2010年10月
15件の記事があります。
2010年10月08日日本のいのち、つないでいこう! COP10まで10日前
大山隠岐国立公園 米子 米田美里
大山の秋の花“マツムシソウ”
【マツムシソウ目 マツムシソウ科 マツムシソウ属】
この時期、大山にたくさん咲いているかわいらしい薄紫の花があります。
大山周辺では特に桝水原と鏡ヶ成で見ることができます。
マツムシソウは山野の草原に生える2年草です。
名前の由来はマツムシの鳴く頃に咲くので『マツムシソウ』になった、というのが一般的です。
花の形を見てみると、キク科の花のように小さな花がたくさん集まって咲いています。

◎マツムシソウ:つぼみ状態。プツプツしたのはすべてつぼみです。

◎外側のつぼみから咲いていきます。

◎満開状態。外側についている花が大きく、特徴的です。
このマツムシソウ、かつて桝水原が牧草地として利用されていた頃には
多くの群落があったそうです。
しかし、戦後になり牧草地利用がされなくなると
それまで採草によって維持されてきた生態系が変わり、
さらには心ない人たちによる盗掘が絶えず数が激減してしまいました。
そのため、マツムシソウがたくさん咲いていたかつての風景に戻そうと
桝水原では毎年、地元の学校、自治会によるマツムシソウの植栽活動が行われています。

◎地元の高校生による今年の植栽作業の様子(10月8日)。雨の中みなさん丁寧に作業していました。
草原から森林へと環境や生態系が変化していくことはある意味自然の流れです。
でも、やはり昔から草原に親しんできた、そしてその風景を知っている人たちにとっては
草原の生態系こそが未来に残していきたい環境です。
森林には森林の生物多様性が、草原には草原の生物多様性が形成されています。
いろいろな環境、生態系が維持されることによってさまざまな生物多様性も維持されていくんですね。
生物多様性ホームページ
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
COP10日本政府公式ウェブサイト
http://www.cop10.go.jp/
COP10支援実行委員会公式ウェブサイト
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/
【マツムシソウ目 マツムシソウ科 マツムシソウ属】
この時期、大山にたくさん咲いているかわいらしい薄紫の花があります。
大山周辺では特に桝水原と鏡ヶ成で見ることができます。
マツムシソウは山野の草原に生える2年草です。
名前の由来はマツムシの鳴く頃に咲くので『マツムシソウ』になった、というのが一般的です。
花の形を見てみると、キク科の花のように小さな花がたくさん集まって咲いています。
◎マツムシソウ:つぼみ状態。プツプツしたのはすべてつぼみです。
◎外側のつぼみから咲いていきます。
◎満開状態。外側についている花が大きく、特徴的です。
このマツムシソウ、かつて桝水原が牧草地として利用されていた頃には
多くの群落があったそうです。
しかし、戦後になり牧草地利用がされなくなると
それまで採草によって維持されてきた生態系が変わり、
さらには心ない人たちによる盗掘が絶えず数が激減してしまいました。
そのため、マツムシソウがたくさん咲いていたかつての風景に戻そうと
桝水原では毎年、地元の学校、自治会によるマツムシソウの植栽活動が行われています。
◎地元の高校生による今年の植栽作業の様子(10月8日)。雨の中みなさん丁寧に作業していました。
草原から森林へと環境や生態系が変化していくことはある意味自然の流れです。
でも、やはり昔から草原に親しんできた、そしてその風景を知っている人たちにとっては
草原の生態系こそが未来に残していきたい環境です。
森林には森林の生物多様性が、草原には草原の生物多様性が形成されています。
いろいろな環境、生態系が維持されることによってさまざまな生物多様性も維持されていくんですね。
生物多様性ホームページ
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
COP10日本政府公式ウェブサイト
http://www.cop10.go.jp/
COP10支援実行委員会公式ウェブサイト
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2010年10月08日【日本のいのち、つないでいこう! COP10まで10日前】
瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ
観察すればするほど面白い奴・センチコガネ
【昆虫綱・コウチュウ(鞘翅)目・センチコガネ科】
いきなりですが、甲虫って言われたらどんな虫を思い浮かべますか?
人気の高いカブトムシやクワガタムシ、コガネムシのような頑丈な外骨格が発達している昆虫とか?
甲虫は動物全体の中でも最大の目であり、食性も虫食、葉食、樹液食、蜜食など様々。
その中でも注目株!(個人的な)がセンチコガネ。
つい最近、やたら猿のフンにしがみついている光沢のキレイな虫を発見。
「何やっとんやろ?フンやで、それ。」
と、ずっと見ていると。。。
「転がしたーーーー!!まさかこれがフンコロガシ!?」
逆立ちして後ろ足で転がすあの格好!
・・・と転がしたのも束の間、あきらかに転がすに無理な大きさのフンの下敷きに。
面白すぎてしばらく観察・・・。
俵状のフンに悪戦苦闘しながら転がす→潰される。(何回も)
側面にしがみついたはいいものの、そのままフンと共に坂を下る。(何回も・・・)
「コントや。。。完全にコントや。。。」
そのどんくささに女子1人山の中で笑うも、なぜか頑張れと応援したくなる。
しかも2匹いたのですが、2匹とも同じような行動→失敗ばかり。

ハエも一緒に頑張ってます!?
こんな面白すぎるセンチコガネのように、主に哺乳類のフンを餌としている糞食の一群の昆虫を【糞虫】と言います。
ただフンが好きで食べているだけの虫ではないんです。
動物園や家畜のフンは人間が処理していますが、自然界は?
その処理役、分解する役割をセンチコガネのような糞虫が担っています。
この糞虫たちがいないとどうなるか?
・・・自然界はフンでいっぱい。。。?
いやいや、ちょっとこれは。。。ねぇ。
また、哺乳類のフンは体内で不要となったものですが、他の生き物にとっては利用可能な栄養素を含んでいます。その中には植物の種子なども。
糞虫の成虫は、自分たちでフンを食べるだけではなく、地中の巣穴に持ち込んだりして幼虫の餌としても使います。
種子はその巣穴に入ることによって地中に埋められ、地表に出ているものよりも発芽率が上がります。
またフンが転がされて移動することで、種子分散にも繋がります。
今身近にあるきれいな花や草木もこの糞虫のおかげかも。
分解→子孫繁栄、植物の分散&発芽を促すと、自然界の物質循環の重要な役割の2つを任されている糞虫・センチコガネ。
美しい金属光沢のカラダを持っていながらフンコロガシと呼ばれようとも、ひっそりと大役を任され自然界をまわしている姿はまさに裏番長。
そんなステキなセンチコガネ。はまりそうです。

青緑に光るキレイな背中・地域によって色合いが変わります。
(写真が少ないのは、夢中になって観察していたせいです。。。)
生物多様性ホームページ
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
COP10支援実行委員会公式ウェブサイト
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/
【昆虫綱・コウチュウ(鞘翅)目・センチコガネ科】
いきなりですが、甲虫って言われたらどんな虫を思い浮かべますか?
人気の高いカブトムシやクワガタムシ、コガネムシのような頑丈な外骨格が発達している昆虫とか?
甲虫は動物全体の中でも最大の目であり、食性も虫食、葉食、樹液食、蜜食など様々。
その中でも注目株!(個人的な)がセンチコガネ。
つい最近、やたら猿のフンにしがみついている光沢のキレイな虫を発見。
「何やっとんやろ?フンやで、それ。」
と、ずっと見ていると。。。
「転がしたーーーー!!まさかこれがフンコロガシ!?」
逆立ちして後ろ足で転がすあの格好!
・・・と転がしたのも束の間、あきらかに転がすに無理な大きさのフンの下敷きに。
面白すぎてしばらく観察・・・。
俵状のフンに悪戦苦闘しながら転がす→潰される。(何回も)
側面にしがみついたはいいものの、そのままフンと共に坂を下る。(何回も・・・)
「コントや。。。完全にコントや。。。」
そのどんくささに女子1人山の中で笑うも、なぜか頑張れと応援したくなる。
しかも2匹いたのですが、2匹とも同じような行動→失敗ばかり。
ハエも一緒に頑張ってます!?
こんな面白すぎるセンチコガネのように、主に哺乳類のフンを餌としている糞食の一群の昆虫を【糞虫】と言います。
ただフンが好きで食べているだけの虫ではないんです。
動物園や家畜のフンは人間が処理していますが、自然界は?
その処理役、分解する役割をセンチコガネのような糞虫が担っています。
この糞虫たちがいないとどうなるか?
・・・自然界はフンでいっぱい。。。?
いやいや、ちょっとこれは。。。ねぇ。
また、哺乳類のフンは体内で不要となったものですが、他の生き物にとっては利用可能な栄養素を含んでいます。その中には植物の種子なども。
糞虫の成虫は、自分たちでフンを食べるだけではなく、地中の巣穴に持ち込んだりして幼虫の餌としても使います。
種子はその巣穴に入ることによって地中に埋められ、地表に出ているものよりも発芽率が上がります。
またフンが転がされて移動することで、種子分散にも繋がります。
今身近にあるきれいな花や草木もこの糞虫のおかげかも。
分解→子孫繁栄、植物の分散&発芽を促すと、自然界の物質循環の重要な役割の2つを任されている糞虫・センチコガネ。
美しい金属光沢のカラダを持っていながらフンコロガシと呼ばれようとも、ひっそりと大役を任され自然界をまわしている姿はまさに裏番長。
そんなステキなセンチコガネ。はまりそうです。
青緑に光るキレイな背中・地域によって色合いが変わります。
(写真が少ないのは、夢中になって観察していたせいです。。。)
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COP10支援実行委員会公式ウェブサイト
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/
2010年10月07日三瓶山地区 子どもパークレンジャー!
大山隠岐国立公園 松江 太田嘉和
あの暑い夏からすっかり秋となりましたが寒暖の差が激しいです。
体調など崩していませんか。
そう言う私はせっかくの休日を体調を崩して過ごしました。
さて「子どもパークレンジャー」という体験学習活動を環境省ではおこなっています。
これは子どもたちに野外などでの活動を通して、自然の大切さを感じてもらうための自然体験活動です。
ここ松江事務所では10年を超える歴史があり、国立公園の三瓶山で例年宿泊しておこなっています。
三瓶自然館の職員、自然館のインタープリター、米子の自然環境事務所のメンバーと協力して子どもたちを支えます。
近年は年2回おこなっていますが、今回はその1回目。
今回は三瓶山の秋の草花とそれに来る虫たちを調査します。
子ども達にとってはクラスや学校の垣根を超え、小中学生をもまたぎ、いつもとは違った活動の機会にもなります。
全てが新鮮な学びの場になるでしょう。

新しい友達と班ごと昼ご飯を食べたら、
さあいよいよ草原に出かけて秋の草花の調査開始です。
一見すると花など見当たらなさそうなのですが、よーく探してみると、ありました。
さあ、いくつ見つけられるかな?
私も草花の名前はあまり知りません。
子ども達と一緒に図鑑で調べたり、自然の好きな人生の先輩方に教えていただきます。
国立公園の指定植物、マツムシ草・ウメバチ草なども咲いていましたよ。

子どもたちは文字通りの「道草」をすることが少なくなってきているのでは ススキが子どもたちを包みます
夜は三瓶自然館で天体観測です。
ここは大きな屋根がスライドする仕掛けで私もビックリ。
しかし夜は厚い雲に覆われ、闇だけが三瓶山を支配していました。
でもその代わりと言っては嬉しい、プラネタリュウムで秋の星を見る事が出来、スッタッフの方々も心休まるひと時を過ごしました。
この夜子どもたちはなかなか眠らないで、交流を深めていたようです。

「変になっちゃった~!」けど、それもまたおもしろい
さて2日目は草花に来る虫たちを調べる事になっていたのですが・・・昨日とは打って変わっての雨降り。
「虫なんかいないよ」と言う子もいたのですが、それでも調べてみなければわからないと、少しの間観察に出かける事にしました。
するとどうでしょう。予想に反してこんな雨降りでも花に来る昆虫を発見!
やっぱり、何事も実際に調べてみないと分かりませんね。

班の皆で協力してまとめの資料を作ります
午後には皆で採ってきたすすきでフクロウ作です。
皆さんもどこかで一度は見たことありますよね。
同じ作り方のはずなのに、いろんな表情のフクロウができました。
うまく出来なかった子も、家に帰って沢山作ってもらいたいものです。
子どもパークレンジャーを子どもたちは楽しんでくれたようで良かったです。
この体験が自然を愛する気持ちを育む一歩になってくれればと願います。
スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

「ちょっと恥ずかしいけど なんだか楽しい」
*第2回 三瓶山地区子どもパークレンジャー大募集!*
開催日は12月11日(土)~12日(日)
小学4年生~中学3年生のみんな。楽しく自然の面白さを学ぼう!
お問い合わせは、島根県立三瓶自然館「サヒメル」まで。
TEL 0854-86-0500
ふるって応募くださ~い。
---------------------------------------------------------
日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで11日前】
生物多様性ホームページ http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
COP10支援実行委員会 http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/
体調など崩していませんか。
そう言う私はせっかくの休日を体調を崩して過ごしました。
さて「子どもパークレンジャー」という体験学習活動を環境省ではおこなっています。
これは子どもたちに野外などでの活動を通して、自然の大切さを感じてもらうための自然体験活動です。
ここ松江事務所では10年を超える歴史があり、国立公園の三瓶山で例年宿泊しておこなっています。
三瓶自然館の職員、自然館のインタープリター、米子の自然環境事務所のメンバーと協力して子どもたちを支えます。
近年は年2回おこなっていますが、今回はその1回目。
今回は三瓶山の秋の草花とそれに来る虫たちを調査します。
子ども達にとってはクラスや学校の垣根を超え、小中学生をもまたぎ、いつもとは違った活動の機会にもなります。
全てが新鮮な学びの場になるでしょう。
新しい友達と班ごと昼ご飯を食べたら、
さあいよいよ草原に出かけて秋の草花の調査開始です。
一見すると花など見当たらなさそうなのですが、よーく探してみると、ありました。
さあ、いくつ見つけられるかな?
私も草花の名前はあまり知りません。
子ども達と一緒に図鑑で調べたり、自然の好きな人生の先輩方に教えていただきます。
国立公園の指定植物、マツムシ草・ウメバチ草なども咲いていましたよ。
子どもたちは文字通りの「道草」をすることが少なくなってきているのでは ススキが子どもたちを包みます
夜は三瓶自然館で天体観測です。
ここは大きな屋根がスライドする仕掛けで私もビックリ。
しかし夜は厚い雲に覆われ、闇だけが三瓶山を支配していました。
でもその代わりと言っては嬉しい、プラネタリュウムで秋の星を見る事が出来、スッタッフの方々も心休まるひと時を過ごしました。
この夜子どもたちはなかなか眠らないで、交流を深めていたようです。
「変になっちゃった~!」けど、それもまたおもしろい
さて2日目は草花に来る虫たちを調べる事になっていたのですが・・・昨日とは打って変わっての雨降り。
「虫なんかいないよ」と言う子もいたのですが、それでも調べてみなければわからないと、少しの間観察に出かける事にしました。
するとどうでしょう。予想に反してこんな雨降りでも花に来る昆虫を発見!
やっぱり、何事も実際に調べてみないと分かりませんね。
班の皆で協力してまとめの資料を作ります
午後には皆で採ってきたすすきでフクロウ作です。
皆さんもどこかで一度は見たことありますよね。
同じ作り方のはずなのに、いろんな表情のフクロウができました。
うまく出来なかった子も、家に帰って沢山作ってもらいたいものです。
子どもパークレンジャーを子どもたちは楽しんでくれたようで良かったです。
この体験が自然を愛する気持ちを育む一歩になってくれればと願います。
スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
「ちょっと恥ずかしいけど なんだか楽しい」
*第2回 三瓶山地区子どもパークレンジャー大募集!*
開催日は12月11日(土)~12日(日)
小学4年生~中学3年生のみんな。楽しく自然の面白さを学ぼう!
お問い合わせは、島根県立三瓶自然館「サヒメル」まで。
TEL 0854-86-0500
ふるって応募くださ~い。
---------------------------------------------------------
日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで11日前】
生物多様性ホームページ http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
COP10支援実行委員会 http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/
2010年10月05日・・・正しい応急処置、できますか?
瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ
先日、応急処置方法を受講しました。
というのも、「実際やったことない・・・。」
「本で読んだことあるけど、いざ落ち着いて出来るの???」
という疑問から。
で、「パークボランティア(以下PV)さんの中で教えてくれる人がいるから受講しよう!」と。
講師は、五色台PVの稲井さん。
日本赤十字香川支部から来ていただきました。
今回は主にクラフト教室において予測される傷や火傷、危険な生き物による応急処置を中心に講習開始。
まずは止血方法。
●ひどい出血の場合。
①手当をする人は手術で使うような浸透しない手袋(ない場合はレジ袋でも代用可)をはめる。(←感染を防ぐ!)
②清潔なガーゼを傷に当てて圧迫。(←ガーゼがない場合は、ライターでハンカチなどを炙って(燃えないように!)滅菌して使用)
●さらに出血が止まらない場合。
当てているガーゼの上からさらにガーゼを重ねて、三角巾で結び目を傷口から避けてしばり、できれば心臓より上にすること。
●首から上の出血はこめかみを指圧迫し、ガーゼでおさえる。

止血点を圧迫。正しい位置を覚えます。

頭部の三角巾巻き方・後頭部のポコッとした所に引っ掛けて。
●擦りキズができたら。
まず傷口を水で洗い流しますが、なかなか土やゴミが取れない場合は、ペットボトルが大活躍!
キリでふたに穴を1つ開けて、ボトルに水を入れふたをセット。
ボトルを掴んで勢いよく水を出すと、適度な水圧で洗い流すことができます。
野外活動で近くに水道がない場合、あらかじめペットボトルに水を入れて持っていき、穴開きふたを別に持っていくと付け替えができて便利☆
●危険な生き物
マムシは毒のある牙が前方に付いていますが、血清はあります。
ヤマカガシは後方に牙が付いてますが、血清はありません。しかし目の横から毒を噴射するので、これには要注意!
毒のあるハチは腰が細く、社会性のあるスズメバチやアシナガバチ。
これらが一番危険!!
最初に見張り役が現れ、侵入していくと警戒役が出てきます。カチカチ歯音がしたらもう危険信号です!決して手で払わず、ゆっくり後退して警戒範囲から脱出してください。
また黒に反応するので、目は伏せること、山に入る際は出来るだけ黒は着用しないこと。甘い匂いにも寄ってくるので、香水や化粧品、ジュースの飲み残しに注意(缶の中に入ることも有!)。
基本的にこれらに咬まれたり刺されたらすぐに患部をよく洗い流し、安静にして即病院へ。(注;血清は置いていない病院もあります)
●いつも使っている絆創膏にはこんな裏ワザが。

関節が閉じる側はクロスさせて、開く側はハの字に貼ることで動きやすく、かつ剥がれにくくなります。
これは超簡単!そして水仕事にも強い!
受講翌日、現地調査に行った際、早速マムシとヤマカガシに遭遇。
かつマムシは足の真横10㎝(しかもトグロ巻いて臨戦態勢!!)
しかし受講のおかげか慌てず後退し、相手が逃げるまでの間は
「模様がきれいだなぁ」と思いつつ観察する余裕も。
今回の受講で今まで知っていた処置が正しくないこと、怪我する前に気をつけなければならないこと、参加者の心のケアも重要だということ、難しいことですが慌てず動揺せず行動することが大切だと学びました。
また本で読むだけでなく、実践することでより一層理解できたと思います。
活動を楽しくするためにも、リスクを知っておくことは大変重要なこと。
今一度、救急箱の中身、応急処置所作、休日当番医、搬送先病院など見直してみてはどうでしょうか。
日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで13日前】
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というのも、「実際やったことない・・・。」
「本で読んだことあるけど、いざ落ち着いて出来るの???」
という疑問から。
で、「パークボランティア(以下PV)さんの中で教えてくれる人がいるから受講しよう!」と。
講師は、五色台PVの稲井さん。
日本赤十字香川支部から来ていただきました。
今回は主にクラフト教室において予測される傷や火傷、危険な生き物による応急処置を中心に講習開始。
まずは止血方法。
●ひどい出血の場合。
①手当をする人は手術で使うような浸透しない手袋(ない場合はレジ袋でも代用可)をはめる。(←感染を防ぐ!)
②清潔なガーゼを傷に当てて圧迫。(←ガーゼがない場合は、ライターでハンカチなどを炙って(燃えないように!)滅菌して使用)
●さらに出血が止まらない場合。
当てているガーゼの上からさらにガーゼを重ねて、三角巾で結び目を傷口から避けてしばり、できれば心臓より上にすること。
●首から上の出血はこめかみを指圧迫し、ガーゼでおさえる。
止血点を圧迫。正しい位置を覚えます。
頭部の三角巾巻き方・後頭部のポコッとした所に引っ掛けて。
●擦りキズができたら。
まず傷口を水で洗い流しますが、なかなか土やゴミが取れない場合は、ペットボトルが大活躍!
キリでふたに穴を1つ開けて、ボトルに水を入れふたをセット。
ボトルを掴んで勢いよく水を出すと、適度な水圧で洗い流すことができます。
野外活動で近くに水道がない場合、あらかじめペットボトルに水を入れて持っていき、穴開きふたを別に持っていくと付け替えができて便利☆
●危険な生き物
マムシは毒のある牙が前方に付いていますが、血清はあります。
ヤマカガシは後方に牙が付いてますが、血清はありません。しかし目の横から毒を噴射するので、これには要注意!
毒のあるハチは腰が細く、社会性のあるスズメバチやアシナガバチ。
これらが一番危険!!
最初に見張り役が現れ、侵入していくと警戒役が出てきます。カチカチ歯音がしたらもう危険信号です!決して手で払わず、ゆっくり後退して警戒範囲から脱出してください。
また黒に反応するので、目は伏せること、山に入る際は出来るだけ黒は着用しないこと。甘い匂いにも寄ってくるので、香水や化粧品、ジュースの飲み残しに注意(缶の中に入ることも有!)。
基本的にこれらに咬まれたり刺されたらすぐに患部をよく洗い流し、安静にして即病院へ。(注;血清は置いていない病院もあります)
●いつも使っている絆創膏にはこんな裏ワザが。
関節が閉じる側はクロスさせて、開く側はハの字に貼ることで動きやすく、かつ剥がれにくくなります。
これは超簡単!そして水仕事にも強い!
受講翌日、現地調査に行った際、早速マムシとヤマカガシに遭遇。
かつマムシは足の真横10㎝(しかもトグロ巻いて臨戦態勢!!)
しかし受講のおかげか慌てず後退し、相手が逃げるまでの間は
「模様がきれいだなぁ」と思いつつ観察する余裕も。
今回の受講で今まで知っていた処置が正しくないこと、怪我する前に気をつけなければならないこと、参加者の心のケアも重要だということ、難しいことですが慌てず動揺せず行動することが大切だと学びました。
また本で読むだけでなく、実践することでより一層理解できたと思います。
活動を楽しくするためにも、リスクを知っておくことは大変重要なこと。
今一度、救急箱の中身、応急処置所作、休日当番医、搬送先病院など見直してみてはどうでしょうか。
日本のいのち、つないでいこう!【COP10まで13日前】
生物多様性ホームページ
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/
COP10支援実行委員会公式ウェブサイト
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/


9月14日をもって無事終了することができました。
半年間、AR写真展を訪れた多くの方に
中国四国地方の自然を知っていただくきっかけとなっていれば幸いです。
さて、一旦終わった写真展ですが、
実は広島市内にあるEPOちゅうごくで会場をお借りし、
10月1日~来年1月11日まで特別展示をさせていただくことになりました!
大久野島はちょっと遠い、
時間がなくて見に行けなかったという方!
今回はたっぷり3ヶ月、そしてアクセス抜群の八丁堀なので
是非是非お立ち寄りください☆
EPOちゅうごくでは環境に関する様々な情報が集まっていますので、
ご質問のある方、イベント情報がほしいという方も足を運んでみてください。
◆中国環境パートナーシップオフィスEPO中国◆
中区八丁堀16番11号日本生命広島第二ビル2階(東急ハンズの西隣り)
http://www.epo-cg.or.jp/index.html
そんな訳で、
先日AR写真展の案内をするべく、
FMはつかいち76.1MHzで毎週火曜日19時から放送されている
ラジオ番組「eco DE ナイト」に出演させていただきました。
番組ではエコクイズや音楽の他、
COP10や環境活動に関する情報などが盛り込まれています。
私からは開催中のAR写真展の案内のほか、
国立公園とは?
ARとは?
そして私たちのお仕事についてお話しさせていただきました。
ローカル放送なので、西は岩国、東は西広島辺りまで入るそうです。
(広島市内でも入る所もあるようです)
どなたか聞いてくださった方、いらっしゃるでしょうか?
とっても気さくで明るいパーソナリティちょる子さんと杉山さんでお送りする楽しい番組なので、お近くにお住まいの方は是非聴いてみてください。
[ちょる子さんと杉山さんとスタジオにて]