中国四国地方のアイコン

中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

秋の佐田岬

2008年09月12日
松山
 瀬戸内海と宇和海に挟まれた愛媛県の佐田岬半島。
その先端・佐田岬灯台へと続く、木々に囲まれた遊歩道を歩くと、
急潮の潮騒や鳥や虫たちの声が賑やかで、季節により様々な自然に出会うことができます。
今回は秋('08年9月11日)に出会えた風景をご紹介します。


遊歩道から見える瀬戸内海とセンニンソウの白い花

 一面のお花畑ではありませんが、道の脇にはひっそりと可憐な花々が咲いていました。

クズ、オオキツネノカミソリ、
ヤブランの仲間、ヤブツバキの実(花は、もう少し先…)

もうじき、ツワブキの花が咲き始めます。

 また、今回は珍しい(?)散策者が。
 灯台からの帰りの上り坂、ガサッと音がするので、すれ違う人かと思って顔を上げてみると。

ん!?
 …イノシシでした。

 しばし目が合ったあと、幸い静かに立ち去りました(写真は去り際の後ろ姿)。
 保護官や、あとから話した人からは「おとなしかったから良かった」、
「イノシシは突進してくるから気をつけなよ」などと言われましたが、どう気をつければいいものやら。

 調べてみると、イノシシに出会ったときは騒いだりして刺激しない、
突進してきたら横にかわす、木に登る、などなど…。心構えがいるようです。
住宅街や畑、はたまた海をも泳いで渡るたくましい動物。
みなさんも出会ったときにはお気を付け下さい。