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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

第2回環境学習「海を知る! 竜串の海の生きものサンゴ編」

2009年07月03日
土佐清水
三崎小学校での2回目の環境学習「海を知る!~竜串の海の生きものサンゴ編~」を7月2日に行いました。

前回(http://chushikoku.env.go.jp/blog/ashizuri/a-tosashimizu/index.html)に引き続き、「海を知る」です。
今回の講師は、黒潮生物研究所の中地さん。内容は、サンゴを中心とした海の生きものについてです。
(財団法人黒潮生物研究財団 http://www.kuroshio.or.jp/

いつものなれた教室と言うこともあり児童の顔に緊張の色もなく、穏やかな雰囲気。
教卓の上に並ぶ様々なものに、昨年度授業を受けた5年生(現6年生)も教室をのぞきに来ていました。

まずは、海に棲む生きものについて。
海にいるたくさんの生きものが写ったいくつもの写真をヒントなしで子どもたちだけで分類していきます。その後みんなで答え合わせ。


海の生きものを仲間分け

子どもたちも大まかには生きものを知っているけれど、やはりイソギンチャクとサンゴの区別は難しかったようです。
「これは実は○○です。」の説明に驚く声が飛び交いました。
それでも写真をひっくり返したり拡大した写真を見たりして、見方を変えてみると何となく共通している部分を見いだすことができたようです。


サンゴの骨、ポリプのいた穴を観察

サンゴの骨を手にとり、ポリプの収まっていた穴をルーペで観察しました。
山の森が動物たちの棲み家になっているのと同じように、サンゴのまわりにもたくさんの種類の海の生きものがいます。
海の様々な生きもの同士のつながりを見ていくことで、サンゴは海にとって重要な役割を果たしていることを学びました。


最後にみんなで「サンゴ占い」をしました。
竜串の海の代表的なサンゴ12種類の特徴から、子どもたちを見てみると、的を射ていたようです。自分はどのサンゴかという説明を聞き終えた後、クラスのみんなも本人も性格がピッタリだったということに驚きました。授業終了のチャイムにもかまわず、大盛り上がりでした。

サンゴ占いで性格診断中

いろんな生きものがいるということは、それぞれに特徴や性格が違うということ。サンゴも私たちも同じです。
十人十色という言葉のようにこのクラスの一人一人が、これからどんどん自分の「色」をだしていってほしいものですね。