2011年3月
10件の記事があります。
2011年03月25日屋島南・北嶺を歩こう!
瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ
ついこの間まではポカポカ陽気だったのに、この寒さ・・・。
桜の開花はいつになるのでしょうか。
そんな中、瀬戸内海国立公園制定日である3月16日に香川県主催のウォーキングイベント「屋島南・北嶺を歩こう」が開催されました。
昨年に引き続きの行事ですが、今年は距離を拡大し南嶺も歩きます。
南嶺では、屋嶋城城門の復元作業が行われており、それについての説明も今回の行事で聞けるという歴史好きにも楽しめる内容。
朝、冷たい風の吹く中、準備体操を念入りにして出発!
昨年同様、浦生(うろ)の鴨羽神社を横切り、古道を歩きます。
ここは整備されている歩道と違って、「山道」という雰囲気が楽しめるので、歩き慣れた人にオススメ!ただ、目印はピンクのテープのみ。

冷たい強風でしたが、林の中なので平気です。
1時間弱で南嶺・お茶屋さん桃太郎前に到着。
ここも眺めがいいのですが・・・生憎の曇り空で霞んでいました。
その後、展望地「獅子の霊厳」、屋島寺を抜け屋嶋城門跡に到着。
ここで高松市教育委員会文化財課 山元さんから説明を受けます。

屋島は7世紀中期、唐・新羅連合軍からの防衛拠点として築かれた古代山城。
日本書紀には、文献として一文だけ残っており、1922年、1984年に石塁跡や石塁遺構が発見されましたが、実在を示す決定的なものにはならず幻と言われていました。
が、古代山城を研究してきた平岡さんが遍路道に近い場所で、高さ5m近くの石垣を発見したことで、本格的な調査が始まったのです。
現在、大規模な復元作業が行われている城門跡で、断面模型や実際重機を使って作業している現場を見ながら説明を受けるのは、なかなかないと思います。みなさんからも次々と質問が飛び出していました。

そして、今は廃止になっているロープウェー駅を経由し、隠れた展望地「冠ヶ嶽」へ。ここは私も初めての場所で、市街地が一望できるなかなかの場所でした。
お昼休憩は北嶺広場で。
が、何やら白いものがヒラヒラと・・・。雪!!
みんな、この寒さにじっとしていられず、ご飯を食べてすぐ出発。

寒い中でも、林先生のウバメガシの解説はアツいです。
今は湿地になっている「千間堂跡」~抜群の眺めを誇る「遊鶴亭」へと。
そこからは少し岩場になっている歩道を進み、長崎の鼻に到着です。
ここの浜でビーチクリーンです。
潮の関係で、かなりの漂着ゴミが流れ着くこの場所。
可燃・不燃を拾う組に分かれて、みんなで拾います。本当は裸足になって砂を感じながら、ビーチウォークもする予定でしたが、強風の影響で波が高いため中止しました。

拾い始めると夢中になり、何回か声をかけないと戻ってこない参加者も。
この後、元気YASHIMAを創ろう会のみなさんが飴湯でお接待。
ここで体の中と外が一気に温まり、顔がほころびます。
創ろう会のみなさん、寒い中準備ありがとうございました!

短時間でしたが、集めたゴミはこんなに!
予定では未舗装のルートで行く所もありましたが、天候の問題でやむなく断念することも。しかし、終わった後はみなさん満足顔でした。
講師・林先生のお話は面白く、あまり知られていない歴史についても学ぶことができ、充実した1日だったのではないでしょうか。
春はそこまで。
ヤマザクラが咲き、レンギョウやツツジが後を追って咲き始め、野鳥のさえずりも聞こえてくるでしょう。
のんびりと散策して、五感を使って春を感じてみてはいかがでしょうか。
桜の開花はいつになるのでしょうか。
そんな中、瀬戸内海国立公園制定日である3月16日に香川県主催のウォーキングイベント「屋島南・北嶺を歩こう」が開催されました。
昨年に引き続きの行事ですが、今年は距離を拡大し南嶺も歩きます。
南嶺では、屋嶋城城門の復元作業が行われており、それについての説明も今回の行事で聞けるという歴史好きにも楽しめる内容。
朝、冷たい風の吹く中、準備体操を念入りにして出発!
昨年同様、浦生(うろ)の鴨羽神社を横切り、古道を歩きます。
ここは整備されている歩道と違って、「山道」という雰囲気が楽しめるので、歩き慣れた人にオススメ!ただ、目印はピンクのテープのみ。
冷たい強風でしたが、林の中なので平気です。
1時間弱で南嶺・お茶屋さん桃太郎前に到着。
ここも眺めがいいのですが・・・生憎の曇り空で霞んでいました。
その後、展望地「獅子の霊厳」、屋島寺を抜け屋嶋城門跡に到着。
ここで高松市教育委員会文化財課 山元さんから説明を受けます。
屋島は7世紀中期、唐・新羅連合軍からの防衛拠点として築かれた古代山城。
日本書紀には、文献として一文だけ残っており、1922年、1984年に石塁跡や石塁遺構が発見されましたが、実在を示す決定的なものにはならず幻と言われていました。
が、古代山城を研究してきた平岡さんが遍路道に近い場所で、高さ5m近くの石垣を発見したことで、本格的な調査が始まったのです。
現在、大規模な復元作業が行われている城門跡で、断面模型や実際重機を使って作業している現場を見ながら説明を受けるのは、なかなかないと思います。みなさんからも次々と質問が飛び出していました。
そして、今は廃止になっているロープウェー駅を経由し、隠れた展望地「冠ヶ嶽」へ。ここは私も初めての場所で、市街地が一望できるなかなかの場所でした。
お昼休憩は北嶺広場で。
が、何やら白いものがヒラヒラと・・・。雪!!
みんな、この寒さにじっとしていられず、ご飯を食べてすぐ出発。
寒い中でも、林先生のウバメガシの解説はアツいです。
今は湿地になっている「千間堂跡」~抜群の眺めを誇る「遊鶴亭」へと。
そこからは少し岩場になっている歩道を進み、長崎の鼻に到着です。
ここの浜でビーチクリーンです。
潮の関係で、かなりの漂着ゴミが流れ着くこの場所。
可燃・不燃を拾う組に分かれて、みんなで拾います。本当は裸足になって砂を感じながら、ビーチウォークもする予定でしたが、強風の影響で波が高いため中止しました。
拾い始めると夢中になり、何回か声をかけないと戻ってこない参加者も。
この後、元気YASHIMAを創ろう会のみなさんが飴湯でお接待。
ここで体の中と外が一気に温まり、顔がほころびます。
創ろう会のみなさん、寒い中準備ありがとうございました!
短時間でしたが、集めたゴミはこんなに!
予定では未舗装のルートで行く所もありましたが、天候の問題でやむなく断念することも。しかし、終わった後はみなさん満足顔でした。
講師・林先生のお話は面白く、あまり知られていない歴史についても学ぶことができ、充実した1日だったのではないでしょうか。
春はそこまで。
ヤマザクラが咲き、レンギョウやツツジが後を追って咲き始め、野鳥のさえずりも聞こえてくるでしょう。
のんびりと散策して、五感を使って春を感じてみてはいかがでしょうか。
2011年03月18日〔グリーンワーカー事業〕篠山の防鹿試験柵設置
足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子
毎年行われている篠山のグリーンワーカー事業。
なかなかササの回復が進みません。
ササが地表を覆っているものの、未だに背丈が伸びていない篠山です。
今年度は、防鹿試験柵を設置しました。
柵の囲いサイズは、4m×4m。

防鹿試験柵設置作業中の様子


アケボノツツジをぐるっと囲んだところや斜面、尾根などの環境の違う3箇所に設置しました。
また地元団体により、お馴染みの歩道のコモ敷きも行われています。

コモ敷き
微量ではありますが着実にササは地表を覆いつつあります。
まだ基礎の基礎といったところでしょうか。
焦らずじっくりゆっくり生長し、以前のような姿になることを期待したいですね。
とはいえ、少しでも早い回復はうれしい限りです。
そのためにも地元の方々とも協力して防鹿柵の見回り等の強化をする必要があると感じます。
なかなかササの回復が進みません。
ササが地表を覆っているものの、未だに背丈が伸びていない篠山です。
今年度は、防鹿試験柵を設置しました。
柵の囲いサイズは、4m×4m。
防鹿試験柵設置作業中の様子
アケボノツツジをぐるっと囲んだところや斜面、尾根などの環境の違う3箇所に設置しました。
また地元団体により、お馴染みの歩道のコモ敷きも行われています。
コモ敷き
微量ではありますが着実にササは地表を覆いつつあります。
まだ基礎の基礎といったところでしょうか。
焦らずじっくりゆっくり生長し、以前のような姿になることを期待したいですね。
とはいえ、少しでも早い回復はうれしい限りです。
そのためにも地元の方々とも協力して防鹿柵の見回り等の強化をする必要があると感じます。
2011年03月17日季節のクラフト教室~お花炭づくり~
瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ
今年度最後のクラフト教室は、根強い人気の「お花炭づくり」
簡単にでき、飾ると風流な空間にしてくれる鑑賞炭をつくります。
昔から炭には、浄化作用、ミネラル補給、脱臭、土壌を豊かにするといった効果があります。
しかし、鑑賞炭は竹炭などのように完全に炭化していないので、これらの効果はほぼ無いそうです。炊飯時に竹炭と同じように鑑賞炭を使うと・・・大変なことになるので注意してください。
蓋の隅に穴を開けたスチール缶に、好きな材料を重ならないように並べて、針金で蓋が開かないようにくくります。
材料も葉っぱのような柔らかいモノ、松ぼっくりやドングリのような固いモノは炭化するスピードが違うので、別々に分けて火にかけます。

材料を選んでいきます

コチラは固い材料で挑戦!

針金をしっかり巻いて

缶をいよいよ火にかけます。
パークボランティア(以下PV)さん達は顔を真っ赤にしながら、火の管理をしてくれました。本当にありがたい!
葉っぱのような柔らかいモノは3~5分。
松ぼっくりやドングリなどは10~15分。
各自で時間を計り、丁度いいと思ったらスタッフに声を掛け、缶を炉から降ろしてもらい、濡れ雑巾で冷やします。

じゅ~~!熱いから気をつけて!
急激に冷やすと中の材料がパリパリに割れてしまうし、冷やさないとそのまま燃え尽きてしまうので、この方法が一番いいですね。

さぁ、いよいよ針金を外します!ドキドキ・・・

じゃーーん☆できたーー!!

見事に炭化しました。
最初はなかなか時間配分が分からず、生焼けだったり、燃え尽きてしまったりしましたが、慣れてくると上手く炭化できるようになりました。
完成すると、みんな相当うれしかったようで、蓋や針金を忘れて行ったりと舞い上がっている人がいっぱいでした。
あんなに喜んでくれると、見ているこっちも嬉しくなります!

最後に発表会をして、みんなの作品を鑑賞
今回の参加者は初めての方が多く、「私にもできますか?」と少し不安がっていましたが、出来上がるとそんなことはどこかへ行ってしまったようです。
お花炭は自宅でもできる簡単クラフトなので、講師の西本さんにしっかりとコツを聞いて帰って行きました。
クラフト教室は少しの間、お休みします。
ですが、リピーターさんも増え、地元に根付いてきた教室。
次回開催を早くみなさまにお知らせできるようにしますので、少しの間お待ち頂ければ幸いです。
そして、今まで五色台で自然解説やクラフト教室等で活躍してきた、インタープリターの水沼が今月3月16日をもって、ビジターセンターを卒業することになりました。
ARになって右も左も分からなかった私にいろんなコトを教えていただき、一緒に五色台を盛り上げて行こう!と頑張ってきた大切なスタッフの一人です。
今まで本当にありがとうございました!!
来年度からは、後任の方と一緒に水沼が築いてくれたことを守り、五色台を今まで以上にさらに盛り上げ、そして「五色台に遊びに行きたい!」と言ってもらえるような場所にしていきたいと思います。
簡単にでき、飾ると風流な空間にしてくれる鑑賞炭をつくります。
昔から炭には、浄化作用、ミネラル補給、脱臭、土壌を豊かにするといった効果があります。
しかし、鑑賞炭は竹炭などのように完全に炭化していないので、これらの効果はほぼ無いそうです。炊飯時に竹炭と同じように鑑賞炭を使うと・・・大変なことになるので注意してください。
蓋の隅に穴を開けたスチール缶に、好きな材料を重ならないように並べて、針金で蓋が開かないようにくくります。
材料も葉っぱのような柔らかいモノ、松ぼっくりやドングリのような固いモノは炭化するスピードが違うので、別々に分けて火にかけます。
材料を選んでいきます
コチラは固い材料で挑戦!
針金をしっかり巻いて
缶をいよいよ火にかけます。
パークボランティア(以下PV)さん達は顔を真っ赤にしながら、火の管理をしてくれました。本当にありがたい!
葉っぱのような柔らかいモノは3~5分。
松ぼっくりやドングリなどは10~15分。
各自で時間を計り、丁度いいと思ったらスタッフに声を掛け、缶を炉から降ろしてもらい、濡れ雑巾で冷やします。
じゅ~~!熱いから気をつけて!
急激に冷やすと中の材料がパリパリに割れてしまうし、冷やさないとそのまま燃え尽きてしまうので、この方法が一番いいですね。
さぁ、いよいよ針金を外します!ドキドキ・・・
じゃーーん☆できたーー!!
見事に炭化しました。
最初はなかなか時間配分が分からず、生焼けだったり、燃え尽きてしまったりしましたが、慣れてくると上手く炭化できるようになりました。
完成すると、みんな相当うれしかったようで、蓋や針金を忘れて行ったりと舞い上がっている人がいっぱいでした。
あんなに喜んでくれると、見ているこっちも嬉しくなります!
最後に発表会をして、みんなの作品を鑑賞
今回の参加者は初めての方が多く、「私にもできますか?」と少し不安がっていましたが、出来上がるとそんなことはどこかへ行ってしまったようです。
お花炭は自宅でもできる簡単クラフトなので、講師の西本さんにしっかりとコツを聞いて帰って行きました。
クラフト教室は少しの間、お休みします。
ですが、リピーターさんも増え、地元に根付いてきた教室。
次回開催を早くみなさまにお知らせできるようにしますので、少しの間お待ち頂ければ幸いです。
そして、今まで五色台で自然解説やクラフト教室等で活躍してきた、インタープリターの水沼が今月3月16日をもって、ビジターセンターを卒業することになりました。
ARになって右も左も分からなかった私にいろんなコトを教えていただき、一緒に五色台を盛り上げて行こう!と頑張ってきた大切なスタッフの一人です。
今まで本当にありがとうございました!!
来年度からは、後任の方と一緒に水沼が築いてくれたことを守り、五色台を今まで以上にさらに盛り上げ、そして「五色台に遊びに行きたい!」と言ってもらえるような場所にしていきたいと思います。
2011年03月15日宍道湖の野鳥調査
大山隠岐国立公園 松江 太田嘉和
以前の日記でも話題に上げましたが、松江のアクティブレンジャーは渡り鳥が渡ってくる冬場、毎月上・中・下旬と宍道湖の野鳥数調査をおこなっています。
今回の調査の時は、春が来たのかと錯覚してしまうようなぽかぽか陽気となりました。
ですが先週は雪も薄ら積もるくらいに寒い日もありました。
まさに三寒四温と言う言葉がぴったりくるような季節です。

マガン達は冬の田んぼ、そして道路も占領しています
渡り鳥の鴨達は最盛期の頃から比べてだいぶ少なくなってきました。
一番多かった時期は観測数2万羽を超えましたが、今回は鴨たちにとっても“お散歩日和”にもかかわらず、2千羽を切っていました。
白鳥達は今回は草地で餌をついばんでいました。
まるで大陸の草原地帯にでもいるような光景でした。
彼らの穏やかな様子を見ていると、人間達が鳥インフルエンザで騒いでいるのも、東北での大災害もうそのように思えるのですが・・・。

前回調査時は、泥に頸を突っ込んで餌を探していました
白い白鳥が顔中泥だらけにしている姿はちょっとユーモラスです
わたしの故郷は東北です。
幸いにも故郷は人も物も被害は少ない様です。
それでも店に食料品が無い、石油が手に入りにくい、物が入ってこないと友人達は言っています。
ましてや被災地の避難所で生活されている方、必死の救援活動をされている方、どれほど大変な思いをされている事でしょう。
いまだガレキの下で救助を求めている人がいるかもしれません。
凍てつく寒さの中で食料も無く孤立している方がいるかもしれません。
何とか生き抜いてほしいと願うばかりです。
この大災害に対して私が出来る事は何があるのでしょう。
私一人ではちっぽけな事しか出来ません。
それでもほんのわずかな力でも日本にいる全ての人が協力し合えば、きっと大きな力になるでしょう。
是非ともこの困難に日本の皆で助け合って、立ち向かっていきたいものです。

飛び立つマガンの群れ
今回の調査の時は、春が来たのかと錯覚してしまうようなぽかぽか陽気となりました。
ですが先週は雪も薄ら積もるくらいに寒い日もありました。
まさに三寒四温と言う言葉がぴったりくるような季節です。
マガン達は冬の田んぼ、そして道路も占領しています
渡り鳥の鴨達は最盛期の頃から比べてだいぶ少なくなってきました。
一番多かった時期は観測数2万羽を超えましたが、今回は鴨たちにとっても“お散歩日和”にもかかわらず、2千羽を切っていました。
白鳥達は今回は草地で餌をついばんでいました。
まるで大陸の草原地帯にでもいるような光景でした。
彼らの穏やかな様子を見ていると、人間達が鳥インフルエンザで騒いでいるのも、東北での大災害もうそのように思えるのですが・・・。
前回調査時は、泥に頸を突っ込んで餌を探していました
白い白鳥が顔中泥だらけにしている姿はちょっとユーモラスです
わたしの故郷は東北です。
幸いにも故郷は人も物も被害は少ない様です。
それでも店に食料品が無い、石油が手に入りにくい、物が入ってこないと友人達は言っています。
ましてや被災地の避難所で生活されている方、必死の救援活動をされている方、どれほど大変な思いをされている事でしょう。
いまだガレキの下で救助を求めている人がいるかもしれません。
凍てつく寒さの中で食料も無く孤立している方がいるかもしれません。
何とか生き抜いてほしいと願うばかりです。
この大災害に対して私が出来る事は何があるのでしょう。
私一人ではちっぽけな事しか出来ません。
それでもほんのわずかな力でも日本にいる全ての人が協力し合えば、きっと大きな力になるでしょう。
是非ともこの困難に日本の皆で助け合って、立ち向かっていきたいものです。
飛び立つマガンの群れ
2011年03月09日笠松山・世田山 ハイキング実施しました【イベント】
瀬戸内海国立公園 松山 永田清美
3月5日土曜日に「春をさがして 笠松山・世田山ハイキング」を
開催し、32名の方の参加をいただきました。
山登りブーム(?)も手伝ってか、たくさんの参加希望のご連絡を
いただき、多数お断りすることになってしまいました。
ご参加いただけなかった皆様、申し訳ありません。
また今後の行事でぜひ!
-------------------------------------------------
3月5日、この日のために用意しました!というくらいの
絶好のお天気の中、ハイキングをすることができました。
みなさんの準備も元気もバッチリ。
準備体操をしてゆったりスタートです。
まずは、山の麓にある古墳群を、講師の解説を聞きながら見学です。

たくさんの古墳群が点在する野々瀬古墳群

狭い入口の古墳の石室にも、みなさん興味津々です。
(中には結構大きな空間があります)
そして、笠松山の遊歩道に入り、歩を進めると火災の跡地に
入っていきます。

火災から2年半経った笠松山。
まだまだ再生半ばです。
赤ちゃんマツなどを見つけながら、また、
植林の様子や火災が燃え広がらないように作った防火帯、
周囲の植物などの話を聞きながら、頂上へ向けて歩きます。
お昼ご飯は笠松山の広場で。
小休憩して世田山へ向けて出発です。

笠松山からは今治市の街並みや瀬戸内海の島々
世田山と笠松山の一帯は南北朝時代の「世田山城趾」だったという解説も
聞きながら景色を眺め、当時の様子に思いを馳せました。

笠松山から一度谷へ下りて、また急な階段を登る!

世田山からは西条市の街や田園風景、背景には石鎚連峰が。
笠松山357m、世田山339mと、そんなに高い山ではないのですが、
瀬戸内海、周囲の街並み、田園風景、石鎚連峰を見渡せる絶景に
みなさん感嘆の声が。
好天も手伝って、本当に気持ちがよかったです。
急な寒の戻りもあり、開催前は天候を心配しましたが、
朝は少し寒かったものの本当に良い天気になり、
またケガなどもなく、参加者全員の皆様に
約7kmのハイキングを楽しんでいただくことができました。
みなさま、おつかれさまでした!
開催し、32名の方の参加をいただきました。
山登りブーム(?)も手伝ってか、たくさんの参加希望のご連絡を
いただき、多数お断りすることになってしまいました。
ご参加いただけなかった皆様、申し訳ありません。
また今後の行事でぜひ!
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3月5日、この日のために用意しました!というくらいの
絶好のお天気の中、ハイキングをすることができました。
みなさんの準備も元気もバッチリ。
準備体操をしてゆったりスタートです。
まずは、山の麓にある古墳群を、講師の解説を聞きながら見学です。

たくさんの古墳群が点在する野々瀬古墳群

狭い入口の古墳の石室にも、みなさん興味津々です。
(中には結構大きな空間があります)
そして、笠松山の遊歩道に入り、歩を進めると火災の跡地に
入っていきます。
火災から2年半経った笠松山。
まだまだ再生半ばです。
赤ちゃんマツなどを見つけながら、また、
植林の様子や火災が燃え広がらないように作った防火帯、
周囲の植物などの話を聞きながら、頂上へ向けて歩きます。
お昼ご飯は笠松山の広場で。
小休憩して世田山へ向けて出発です。

笠松山からは今治市の街並みや瀬戸内海の島々
世田山と笠松山の一帯は南北朝時代の「世田山城趾」だったという解説も
聞きながら景色を眺め、当時の様子に思いを馳せました。

笠松山から一度谷へ下りて、また急な階段を登る!

世田山からは西条市の街や田園風景、背景には石鎚連峰が。
笠松山357m、世田山339mと、そんなに高い山ではないのですが、
瀬戸内海、周囲の街並み、田園風景、石鎚連峰を見渡せる絶景に
みなさん感嘆の声が。
好天も手伝って、本当に気持ちがよかったです。
急な寒の戻りもあり、開催前は天候を心配しましたが、
朝は少し寒かったものの本当に良い天気になり、
またケガなどもなく、参加者全員の皆様に
約7kmのハイキングを楽しんでいただくことができました。
みなさま、おつかれさまでした!
2011年03月09日鳴門公園 苗木を植樹しよう!
瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ
寒さが舞い戻ってきた先週、自然公園財団鳴門支部主催の
ウバメガシの苗木植樹が行われました。
3年生の時に鳴門公園でドングリを拾い育て、6年生の卒業間近になった頃、再びここを訪れ、植樹するという今年度で12回目の行事。
みんな自分で育てた苗木を持って、いざ鳴門山へ!
ここで植木鉢から苗木を取りだす方法を教えてもらい、歩道脇のあらかじめ財団職員の方が穴を開けてくれた場所へ移動します。
教えてもらった通り、植木鉢から苗木を取りだそうとしますが、元気にすくすく育った苗木は根が植木鉢の下へも伸びており、なかなかの苦戦。

こうやって傷めないように取りだそう。

よーし、植えるぞ~

土をかぶせて、ある程度固めます。

植わった苗木はこのとおり。
元気に大きくなって、いっぱいドングリを実らせてね。
この後は、公園内の色んな植物や野鳥、昆虫の観察会。
この時期になると、鳴門はさまざまな渡り鳥がやってくる絶好のポイント。
3月上旬からはハイタカやノスリ、サシバの渡りが見られます。
この日はあいにくタカ類の渡りを見ることはできませんでしたが、通年見られるトビや冬鳥のユリカモメ、ウミネコは見ることができました。

こちらは歩道脇の植物の観察。
この後、植物観察しながら千畳敷を経由して駐車場へ戻り、みんなケガなく小学校へと帰って行きました。
朝から雪が吹雪く、3月とは思えない!寒さの中でしたが、みんな心折れることなくよく頑張りました!!
中には高所恐怖症の子がいたり、虫が苦手な子がいたりしましたが、児童同士お互いが協力しながら、無事終えることができましたね。
大人になってまた鳴門山を訪れてもらい、「コレ自分が植えた木だ!」って言ってもらえると、一層鳴門への愛着が湧くと思います。
マツクイムシや台風による被害で植生が失われ、林地の荒廃が進むのを防ぐためにも、その地域に合った木の植樹は大切です。
この大切さを知り、さらに間伐や竹林整備などの森林環境を学ぶことで、植樹の重要さを知ることができるのではないでしょうか。
ウバメガシの苗木植樹が行われました。
3年生の時に鳴門公園でドングリを拾い育て、6年生の卒業間近になった頃、再びここを訪れ、植樹するという今年度で12回目の行事。
みんな自分で育てた苗木を持って、いざ鳴門山へ!
ここで植木鉢から苗木を取りだす方法を教えてもらい、歩道脇のあらかじめ財団職員の方が穴を開けてくれた場所へ移動します。
教えてもらった通り、植木鉢から苗木を取りだそうとしますが、元気にすくすく育った苗木は根が植木鉢の下へも伸びており、なかなかの苦戦。
こうやって傷めないように取りだそう。
よーし、植えるぞ~
土をかぶせて、ある程度固めます。
植わった苗木はこのとおり。
元気に大きくなって、いっぱいドングリを実らせてね。
この後は、公園内の色んな植物や野鳥、昆虫の観察会。
この時期になると、鳴門はさまざまな渡り鳥がやってくる絶好のポイント。
3月上旬からはハイタカやノスリ、サシバの渡りが見られます。
この日はあいにくタカ類の渡りを見ることはできませんでしたが、通年見られるトビや冬鳥のユリカモメ、ウミネコは見ることができました。
こちらは歩道脇の植物の観察。
この後、植物観察しながら千畳敷を経由して駐車場へ戻り、みんなケガなく小学校へと帰って行きました。
朝から雪が吹雪く、3月とは思えない!寒さの中でしたが、みんな心折れることなくよく頑張りました!!
中には高所恐怖症の子がいたり、虫が苦手な子がいたりしましたが、児童同士お互いが協力しながら、無事終えることができましたね。
大人になってまた鳴門山を訪れてもらい、「コレ自分が植えた木だ!」って言ってもらえると、一層鳴門への愛着が湧くと思います。
マツクイムシや台風による被害で植生が失われ、林地の荒廃が進むのを防ぐためにも、その地域に合った木の植樹は大切です。
この大切さを知り、さらに間伐や竹林整備などの森林環境を学ぶことで、植樹の重要さを知ることができるのではないでしょうか。
2011年03月07日第10回環境学習「校内発表で伝える!」三崎小学校
足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子
3月3日(木)に三崎小学校の校内発表会がありました。
総合学習などで一年間学んできたことを他の学年や保護者の前で発表するというものです。
各学年約15分間、練習の成果を発揮します。
1年生から順に発表していき、朗読や劇、縄跳びなど様々な発表がありました。
個性あふれる発表に会場からは笑いも多々あり。
当方が環境学習で関わっている5年生は、「ミソ造りで学んだダイズについて」と「環境学習について」の2部構成での発表でした。

一人一人堂々と発表
10回の環境学習を終え、各回で様々な講師との出会いの中で学んだことを
児童一人一人が写真や絵を見せながら発表しました。
お世話になった講師の方々に見ていただきたいものの、平日ゆえ出席が難しいのが残念なところです。
校長先生から成長したな~とコメントがでるほどの堂々とした姿でした!
この発表でひとまず今年度の環境学習のしめとなりますが、天候や諸事情により予定していた授業で幾つか実施できていないものがあります。
学年が変わるまでの残りわずかな隙間をねらって、補習授業ができるように調整していこうと思います。
総合学習などで一年間学んできたことを他の学年や保護者の前で発表するというものです。
各学年約15分間、練習の成果を発揮します。
1年生から順に発表していき、朗読や劇、縄跳びなど様々な発表がありました。
個性あふれる発表に会場からは笑いも多々あり。
当方が環境学習で関わっている5年生は、「ミソ造りで学んだダイズについて」と「環境学習について」の2部構成での発表でした。
一人一人堂々と発表
10回の環境学習を終え、各回で様々な講師との出会いの中で学んだことを
児童一人一人が写真や絵を見せながら発表しました。
お世話になった講師の方々に見ていただきたいものの、平日ゆえ出席が難しいのが残念なところです。
校長先生から成長したな~とコメントがでるほどの堂々とした姿でした!
この発表でひとまず今年度の環境学習のしめとなりますが、天候や諸事情により予定していた授業で幾つか実施できていないものがあります。
学年が変わるまでの残りわずかな隙間をねらって、補習授業ができるように調整していこうと思います。
2011年03月04日〈三本杭〉まだ春は遠い・・・
足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子
先日、高知と愛媛の県境に位置する鬼ヶ城山系の三本杭へ行ってきました。
山の春はまだ先のようです。
風も強く、木々も真っ白になっていました。

淡く白く霜が覆う三本杭の木々
土佐清水では、だいぶ暖かくなり春を感じますが、着々と夏に向かっていることを感じさせるような強い日射しの日さえあります。
その土佐清水から車で走ること約3時間、当国立公園で唯一標高1000m超えの山へ。
車で向かう途中から空気がヒンヤリ。
登山口に着き車から下りようとドアを開けた途端、感じた冷気に思わず「さぶっ!!」とドアを閉じてしまいました。
土佐清水とは、かなりの気温差、冬に逆戻りです。
防寒着に身を固め、意を決し登山道へ。寒いのもそのはず、歩道や斜面にはまだ残雪がありました。
今年の大寒波での積雪の重みで、折れた木々の無惨な姿が至る所で目に入りました。
木々の葉っぱも、膨らみ始めていたつぼみも、白くパリパリに凍っていました。

木も草もパリパリ
木々だけではありません。
ササ回復試験柵のネットが雪に埋もれ、それを支えるポールも完全にポッキリ。
グラスファイバー製のポールも大寒波の大雪には負けてしまった様子です。

雪の重みで痛々しい姿に・・・

頑丈なポールも同じくポッキリ
三本杭のササはというと、防鹿柵の効果が着々と現れているようで、秋に見たときよりもササの範囲が広がっているように感じました。
着々と土の露出面を減らしています。
(秋の三本杭 http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2010/10/21/index.html )
春が来ればもっと勢いを増して生長していくことでしょう。
今にも吹雪きそうな極寒の山頂でしたが、
下山するととても穏やかな日射しが注いでいました。
山の春はまだ先のようです。
風も強く、木々も真っ白になっていました。
淡く白く霜が覆う三本杭の木々
土佐清水では、だいぶ暖かくなり春を感じますが、着々と夏に向かっていることを感じさせるような強い日射しの日さえあります。
その土佐清水から車で走ること約3時間、当国立公園で唯一標高1000m超えの山へ。
車で向かう途中から空気がヒンヤリ。
登山口に着き車から下りようとドアを開けた途端、感じた冷気に思わず「さぶっ!!」とドアを閉じてしまいました。
土佐清水とは、かなりの気温差、冬に逆戻りです。
防寒着に身を固め、意を決し登山道へ。寒いのもそのはず、歩道や斜面にはまだ残雪がありました。
今年の大寒波での積雪の重みで、折れた木々の無惨な姿が至る所で目に入りました。
木々の葉っぱも、膨らみ始めていたつぼみも、白くパリパリに凍っていました。
木も草もパリパリ
木々だけではありません。
ササ回復試験柵のネットが雪に埋もれ、それを支えるポールも完全にポッキリ。
グラスファイバー製のポールも大寒波の大雪には負けてしまった様子です。
雪の重みで痛々しい姿に・・・
頑丈なポールも同じくポッキリ
三本杭のササはというと、防鹿柵の効果が着々と現れているようで、秋に見たときよりもササの範囲が広がっているように感じました。
着々と土の露出面を減らしています。
(秋の三本杭 http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2010/10/21/index.html )
春が来ればもっと勢いを増して生長していくことでしょう。
今にも吹雪きそうな極寒の山頂でしたが、
下山するととても穏やかな日射しが注いでいました。
2011年03月03日第14回瀬戸内エコツアー開催!@佐木島
瀬戸内海国立公園 広島 大髙下理恵
去る2月27日、
広島事務所では宮島PV主催公募観察会と
大久野島ビジターセンター主催瀬戸内エコツアーを開催する予定でした。
延期予定がなかったため、何が何でも晴れてもらわないと!と思っていましたが、
日が近づくにつれ、降水確率30%→50%→70%と上がり・・
6年間雨天中止がなかったエコツアーもついに中止か!?
と思いましたが、当日の佐木島は青空の見える快晴となり、
この度も無事開催することができました。
佐木島(さぎしま)は三原市内と因島、高根島の間に浮かぶ
周囲約12キロの自然豊かな島です。
佐木島を愛するボランティアガイドのみなさんご協力のもと、
島内の文化財や歴史、また太平山(267.5m)への道のりを案内していただきました。
海の中にあるという珍しい地蔵さんを見た後、
みかん畑を抜け、いざ太平山へ。
ここは瀬戸内!?というくらいの急勾配で最後は頂上に一直線!
たいへん登り甲斐のある道のりでした。

[県重要文化財 麿崖和霊(まがいわれい)石地蔵]
頂上では、東西南北に多島海美が臨め、
大久野島も見ることができました。

[多島海を眺めながらお昼ご飯]
昼食後は「国立公園について」少しお話しをさせていただきました。
「どこの国立公園を知っていますか?」の質問に
尽かさず出たのが「瀬戸内海国立公園!」
「瀬戸内海国立公園はどこがありますか?」の質問には
「・・・う~ん」
宮島や大久野島、野呂山の他、海全体が国立公園に指定されていること、
自然を後世に引き継ぐためにできた制度であること、
国立公園と国定公園の違いなどについて解説。
みなさんに普段あまり目を向けることのない環境省の取り組みや国立公園について、関心を持っていただくことができたのではないかと思います。
そして、下山後は長浜でクリーンアップ活動を行いました。
一見きれいな砂浜に見るのですが・・

集めてみるとかなりの漂着ゴミが!
その殆どがプラスチックなどの石油製品でした。

ゴミを海に捨てなければ漂着ゴミはなくなるのか?
実はゴミの多くは磯にひっかかった釣り具や
台風などで吹き飛んだカキ筏などの漁業用具、
風に飛ばされたゴミが川に流され海岸に漂着することもあります。
私たちの生活や景観に害を及ぼすほか、
ウミガメがビニール袋をクラゲと間違えて食べてしまったり、
釣り糸が絡まり死んでしまう海鳥もいます。
永遠に残り続けてしまう石油製品は生き物にとって脅威ですが、
私たちが一つでも多くの漂着ゴミを拾うことによって、
多くの生き物が命拾いをしたのではないかと思います。
最後に島の方々が物産展を開いてくださり、
やっさ踊りで見送ってくださいました。
佐木島のみなさん、ありがとうございました!
そして、参加者のみなさん、
登山後の海岸清掃たいへんお疲れ様でした!!

[登山下山ともかなりの急勾配!]

[佐木島のみなさん、お世話になりました!]
広島事務所では宮島PV主催公募観察会と
大久野島ビジターセンター主催瀬戸内エコツアーを開催する予定でした。
延期予定がなかったため、何が何でも晴れてもらわないと!と思っていましたが、
日が近づくにつれ、降水確率30%→50%→70%と上がり・・
6年間雨天中止がなかったエコツアーもついに中止か!?
と思いましたが、当日の佐木島は青空の見える快晴となり、
この度も無事開催することができました。
佐木島(さぎしま)は三原市内と因島、高根島の間に浮かぶ
周囲約12キロの自然豊かな島です。
佐木島を愛するボランティアガイドのみなさんご協力のもと、
島内の文化財や歴史、また太平山(267.5m)への道のりを案内していただきました。
海の中にあるという珍しい地蔵さんを見た後、
みかん畑を抜け、いざ太平山へ。
ここは瀬戸内!?というくらいの急勾配で最後は頂上に一直線!
たいへん登り甲斐のある道のりでした。

[県重要文化財 麿崖和霊(まがいわれい)石地蔵]
頂上では、東西南北に多島海美が臨め、
大久野島も見ることができました。
[多島海を眺めながらお昼ご飯]
昼食後は「国立公園について」少しお話しをさせていただきました。
「どこの国立公園を知っていますか?」の質問に
尽かさず出たのが「瀬戸内海国立公園!」
「瀬戸内海国立公園はどこがありますか?」の質問には
「・・・う~ん」
宮島や大久野島、野呂山の他、海全体が国立公園に指定されていること、
自然を後世に引き継ぐためにできた制度であること、
国立公園と国定公園の違いなどについて解説。
みなさんに普段あまり目を向けることのない環境省の取り組みや国立公園について、関心を持っていただくことができたのではないかと思います。
そして、下山後は長浜でクリーンアップ活動を行いました。
一見きれいな砂浜に見るのですが・・
集めてみるとかなりの漂着ゴミが!
その殆どがプラスチックなどの石油製品でした。
ゴミを海に捨てなければ漂着ゴミはなくなるのか?
実はゴミの多くは磯にひっかかった釣り具や
台風などで吹き飛んだカキ筏などの漁業用具、
風に飛ばされたゴミが川に流され海岸に漂着することもあります。
私たちの生活や景観に害を及ぼすほか、
ウミガメがビニール袋をクラゲと間違えて食べてしまったり、
釣り糸が絡まり死んでしまう海鳥もいます。
永遠に残り続けてしまう石油製品は生き物にとって脅威ですが、
私たちが一つでも多くの漂着ゴミを拾うことによって、
多くの生き物が命拾いをしたのではないかと思います。
最後に島の方々が物産展を開いてくださり、
やっさ踊りで見送ってくださいました。
佐木島のみなさん、ありがとうございました!
そして、参加者のみなさん、
登山後の海岸清掃たいへんお疲れ様でした!!
[登山下山ともかなりの急勾配!]
[佐木島のみなさん、お世話になりました!]


年度の変わり目、たびたび桜の写真の日記を掲載してきましたが、
つい、毎年撮ってしまう桜。
今年も、桜が咲き始めました。
大きな震災があり、未だその影響は大きく、時が止まってしまったような
気持ちになっていましたが、春はかわらずやってくるんですね。
私はというと、松山で最後の春を迎えようとしています。
4年半もの長い間でしたが、なんだかあっという間のことだったように感じます。
様々な方と出会い、未熟な所をたくさん助けていただきました。
色々な生き方、考え方があるのだなぁと知り、
自分自身についてもいろいろ考えるきっかけを与えていただきました。
愛媛での多くの人との繋がりに感謝の気持ちでいっぱいです。
そして瀬戸内海の自然の面白さ、様々な表情を持つ美しさに出会いました。
それをいろいろな方に伝えたいと思って、これまで活動してきましたが、
十分、伝え切れていなかったところもあるかと思います。
松山は離れてしまいますが、そういった自然の魅力を今後も伝えていけたらと
思います。
お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。
4月からは、後任のARが新たな風を吹かしてくれることかと思います。
後任ともども、今後ともどうぞよろしくお願いします。