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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

大岐海岸の花々

2009年04月17日
土佐清水
はじめまして。
この4月から土佐清水自然保護官事務所にてアクティブレンジャーを勤める新堀です。
四国西南端の町“土佐清水”より足摺宇和海国立公園の出来事を私の観点からお伝えしていきますので、よろしくお願いいたします。

近頃は、山の色合いも新緑の萌黄色から刻々と落ち着いた色になってきました。先日、大岐海岸へ行ってきました。
南北に約1.5km延びた長い浜にでると、4月といえども晴れた日は、日差しがすでに初夏を思わせるほどです。


大岐海岸

それに沿うように、駐車場と浜の間にはこんもりとした林があります。元々は防風林・防潮林としてのマツ林だったようですが、現在はほとんど枯れてなくなり広葉樹林になっています。
マツ林に守られながら、山からの種やいろんなものが運ばれ定着して成長していったのでしょうか。今は、立派な木々が立ち並び森を思わせるものです。


大岐海岸の林

その中に、ちょっとした遊歩道があるのを皆さんはご存じですか。
一目散に浜を目指すのもよいですが、たまにはその手前の遊歩道散策もまた違った楽しみ方のひとつ。

地味なもの、目立つもの、様々な色や形をした木や草の花々が、この時期から私たちを楽しませてくれます。
背の高い木の花を見つけるのは難しいかもしれませんが、浜風の影響で低木になってしまっているものも多いので、目先で咲いている花もあります。
浜にも林内にも小さな花々が咲きはじめています。
どこからともなく甘い香りが漂ってきたり、色が飛び込んできたりするので探してみてくださいね。


アキグミ