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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

大山冬の自然観察会

2009年03月11日
米子
 3月8日に大山冬の自然観察会を開催しました!
今年は全国的に暖冬ということでしたが、大山はどうだったかというと・・・
3月1日に豪円山スキー場が、そして観察会の前日の3月7日に中の原、上の原スキー場が積雪不足のため今季の営業を終了しました。

 今回の自然観察会は冬の大山をスノーシューで歩きながら自然観察をしよう!というもの。
1月に下見を行ったときは十分な雪の量でしたが、
1週間前に講師のみなさんと下見を行ったときには路面が露出している箇所がちらほらと・・・。
当日までなんとかもつかな?と話していましたが、
前日の時点で当初予定していた治山道路から寂静山へ向かうコースは雪が溶け路面がほぼ露出した状態に。
このままでは『スノーシューで歩こう』が『スノーシューを持って歩こう』になってしまう!ということで、雪がまだ残っている大神山神社の辺りまで急遽コースを変更することになりました。

 路面の雪はかたく締まっていましたが、
意外に多くの動物の足跡が残っていました。
講師の方から足跡で動物の体重を見分ける方法の説明や、
大山の歴史の話などもあり、
普段では知ることのできない情報にみなさん興味深そうに聞き入っていました。
 また、歩いているとあちこちからたくさんの野鳥の声が。
「どこだ、どこだ。」「あっ、あそこにいる!」
と、みなさん目をこらして探していました。

講師の方からそれぞれの鳥の特徴を教えてもらいました。

 最後は治山道路から大神山神社の方に下り、
落葉した植物の見分け方の説明やヤマドリの足跡を観察しました。
みなさん下りではおそるおそると進んでいましたが、
最後の方は急傾斜をおしりで滑り降りてみたりとスノーシューを満喫されていました。
 
 雪が少なくどうなるかと思っていましたが、
みなさん「植物や動物などの新発見がいっぱいで楽しかった!」「また機会があったら参加したい。」と言ってくださりほっとしました。
 参加してくださったみなさん、講師・スタッフとして協力してくださったみなさん、本当にありがとうございました!


転けないように・・・、が次第におしりで滑り降りよう!と大胆に。