2009年10月
15件の記事があります。
2009年10月08日大山頂上トイレ汚泥キャリーダウン
大山隠岐国立公園 米子 米田美里
昨年度から始まった大山のトイレ汚泥キャリーダウン。
この活動は日頃登山者のみなさんが使用している大山の頂上避難小屋の水洗エコトイレに蓄積した汚泥をヘリコプターなどの野生生物に影響与える運搬方法ではなく
人力で山麓まで運搬することで、山頂のトイレについてのマナーや
自然環境に対する意識を向上させようという取り組みです。
第2回目の今年は9月27日に行われました。
今年のボランティアの参加人数は433人。
午前8時、大山博労座で開会式が行われ、多くの団体や個人が夏山登山道から
山頂へ向けて出発しました。
頂上では2リットルのボトル500本分が参加者のみなさんに渡され、
約1トンもの汚泥が担ぎ下ろされました。
参加者のみなさんお疲れさまでした!

◎参加証の黄色のゼッケンを付けた参加者のみなさん

◎山頂での汚泥入りボトルの引き渡し

◎下山(しもやま)駐車場でボトルの回収
この活動は日頃登山者のみなさんが使用している大山の頂上避難小屋の水洗エコトイレに蓄積した汚泥をヘリコプターなどの野生生物に影響与える運搬方法ではなく
人力で山麓まで運搬することで、山頂のトイレについてのマナーや
自然環境に対する意識を向上させようという取り組みです。
第2回目の今年は9月27日に行われました。
今年のボランティアの参加人数は433人。
午前8時、大山博労座で開会式が行われ、多くの団体や個人が夏山登山道から
山頂へ向けて出発しました。
頂上では2リットルのボトル500本分が参加者のみなさんに渡され、
約1トンもの汚泥が担ぎ下ろされました。
参加者のみなさんお疲れさまでした!
◎参加証の黄色のゼッケンを付けた参加者のみなさん
◎山頂での汚泥入りボトルの引き渡し
◎下山(しもやま)駐車場でボトルの回収
2009年10月02日PV樹木名板の保全確認作業@宮島
瀬戸内海国立公園 広島 大髙下理恵
今日広島では久々にまとまった雨が降ってきました!
植物たちもきっと喜んでいることでしょう。
さて、先週は宮島パークボランティア(以下PV)のみなさんと
宮島内にある樹木名板の保全確認作業を行いました。
作業は設置済樹木名板の有無確認、
樹木名板の清掃、
紛失の場合は新しい樹木名板の取付などを行いました。
2班に分かれ、
私は要害山~うぐいす道~もみじ谷を担当する班に同行させて頂きました。
作業を始めた要害山付近では、
台風などの雨風で飛ばされるのか、
人が持ち去っているのかわかりませんが、
樹木名板が半分以上紛失していました。
紛失箇所には新しく樹木名板を取り付けます。
取付方法はいくつかありますが、
PVでは、樹木に影響の少ない釘による取付方法を行っています。
樹木にそのまま釘で打ち付けたら痛くないのかな?と最初思いましたが、
樹木にとっては、針金や紐でしばる方が締め付けで生長の妨げになるため、
釘一点の方がほとんど影響はないようです。
(ある樹木医によると人が蚊に刺されるほども感じないとか)
他には枝の生長で隠れた樹木名板を直したり、
汚れている樹木名板を掃除したり、
生長して釘と幹の間できつくなっているものには釘を起こす作業を行いました。
(放っておくと、樹木名板や釘が幹に埋まり生長の妨げになるからです。)
こうして見ると、
樹木名板も一度取り付けてはい終わり!という訳ではなく、
誰かがこうして管理して維持できているものなんだな~と思いました。
自分の身の回りにある樹木が何なのかなかなか知る機会がありませんが、
樹木名板は「この木とこの木は同じ仲間なんだ」とか
「名前は聞いたことあったけど、こんな大きい木なんだ」とか
いろんなことに気づかせてくれるサポーターです。
要害山~うぐいす道~もみじ谷~大元公園の登山道を散歩した折には、
樹木名板を頼りにどんな樹木が宮島にあるのか?
少し気を止めながら散歩してみてください。

[上:清掃作業風景]
[下:取付作業 PVの方が撮ってくださった貴重な私の写真・・]

[設置された樹木名板]

[カヤ?モミ?正解はモミ!刃先がM字が特徴です。]
植物たちもきっと喜んでいることでしょう。
さて、先週は宮島パークボランティア(以下PV)のみなさんと
宮島内にある樹木名板の保全確認作業を行いました。
作業は設置済樹木名板の有無確認、
樹木名板の清掃、
紛失の場合は新しい樹木名板の取付などを行いました。
2班に分かれ、
私は要害山~うぐいす道~もみじ谷を担当する班に同行させて頂きました。
作業を始めた要害山付近では、
台風などの雨風で飛ばされるのか、
人が持ち去っているのかわかりませんが、
樹木名板が半分以上紛失していました。
紛失箇所には新しく樹木名板を取り付けます。
取付方法はいくつかありますが、
PVでは、樹木に影響の少ない釘による取付方法を行っています。
樹木にそのまま釘で打ち付けたら痛くないのかな?と最初思いましたが、
樹木にとっては、針金や紐でしばる方が締め付けで生長の妨げになるため、
釘一点の方がほとんど影響はないようです。
(ある樹木医によると人が蚊に刺されるほども感じないとか)
他には枝の生長で隠れた樹木名板を直したり、
汚れている樹木名板を掃除したり、
生長して釘と幹の間できつくなっているものには釘を起こす作業を行いました。
(放っておくと、樹木名板や釘が幹に埋まり生長の妨げになるからです。)
こうして見ると、
樹木名板も一度取り付けてはい終わり!という訳ではなく、
誰かがこうして管理して維持できているものなんだな~と思いました。
自分の身の回りにある樹木が何なのかなかなか知る機会がありませんが、
樹木名板は「この木とこの木は同じ仲間なんだ」とか
「名前は聞いたことあったけど、こんな大きい木なんだ」とか
いろんなことに気づかせてくれるサポーターです。
要害山~うぐいす道~もみじ谷~大元公園の登山道を散歩した折には、
樹木名板を頼りにどんな樹木が宮島にあるのか?
少し気を止めながら散歩してみてください。

[上:清掃作業風景]
[下:取付作業 PVの方が撮ってくださった貴重な私の写真・・]
[設置された樹木名板]
[カヤ?モミ?正解はモミ!刃先がM字が特徴です。]
2009年10月02日五色台ふれあい写真展のおしらせです
瀬戸内海国立公園 高松 大林めぐみ
そろそろと秋の気配が見えてきている今日この頃です。
香川も段々と色づき始めました。
そう、秋。秋といえば・・・。
芸術の秋ということで、今回は写真展のお知らせです。
毎年、五色台ビジターセンターでは、ふれあい写真展を行っています。これは一般の方を中心に広く募集を行い、写真家の方に受賞作品を選んでもらって表彰を行っているという写真展です。今年度も開催していて、現在作品募集中です!
その前年度までの受賞者の作品や、写真家の方の作品を、JR高松駅すぐ近くのサンポート高松3F「かがわプラザ」で展示しています。
四国ならではのお遍路さんの姿や、祭りの風景など、瀬戸内海に面した香川ならではのゆったりとした雰囲気の写真を展示しています。
見ていて、ほわっとする作品や色鮮やかでハッとする作品、さまざまで見応えありますよ。

展示したばかりの様子
この写真展、一般の方が撮っているものが多いのですが、そんな素人が撮っているようなレベルではないんです。
写真の構図や撮るタイミング、光の反射具合など、「すごいなぁ・・・」と感心させられる作品ばかりです。日頃からの観察力や運(日常の行い、かな)にもよるんだろうなぁと思いながらも、自分もこんなふうに撮りたい!って思いました。
そんな穏やかな写真展会場の入り口には「うわぁっ」と思わず声をだしてしまいそうなものが・・・

そう、ゴリラです。んっ?なんかモコモコしてるなぁ。
よぉ~く見てみると・・・

なんと!!全部松ぼっくりなのです!
しかも大きい!! 高さ、2m以上あります。
この他にもトトロもあるのですが、人気者で今はいろんな所に引っ張りだこです。
これらの作品は、パークボランティアの方と県の方々中心に作られたそうです。
ゴリラの顔はリアルで細かいところまで作られています。指や歯の部分などは、とがった松ぼっくりを使ったりと部位によって使い分けているんです。見ていて飽きません。口が開きっぱなしでした。
「自分たちも作りたいね~」とインタープリターの方とも話していて、もし作ったらまたお披露目しますね。
このかがわプラザでの写真展は3週間程度行っています。
また、五色台で行っているイベントの情報など載っているビジター便りも置いていますので、ぜひ足を運んでみてください!
香川も段々と色づき始めました。
そう、秋。秋といえば・・・。
芸術の秋ということで、今回は写真展のお知らせです。
毎年、五色台ビジターセンターでは、ふれあい写真展を行っています。これは一般の方を中心に広く募集を行い、写真家の方に受賞作品を選んでもらって表彰を行っているという写真展です。今年度も開催していて、現在作品募集中です!
その前年度までの受賞者の作品や、写真家の方の作品を、JR高松駅すぐ近くのサンポート高松3F「かがわプラザ」で展示しています。
四国ならではのお遍路さんの姿や、祭りの風景など、瀬戸内海に面した香川ならではのゆったりとした雰囲気の写真を展示しています。
見ていて、ほわっとする作品や色鮮やかでハッとする作品、さまざまで見応えありますよ。
展示したばかりの様子
この写真展、一般の方が撮っているものが多いのですが、そんな素人が撮っているようなレベルではないんです。
写真の構図や撮るタイミング、光の反射具合など、「すごいなぁ・・・」と感心させられる作品ばかりです。日頃からの観察力や運(日常の行い、かな)にもよるんだろうなぁと思いながらも、自分もこんなふうに撮りたい!って思いました。
そんな穏やかな写真展会場の入り口には「うわぁっ」と思わず声をだしてしまいそうなものが・・・
そう、ゴリラです。んっ?なんかモコモコしてるなぁ。
よぉ~く見てみると・・・
なんと!!全部松ぼっくりなのです!
しかも大きい!! 高さ、2m以上あります。
この他にもトトロもあるのですが、人気者で今はいろんな所に引っ張りだこです。
これらの作品は、パークボランティアの方と県の方々中心に作られたそうです。
ゴリラの顔はリアルで細かいところまで作られています。指や歯の部分などは、とがった松ぼっくりを使ったりと部位によって使い分けているんです。見ていて飽きません。口が開きっぱなしでした。
「自分たちも作りたいね~」とインタープリターの方とも話していて、もし作ったらまたお披露目しますね。
このかがわプラザでの写真展は3週間程度行っています。
また、五色台で行っているイベントの情報など載っているビジター便りも置いていますので、ぜひ足を運んでみてください!
2009年10月01日第11回瀬戸内エコツアー開催★
瀬戸内海国立公園 広島 大髙下理恵
先月のことになりますが、
9月19日、快晴の中瀬戸内エコツアーを開催することができました!
竹原市忠海港に集合した後、まずは瀬戸内クルージングへ出発!
忠海~阿波島~龍島沖合を経由し、
ある生き物によって浸食されているというホボロ島まで向かいました。
ある生き物によって浸食・・?
この疑問については広島大学富川先生に解説をしていただきました。
その正体はナナツバコツブムシ。
舌を噛みそうな名前ですが、
体長1cmのダンゴムシに似た生き物です。
下あごの硬い歯で岩を噛み砕き、巣穴を作っています。
穴だらけの岩はもろくなり、雨風や波で壊れやすくなり、
より浸食が早まっていると考えられています。
もともと高さ22m、東西120mあったホボロ島が
現在満潮時にはほぼ水没してしまいます。
生き物によって浸食されているという
世界的にも珍しいホボロ島を拝めるのも私たちが最後の世代かもしれません。

[上:船の上で観察]
[中:ナナツバコツブムシ]
[下:ナナツバコツブムシに浸食されたホボロ島]
そんな解説を聞きながら、
昼食は大久野島へ。
先月漁の網にかかり、
ビジターセンターで一時保護しているカブトガニを見学しました。
「カブトガニがすみやすい環境を守る会」代表清瀬先生より、
カブトガニの生態や現在カブトガニが置かれている状況などを解説して頂きました。
私はカブトガニを見るのが2回目でしたが、
実物を見るとやっぱり変な生き物・・
そして、午後からは今回のエコツアーのメインイベント。
三原市宇和島の干潟観察会です!
今回は押網採取を行いました。
そのため、イカやタコ、タツノオトシゴやメバルなど
日頃干潟ではなかなか見られない生き物を多く見ることができました。
(私はほとんど名前がわからない生き物ばかりでした・・)
子どもたちも初めて見るモエビに「きれい~!」
初めて触るアメフラシに「気持ち悪い~!」
など様々な声を聞くことができました。
暑い中、熱中症や怪我をされる方もなく、
内容盛りだくさんのエコツアーを無事終えることができました。
日頃目に見えない身近な環境にも、
自分たちと同じように生き物が生活していることを
観て知っていただけたのではないかと思います。

[上:清瀬先生によるカブトムシの解説風景]
[下:宇和島での干潟観察会]

[左上:アナダコ 右上:モエビ]
[左中:ソバガラガニ 右中:アミメハギ]
[左下:何イカ? 右下:タツノオトシゴ]
9月19日、快晴の中瀬戸内エコツアーを開催することができました!
竹原市忠海港に集合した後、まずは瀬戸内クルージングへ出発!
忠海~阿波島~龍島沖合を経由し、
ある生き物によって浸食されているというホボロ島まで向かいました。
ある生き物によって浸食・・?
この疑問については広島大学富川先生に解説をしていただきました。
その正体はナナツバコツブムシ。
舌を噛みそうな名前ですが、
体長1cmのダンゴムシに似た生き物です。
下あごの硬い歯で岩を噛み砕き、巣穴を作っています。
穴だらけの岩はもろくなり、雨風や波で壊れやすくなり、
より浸食が早まっていると考えられています。
もともと高さ22m、東西120mあったホボロ島が
現在満潮時にはほぼ水没してしまいます。
生き物によって浸食されているという
世界的にも珍しいホボロ島を拝めるのも私たちが最後の世代かもしれません。

[上:船の上で観察]
[中:ナナツバコツブムシ]
[下:ナナツバコツブムシに浸食されたホボロ島]
そんな解説を聞きながら、
昼食は大久野島へ。
先月漁の網にかかり、
ビジターセンターで一時保護しているカブトガニを見学しました。
「カブトガニがすみやすい環境を守る会」代表清瀬先生より、
カブトガニの生態や現在カブトガニが置かれている状況などを解説して頂きました。
私はカブトガニを見るのが2回目でしたが、
実物を見るとやっぱり変な生き物・・
そして、午後からは今回のエコツアーのメインイベント。
三原市宇和島の干潟観察会です!
今回は押網採取を行いました。
そのため、イカやタコ、タツノオトシゴやメバルなど
日頃干潟ではなかなか見られない生き物を多く見ることができました。
(私はほとんど名前がわからない生き物ばかりでした・・)
子どもたちも初めて見るモエビに「きれい~!」
初めて触るアメフラシに「気持ち悪い~!」
など様々な声を聞くことができました。
暑い中、熱中症や怪我をされる方もなく、
内容盛りだくさんのエコツアーを無事終えることができました。
日頃目に見えない身近な環境にも、
自分たちと同じように生き物が生活していることを
観て知っていただけたのではないかと思います。

[上:清瀬先生によるカブトムシの解説風景]
[下:宇和島での干潟観察会]

[左上:アナダコ 右上:モエビ]
[左中:ソバガラガニ 右中:アミメハギ]
[左下:何イカ? 右下:タツノオトシゴ]


工期・施工素材・方法などに問題ないか、どのように進めていくかなど現地を見ながら一つ一つ確認していきました。
施工業者と現場確認
その後、地元の大岐地区の皆様へ向けて、来月11月よりはじまる歩道整備の計画説明会を行いました。
説明会に出席していたのは、地区住民14名。環境省、施工業者も含め、総勢22名。
大岐海岸園地の施工説明会
歩道は林内を周遊できるものなのか、バリアフリー対応、設置標識・看板、維持管理についてなどなど、様々な意見や質問が出ました。
こういった施工は、地元の生活にも大きく関わってくること。
直に顔を合わせて“生”の意見を聞くということが、いかに重要かということがわかります。
これから施工に入っていく中で、地元住民ならではの意見がまた出てくることでしょう。
そういった“声”も可能な限り拾っていきたいですね。