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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

第3回環境学習「海を知る!~ウニってどんな生きもの?~」

2009年07月07日
土佐清水
三崎小学校での3回目の環境学習「海を知る!~ウニってどんな生きもの?ウニのぶんちんづくり~」を7月6日に行いました。

今回の講師は、NPO竜串観光振興会の京谷さんです。竜串にある海のギャラリーを拠点に活動している方です。
(海のギャラリー http://www.city.tosashimizu.kochi.jp/uij/doc/kankou/04.html ) 
今回は、海の中や磯など至る所に潜んでいる“ウニ”を題材にしたものづくり。

子どもたちはどのくらいウニについて知っているのでしょうか?
何となくは知っているけど・・・といった感じで、じっくりみる機会は少ないものです。
ウニの口はどこ?おしりは?トゲって何のためにあるの?ウニって自分で動けるのかな?などなど、ウニについて説明していきます。
子どもたちは、「ウニに足がある、口が下でおしりが上にある」ということに驚いたようです。


ウニってどんな生きものかを知る

また、パイプウニのトゲの音色やドングリウニの化石に実際に触れながら、名前・形ともに不思議なウニのお話が続きます。
様々なウニに興味がでてきたところで、危険なウニも紹介です。知らずに触ると毒を持っているものもいるので要注意。子どもたちにとっては、死んでしまうほどの毒かどうかがとても気になったようでした。

トゲや足などウニの生態について学んだら、今度は実物のウニで体の各器官を観察しながら「ウニのぶんちんづくり」です。
作り方を一通り見た後は、湯がいたウニを選んで作業開始です。
ここでは、シラヒゲウニ・ナガウニ・アカウニ・ムラサキウニなどが使われました。


トゲも管足もたくさんあって抜くのに一苦労

ピンセットや歯ブラシを使ってトゲを抜き、管足と呼ばれる無数の細かい足を取り除いていきます。
「くさいくさい」と言いながらも熱中するあまり、顔がウニにどんどん近づいていました。においにハッと気づいてまた離す、の繰り返し。ここでしっかりやらないと、生臭いぶんちんになってしまうようなので、みんなしっかり磨いていました。


慎重に石膏を流し込んで完成です

外側がきれいになったら、今度は中身。歯や内蔵を取り出したら、後は石膏を流し込んで完成です。
みんなの作品は、なかなかの出来映え。
はたして乾燥したときのにおいは、どうなっているのかが気になるところですね。