真上)、倒木によりポールごとなぎ倒しの所(写真下)、ネットがたるんでいる所などなど・・・それなりの被害。
それを1つずつ取り除き、直していきました。
柵巡視が中盤に入った頃、ネット周辺に何やら不穏な空気・・・。
突如目の前には妙な地面、そしてそのすぐそばのネットが団子状態になっていました。
動物にとってもネットにとっても惨事
左上:団子状に絡まっている
左下:地面にはたくさんの食痕
右:ネットすぐ脇の木には角の跡
その正体は、地面に散乱した毛と骨、ネットにしっかりと絡んだ雄ジカの頭でした。
どこからか柵の中に入ってしまったシカが、ネットを潜ろうとして角を引っかけ、外そうと暴れるうちにがんじがらめになり動けなくなってしまったのでしょう。
そこには、森の生きものたちの“晩餐”跡のみが確認できました。
シカに限らずこういった被害を防ぐためにも、登山者の皆さんは防鹿柵の出入りの開閉をしっかりすること、管理側としては見回りを定期的に行わなければならないことが重要だということを痛感する出来事です。