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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

三崎小学校5年生の環境学習、今年も始まりました

2009年06月29日
土佐清水
竜串自然再生事業の一環として、地元の小学校で環境学習を行っています。
それも今年で、4年目。
今年度の環境学習は、6月25日(木)に生徒数7名で幕開けしました。
年間テーマは、「ふるさと大好き~海を知る!川を知る!山を知る!~」です。「児童たちにとっては、現在進行形だからまだふるさとになっていないけれど、大人になってからもこの竜串を大切に想ってほしい」との願いが込められています。

第1回目のテーマは「~海を知る~竜串の海の生きもの魚編」、竜串地区にある水族館「足摺海洋館」にて行われました。
(高知県立足摺海洋館 http://www.a-sea.net/manbow/


みんなで大水槽の魚に餌やり

講師を担っていただいたのは、足摺海洋館の職員・浜田さん。

館内の中心にある高さ約6mの大水槽の上にあがり魚の餌やり体験をした後、職員ダイバーによるサメの餌やりを見学しました。
手から直接サメの口に餌を与えている姿を見ながら「まれに咬まれてしまうこともあるんだよ」という話に、先生を含めみんなが「ひぃぇ~・・・」と。
実際に直接触ることができるタッチングプールでは、魚のサイズが小さいからかおそれることなく触れていました。


職員ダイバーの手から餌を直接サメの口へ


水族館の要であるバックヤード見学では、水族館の仕組みについて学びました。
海水を管理しているポンプや濾過装置の説明を聞いたり、みんな一生懸命メモをとっています。

また、特別にこれからデビューを控えている魚たちを見たり、網にかかったサメの冷凍個体などをみせていただきました。
サメと聞いたとたん児童たちは、ややおっかなびっくりでしたが、よく耳にする「サメ肌」の話を聞きながら実際にどんなものなのか直接さわってみるという経験をしました。


サメ肌って・・・

それぞれの水槽にいる魚をもとに、竜串の海にいる様々な生きものを学んで、まず「ふるさとの海を知る」第一歩です。