アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]
巨石がたたずむ -上島町・生名島-
2009年01月23日
松山
こんにちは、松山のARです。前回の弓削島に続き、愛媛県の最北、
上島町の島・生名島(いきなじま)をご紹介したいと思います。
さて、生名島の北部に位置する立石山には弥生時代から残るとされる巨石が
たくさんあり、町の文化財に指定されています。
山の東側のふもとには「メンヒル(巨石記念物)」と呼ばれる高さ7mほどの
巨石があり、弥生時代の祭祀の対象とした巨石文化の遺物と考えられています。
「メンヒル」と呼ばれる巨石
また、標高139mの立石山山頂の展望地の奥には、折り重なるように
配置された巨石群があり、周辺からは弥生時代の石器や土器片も多数
発掘されていることなどから、こちらも弥生時代の祭祀と軍事的防塞の
複合遺跡と考えられています。
立石山山頂の巨石群
お隣の岩城島・積善山や、今治市の伯方島・宝股山頂上部にも信仰対象と
されてきた巨石が残っています。よく信仰対象となる大きな樹木や石などの
自然物。いろいろな時代を超え、悠久の時をじっと過ごしてきたんであろう
相手に対面すると、畏敬の念を抱かずにはいられません。
弥生時代の人も同じような気持ちを抱いたのでしょうか。
立石山山頂からの眺望
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上島町は平成16年に、魚島村・生名村・岩城村・弓削町の離島同士の
4ヶ町村が合併した町で、瀬戸内海のほぼ真ん中に位置し、
大小様々な島からなっています。
現在、上島町の島々へは他のところから架橋がなく、本州・四国側からは
船を利用してアクセスすることになります。
上島町の島・生名島(いきなじま)をご紹介したいと思います。
さて、生名島の北部に位置する立石山には弥生時代から残るとされる巨石が
たくさんあり、町の文化財に指定されています。
山の東側のふもとには「メンヒル(巨石記念物)」と呼ばれる高さ7mほどの
巨石があり、弥生時代の祭祀の対象とした巨石文化の遺物と考えられています。
「メンヒル」と呼ばれる巨石
また、標高139mの立石山山頂の展望地の奥には、折り重なるように
配置された巨石群があり、周辺からは弥生時代の石器や土器片も多数
発掘されていることなどから、こちらも弥生時代の祭祀と軍事的防塞の
複合遺跡と考えられています。
立石山山頂の巨石群
お隣の岩城島・積善山や、今治市の伯方島・宝股山頂上部にも信仰対象と
されてきた巨石が残っています。よく信仰対象となる大きな樹木や石などの
自然物。いろいろな時代を超え、悠久の時をじっと過ごしてきたんであろう
相手に対面すると、畏敬の念を抱かずにはいられません。
弥生時代の人も同じような気持ちを抱いたのでしょうか。
立石山山頂からの眺望
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上島町は平成16年に、魚島村・生名村・岩城村・弓削町の離島同士の
4ヶ町村が合併した町で、瀬戸内海のほぼ真ん中に位置し、
大小様々な島からなっています。
現在、上島町の島々へは他のところから架橋がなく、本州・四国側からは
船を利用してアクセスすることになります。