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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

しまなみ海道誕生10の彩り再発見・岩城SAKURAコース

2009年04月10日
松山
 こんにちは、松山ARの永田です。
 今年は広島・愛媛の島々を結ぶ、しまなみ海道(西瀬戸自動車道)が
開通して10周年。各地で様々な催しが企画されています。
 今治地方観光ボランティアガイドの会が主催する、“しまなみ海道誕生10の彩り再発見”。
4月8日には、第2彩’岩城SAKURAコース’として愛媛県上島町・岩城島の
積善山トレッキングが実施され、私も参加してきました。
 岩城島の中央に位置する標高約370mの積善山は、道路沿いに植えられた
ソメイヨシノと、山肌のヤマザクラで、春は遠方からもわかるほど、
山が桜色に包まれる桜の名所です。
(2年前の4月5日の日記でもご紹介しました→「花だより -上島町岩城島- 」 http://chushikoku.env.go.jp/blog/2007/04/05/index.html)


 今治港から高速船に乗り込み、一時間弱で岩城島へ。
さぁ、あの正面の山ですよ、頂上目指して頑張りましょう(私が…)。
 当日は汗ばむほどの陽気。出発からまもなく、皆さん上着をどんどん
脱いで、額を拭いながら歩みを進めました。


 山頂付近にはパラグライダーの発着場があります。飛んでいる現場には
遭遇したことがありませんが、非常に眺めの良いポイントです。
疲れた足を休めて、しばしうっとり。。


 およそ1時間半程で山頂へ。
 この日は春霞がかかり、瀬戸内の春の代表的な景色、海と空と島々が
溶け合い、淡い水色と桜色が混ざり合った幻想的な絵画のような景色でした。
今年は、桜の開花が非常に早かったため、実施日までに散ってしまうのでは…
と、桜を目的にしたどこのイベントも心配していたことでしょう。松山では、
散り始めたところですが、島は気象の関係か、少し時期が遅れるようで、
今回は丁度!満開の桜が楽しめました。

 山頂の展望台には、他にもたくさんのお客様がいらっしゃいました。
暑いくらいの絶好のお天気の中、絶景を楽しみながらのお弁当です。
後半戦は足取りも重くなってしまいましたが、日頃山歩きをされる方が多く、
皆さん、元気・元気で、他にも島の魅力を色々案内していただき、
島を満喫されていました。

 ツツジの花も咲き始め、陽気に誘われ外へ出かけたくなる季節です。
今治地方観光ボランティアガイドの会が主催、(社)今治地方国立公園協会
(今治地方観光協会)が共催している
「しまなみ海道10周年記念 しまなみ海道誕生10の彩り再発見」
(公式ホームページ:http://www.oideya.gr.jp/shimanami_10th_anniversary.html
は市民で構成するガイドさんたちが、瀬戸内海国立公園をはじめとした、
瀬戸内の自然のとっておきの場所をいろいろな楽しみ方で案内してくださいます。
まだまだ知らない瀬戸内の魅力が満載、是非参加してみませんか?
中国四国地方環境事務所も後援しています。