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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

PV樹木名板の保全確認作業@宮島

2009年10月02日
広島
今日広島では久々にまとまった雨が降ってきました!
植物たちもきっと喜んでいることでしょう。

さて、先週は宮島パークボランティア(以下PV)のみなさんと
宮島内にある樹木名板の保全確認作業を行いました。
作業は設置済樹木名板の有無確認、
樹木名板の清掃、
紛失の場合は新しい樹木名板の取付などを行いました。

2班に分かれ、
私は要害山~うぐいす道~もみじ谷を担当する班に同行させて頂きました。
作業を始めた要害山付近では、
台風などの雨風で飛ばされるのか、
人が持ち去っているのかわかりませんが、
樹木名板が半分以上紛失していました。

紛失箇所には新しく樹木名板を取り付けます。
取付方法はいくつかありますが、
PVでは、樹木に影響の少ない釘による取付方法を行っています。
樹木にそのまま釘で打ち付けたら痛くないのかな?と最初思いましたが、
樹木にとっては、針金や紐でしばる方が締め付けで生長の妨げになるため、
釘一点の方がほとんど影響はないようです。
(ある樹木医によると人が蚊に刺されるほども感じないとか)

他には枝の生長で隠れた樹木名板を直したり、
汚れている樹木名板を掃除したり、
生長して釘と幹の間できつくなっているものには釘を起こす作業を行いました。
(放っておくと、樹木名板や釘が幹に埋まり生長の妨げになるからです。)


こうして見ると、
樹木名板も一度取り付けてはい終わり!という訳ではなく、
誰かがこうして管理して維持できているものなんだな~と思いました。


自分の身の回りにある樹木が何なのかなかなか知る機会がありませんが、
樹木名板は「この木とこの木は同じ仲間なんだ」とか
「名前は聞いたことあったけど、こんな大きい木なんだ」とか
いろんなことに気づかせてくれるサポーターです。

要害山~うぐいす道~もみじ谷~大元公園の登山道を散歩した折には、
樹木名板を頼りにどんな樹木が宮島にあるのか?
少し気を止めながら散歩してみてください。



[上:清掃作業風景]
[下:取付作業 PVの方が撮ってくださった貴重な私の写真・・]


[設置された樹木名板]


[カヤ?モミ?正解はモミ!刃先がM字が特徴です。]