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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

ウォーキングイベント -大島編-

2007年06月08日
松山
こんにちは、松山ARの永田です。
梅雨入りを前に、水不足が危惧されるニュースを耳にするこの頃、雨が待ち遠しい気持ちになります。

先日、休暇村瀬戸内東予のウォーキングイベントの一環で、「愛媛歴史探訪ツアー 村上水軍と島四国」が愛媛県今治市の大島で行われました。またまた私も国立公園のPR方々同行させていただきましたので、大島の歴史的エピソードを交えてご報告します。

今回のツアーの目玉であった「村上水軍」と「島四国」って、ご存じでしょうか??

「村上水軍」とは戦国時代に、このあたりの激しい潮流と入り組んだ多島海の地形を利用し、海上の知識と技術で強い勢力を誇っていた代表的な一族のこと。本拠地が大島の北側に位置する能島にあったそうです。

「島四国」とは現在お遍路さんで知られる四国八十八カ所(本四国)になぞらえて、地理地形を合わせて島の中に八十八カ所の礼所が開創されたものだそうです。ちなみにこの大島の島四国、なんと今年で開創から200年の記念の年だそうです。

ツアーでは、現地の方の素敵な案内のもと四国の数カ所の礼所を参り、水軍ゆかりの場所を潮流体験船で巡りました。

礼所にて。背景にはしまなみ海道や来島海峡が見えます。

大島の島四国は本四国とは違い、住職さんが在住するのが八十八カ所のうち四ヶ寺で、ほとんどの礼所が周辺の方々によって手入れされているそうです。今回は住職さんがいらっしゃるお寺もお参りし、お説法をうけることができました。


また、地元漁協が運営する潮流の体験船(今年から原則毎日運行しているそうです)では、かつて水軍が活躍した舞台である海上で周囲の島々に残る史跡の解説を聞きながら、「船折瀬戸」と呼ばれる海峡などの激しい潮流を体感することができます。見事な操船技術の船長さんが、かつての水軍の子孫かも?!と思うとこれまた夢も膨らみます。

船のエンジンを止めると、複雑で激しい潮流のため船体がぐるぐる回りながら流されました。

渦巻く潮流は最大9ノット(約17km/時)の速さ。潮の干満の差が大きいときほど激しい潮流になります。

大島では美しい景色に出会えることに加え、様々な歴史を重ね合わせてみると、また違った瀬戸内海の顔を発見することができます。是非一度訪ねてみてくださいね。