2009年6月
17件の記事があります。
2009年06月11日ミヤジマトンボ初お披露目@宮島
瀬戸内海国立公園 広島 大髙下理恵
いよいよミヤジマトンボの成虫が飛び回る季節となりました。
今回は宮島島内で3箇所の生息地のうち、
もっとも生息状況の安定している湿地へ成虫の現存数調査に同行しました。
(ミヤジマトンボの希少性については5月の日記をご覧ください↓
http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2009/05/472.html)
ミヤジマトンボは雨だと茂みに隠れ、
曇っているとあまり飛び回らず、ヒトモトススキなどに止まっています。
調査日は幸か不幸か曇り。
調査員の方は止まっている方が捕獲しやすいということですが、
私は茂みの中を注視しても、なかなか見つけることはできません。
最初に行う水質調査の折り、
調査員の方が見つけた本日最初のミヤジマトンボ。
初お目見えのトンボは早朝羽化したと思われるテカテカのトンボでした。
じっと動かず羽を乾かしていたので、こちらもそっと写真だけ撮らせて頂きました。

羽化直後のミヤジマトンボ。
その後、若いオスを発見。
初めて近くでミヤジマトンボを見ましたが、
第一印象はほそい・・でした。
しっかり食べてんの!?と思いましたが、
シオカラトンボ属に属するミヤジマトンボとハラボソトンボは元々腹部が細いようです。
飛ぶ姿を見ていてもふわっふわ~っと如何にもきゃしゃというか、弱々しい感じでした。
(成熟したトンボの方が何となく飛び方がうまい?ようにも感じましたが、トンボも鳥と同じように徐々に飛び方がうまくなるもんなんでしょうか??)
ムカシヤンマなど他のトンボに捕食されることもあるようですが、
こんなきゃしゃな飛び方を見ていると、それもうなずけます。
成虫の他に羽化殻(ヤゴの抜け殻)もたくさん見つけることができました。
5月中旬から始まった現存数調査ですが、
今までに確認されていない若いトンボもたくさん見られたことからも、
本格的な羽化の時期がやってきているようです。
それにしてもトンボの一生ってほんとに神秘的ですね。
卵からヤゴになって、
ヤゴから似ても似つかない
尻尾も羽も長く色も鮮やかなトンボになるわけですから。
一年水中で過ごして、初めて空を飛ぶときはどんな気持ちなんでしょうねぇ。

若いオス。身体が黄色ですが、成熟するにつれ青みが増してきます。

羽化殻。この小さな殻の中にどうやって身体がしまってあるんでしょうか。
今回は宮島島内で3箇所の生息地のうち、
もっとも生息状況の安定している湿地へ成虫の現存数調査に同行しました。
(ミヤジマトンボの希少性については5月の日記をご覧ください↓
http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2009/05/472.html)
ミヤジマトンボは雨だと茂みに隠れ、
曇っているとあまり飛び回らず、ヒトモトススキなどに止まっています。
調査日は幸か不幸か曇り。
調査員の方は止まっている方が捕獲しやすいということですが、
私は茂みの中を注視しても、なかなか見つけることはできません。
最初に行う水質調査の折り、
調査員の方が見つけた本日最初のミヤジマトンボ。
初お目見えのトンボは早朝羽化したと思われるテカテカのトンボでした。
じっと動かず羽を乾かしていたので、こちらもそっと写真だけ撮らせて頂きました。
羽化直後のミヤジマトンボ。
その後、若いオスを発見。
初めて近くでミヤジマトンボを見ましたが、
第一印象はほそい・・でした。
しっかり食べてんの!?と思いましたが、
シオカラトンボ属に属するミヤジマトンボとハラボソトンボは元々腹部が細いようです。
飛ぶ姿を見ていてもふわっふわ~っと如何にもきゃしゃというか、弱々しい感じでした。
(成熟したトンボの方が何となく飛び方がうまい?ようにも感じましたが、トンボも鳥と同じように徐々に飛び方がうまくなるもんなんでしょうか??)
ムカシヤンマなど他のトンボに捕食されることもあるようですが、
こんなきゃしゃな飛び方を見ていると、それもうなずけます。
成虫の他に羽化殻(ヤゴの抜け殻)もたくさん見つけることができました。
5月中旬から始まった現存数調査ですが、
今までに確認されていない若いトンボもたくさん見られたことからも、
本格的な羽化の時期がやってきているようです。
それにしてもトンボの一生ってほんとに神秘的ですね。
卵からヤゴになって、
ヤゴから似ても似つかない
尻尾も羽も長く色も鮮やかなトンボになるわけですから。
一年水中で過ごして、初めて空を飛ぶときはどんな気持ちなんでしょうねぇ。
若いオス。身体が黄色ですが、成熟するにつれ青みが増してきます。

羽化殻。この小さな殻の中にどうやって身体がしまってあるんでしょうか。
2009年06月11日滑床渓谷
足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子
一昨日より梅雨入り宣言があり、ここ連日雨空の日々が続いている土佐清水です。
先日、本格的な梅雨の前に滑床渓谷の巡視をしておこうと、渓谷から山(三本杭)の方へ散策経路をぐるっとまわってきました。

滑床渓谷
4月下旬に山開きがあり、そのときはまだ新緑でやや肌寒い空気が満ちていました。(そのときの様子はAR日記・滑床山開きで・・・http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/search.php?search_word=%E6%BB%91%E5%BA%8A%E5%B1%B1%E9%96%8B%E3%81%8D&search_submit=Go)
6月に入って緑は濃くなっているもののなんだか初夏を思わせる感じ。
真夏になると、そこここで渓谷の中に入り水遊びをしている人を見ることができますが、この日、さすがに人影はなく・・・、そんな人の少ない滑床渓谷は少し幻想的な雰囲気でした。
渓谷沿いにある歩道は、石畳になっています。

渓谷沿いの石畳道
大きな岩の上にしがみつくようにそびえ立つ木々、不思議な紋様の岩並、そこを流れる幾筋もの滝、しっとりと地面を覆うコケ、そしてひっそりと咲く花などを見ることができます。
自分がこれぞっ!という風景を探してみるのもよいかもしれませんね。

渓谷の花々
途中にトロッコ道の跡が続いていますが、登山道とは別なので迷わないように注意です。
これからは何かと雨の日が多いですが、水のしたたる幻想的な滑床渓谷は普段と違う顔を見せてくれるのではないでしょうか。
滑床渓谷を紹介しているHP
宇和島市観光協会
http://www.uwajima.org/course/index7.html
森の国ホテル滑床渓谷散策
http://www.morinokunihotel.com/sansaku.html
先日、本格的な梅雨の前に滑床渓谷の巡視をしておこうと、渓谷から山(三本杭)の方へ散策経路をぐるっとまわってきました。
滑床渓谷
4月下旬に山開きがあり、そのときはまだ新緑でやや肌寒い空気が満ちていました。(そのときの様子はAR日記・滑床山開きで・・・http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/search.php?search_word=%E6%BB%91%E5%BA%8A%E5%B1%B1%E9%96%8B%E3%81%8D&search_submit=Go)
6月に入って緑は濃くなっているもののなんだか初夏を思わせる感じ。
真夏になると、そこここで渓谷の中に入り水遊びをしている人を見ることができますが、この日、さすがに人影はなく・・・、そんな人の少ない滑床渓谷は少し幻想的な雰囲気でした。
渓谷沿いにある歩道は、石畳になっています。

渓谷沿いの石畳道
大きな岩の上にしがみつくようにそびえ立つ木々、不思議な紋様の岩並、そこを流れる幾筋もの滝、しっとりと地面を覆うコケ、そしてひっそりと咲く花などを見ることができます。
自分がこれぞっ!という風景を探してみるのもよいかもしれませんね。

渓谷の花々
途中にトロッコ道の跡が続いていますが、登山道とは別なので迷わないように注意です。
これからは何かと雨の日が多いですが、水のしたたる幻想的な滑床渓谷は普段と違う顔を見せてくれるのではないでしょうか。
滑床渓谷を紹介しているHP
宇和島市観光協会
http://www.uwajima.org/course/index7.html
森の国ホテル滑床渓谷散策
http://www.morinokunihotel.com/sansaku.html
2009年06月10日大山夏山開き~前夜祭~
大山隠岐国立公園 米子 米田美里
こんにちは!
いよいよ梅雨入りしましたね。
梅雨入り前から曇り空の続いていた米子は今日もさっそく強い雨が降りました。
山陰は今年も雨が多そうです・・・。
さて大山では6月6日に夏山開き前夜祭、翌7日に山頂祭が行われました。
今年で63回目を迎えるこの夏山開き祭は、
本格的な登山シーズンを迎えるにあたって登山者のみなさんの安全を祈願するものです。
鳥取県知事や大山町長、鳥取森林管理署長、大山遭難防止協会など
大山に関係する様々な機関が参加しました。
もちろん米子自然環境事務所も関係機関として参加してきました!
今回は6日に行われた大山夏山開き前夜祭についてご紹介したいと思います。
前夜祭では大神山神社奥宮で神事が行われました。
大神山神社奥宮は日本最大級の権現造(ごんげんづくり:神社建築様式の一つ)で
国の重要文化財に指定されています。
この大神山神社までは日本一長い700mの石畳の参道があります。
県外からの参加者のみなさんは
「まだ着かない、長いなー。」
と口にしながら参道の上り坂を歩いていました。

◎神事の様子
神事の間、拝殿には入れなかった人たちは記念撮影に余念がありません。

◎写真撮影に引っ張りだこだった鴉天狗と僧兵
当日はあいにくの小雨模様だったのですが、
神事が終わりみなさんお待ちかねのたいまつ行列が始まる頃には
雲も晴れ、月が見えるほどに天候も回復していました。


◎参道には火の川ができていました。
2000本のたいまつが一斉に参道を下っていく様子は
『すごい』の一言!
その景色は日常から離れた異空間のようでした。
山頂祭に参加する自信はないという人も、
来年は是非この前夜祭のたいまつ行列には参加してもらいたいです。
すごいです!幻想的です!!感動です!!!
さて、大山夏山開きの本番ともいえる山頂祭の様子は
次回ご報告したいと思います。それでは。
いよいよ梅雨入りしましたね。
梅雨入り前から曇り空の続いていた米子は今日もさっそく強い雨が降りました。
山陰は今年も雨が多そうです・・・。
さて大山では6月6日に夏山開き前夜祭、翌7日に山頂祭が行われました。
今年で63回目を迎えるこの夏山開き祭は、
本格的な登山シーズンを迎えるにあたって登山者のみなさんの安全を祈願するものです。
鳥取県知事や大山町長、鳥取森林管理署長、大山遭難防止協会など
大山に関係する様々な機関が参加しました。
もちろん米子自然環境事務所も関係機関として参加してきました!
今回は6日に行われた大山夏山開き前夜祭についてご紹介したいと思います。
前夜祭では大神山神社奥宮で神事が行われました。
大神山神社奥宮は日本最大級の権現造(ごんげんづくり:神社建築様式の一つ)で
国の重要文化財に指定されています。
この大神山神社までは日本一長い700mの石畳の参道があります。
県外からの参加者のみなさんは
「まだ着かない、長いなー。」
と口にしながら参道の上り坂を歩いていました。
◎神事の様子
神事の間、拝殿には入れなかった人たちは記念撮影に余念がありません。
◎写真撮影に引っ張りだこだった鴉天狗と僧兵
当日はあいにくの小雨模様だったのですが、
神事が終わりみなさんお待ちかねのたいまつ行列が始まる頃には
雲も晴れ、月が見えるほどに天候も回復していました。
◎参道には火の川ができていました。
2000本のたいまつが一斉に参道を下っていく様子は
『すごい』の一言!
その景色は日常から離れた異空間のようでした。
山頂祭に参加する自信はないという人も、
来年は是非この前夜祭のたいまつ行列には参加してもらいたいです。
すごいです!幻想的です!!感動です!!!
さて、大山夏山開きの本番ともいえる山頂祭の様子は
次回ご報告したいと思います。それでは。
2009年06月04日カンムリウミスズメのエコツアー@倉橋島
瀬戸内海国立公園 広島 大髙下理恵
みなさん、カンムリウミスズメをご存じでしょうか?
その名のとおり、カンムリ羽を持った海に生息するスズメのような海鳥です。
恐らく見たことがある方はほぼいらっしゃらないと思いますが、
それもそのはず。
世界に推定約5000羽程度しかおらず、
夏の繁殖期以外は洋上で過ごすため、
ここ最近まで繁殖期以外どこでどのように生活をしているのかさえ、
全く知られていなかったからです。
カンムリウミスズメは、1975年に国・天然記念物に指定されました。
しかし、生息数が減っていることから
環境省レッドリストでは絶滅危惧種Ⅱ類に、
さらにIUCN(国際自然保護連合)レッドリストにも掲載されている世界的希少種で、
アホウドリ同様、ほぼ日本にしか生息していない絶滅に瀕している日本を代表する海鳥ともいえます。
海鳥の減少要因は油や化学物質による海洋汚染、漁網による混獲、捕食者の存在、人による繁殖地の撹乱、環境変化か餌資源の推移など多岐にわたりますが、カンムリウミスズメもまた例外ではありません。
このように非常に珍しく、
通年の生息地さえ知られていなかったカンムリウミスズメが
近年、鳥類・生態系研究者飯田氏の調査によって、
なんと!広島県呉市倉橋島周辺の海域に生息していることがわかりました。
今後カンムリウミスズメの生態を知ってもらうエコツアーを開催するため、
先日モニターとしてエコツアーに参加させていただきました。
悪天のため、洋上に出て本種を見ることができませんでしたが、
飯田氏の解説によって、カンムリウミスズメの生態や現在おかれている状況について理解を深めることができました。
野生生物の生態を知り、保護活動につなげるエコツアーは
野生生物への影響がない上でなければ成立しません。
今回エコツアーに参加することができなかったので、
洋上でのカンムリウミスズメの様子や
ツアーによって考えられる影響や問題などはわかりませんでしたが、
世界的希少種の海鳥が自分たちのすぐ身近にいることを知るだけでも
生活排水で海を汚さない。ゴミを捨てない。
そんな小さな心掛けにつながるような気がします。
今後、カンムリウミスズメのエコツアーがここ呉市で執り行われる予定です。
詳しくは下記をご覧ください。
カンムリウミスズメについて↓
http://www3.ocn.ne.jp/~kumataka/umisuzume-menu.html

解説風景。

カンムリウミスズメ。
上記のURLにリンクすれば、もっとよく見ることができます。

カンムリウミスズメが居るはずの沖合い。
その名のとおり、カンムリ羽を持った海に生息するスズメのような海鳥です。
恐らく見たことがある方はほぼいらっしゃらないと思いますが、
それもそのはず。
世界に推定約5000羽程度しかおらず、
夏の繁殖期以外は洋上で過ごすため、
ここ最近まで繁殖期以外どこでどのように生活をしているのかさえ、
全く知られていなかったからです。
カンムリウミスズメは、1975年に国・天然記念物に指定されました。
しかし、生息数が減っていることから
環境省レッドリストでは絶滅危惧種Ⅱ類に、
さらにIUCN(国際自然保護連合)レッドリストにも掲載されている世界的希少種で、
アホウドリ同様、ほぼ日本にしか生息していない絶滅に瀕している日本を代表する海鳥ともいえます。
海鳥の減少要因は油や化学物質による海洋汚染、漁網による混獲、捕食者の存在、人による繁殖地の撹乱、環境変化か餌資源の推移など多岐にわたりますが、カンムリウミスズメもまた例外ではありません。
このように非常に珍しく、
通年の生息地さえ知られていなかったカンムリウミスズメが
近年、鳥類・生態系研究者飯田氏の調査によって、
なんと!広島県呉市倉橋島周辺の海域に生息していることがわかりました。
今後カンムリウミスズメの生態を知ってもらうエコツアーを開催するため、
先日モニターとしてエコツアーに参加させていただきました。
悪天のため、洋上に出て本種を見ることができませんでしたが、
飯田氏の解説によって、カンムリウミスズメの生態や現在おかれている状況について理解を深めることができました。
野生生物の生態を知り、保護活動につなげるエコツアーは
野生生物への影響がない上でなければ成立しません。
今回エコツアーに参加することができなかったので、
洋上でのカンムリウミスズメの様子や
ツアーによって考えられる影響や問題などはわかりませんでしたが、
世界的希少種の海鳥が自分たちのすぐ身近にいることを知るだけでも
生活排水で海を汚さない。ゴミを捨てない。
そんな小さな心掛けにつながるような気がします。
今後、カンムリウミスズメのエコツアーがここ呉市で執り行われる予定です。
詳しくは下記をご覧ください。
カンムリウミスズメについて↓
http://www3.ocn.ne.jp/~kumataka/umisuzume-menu.html

解説風景。

カンムリウミスズメ。
上記のURLにリンクすれば、もっとよく見ることができます。

カンムリウミスズメが居るはずの沖合い。
2009年06月01日しまなみ海道誕生10の彩り再発見・市街地サイクリング
瀬戸内海国立公園 松山 永田清美
こんにちは、日差しは強いけれど爽やかな風が吹く松山です。
「水無月」となりましたね。例年、水不足が心配される松山ですが、
今年は5月の時点で雨が少なく、懸念されているようです。
行事があるときは雨は心配のタネですが、潤いの雨がほしいところです。
さて、31日は今治地方観光ボランティアガイドの会が主催する、
“しまなみ海道誕生10の彩り再発見”の第4彩に参加してきました。
今回は、今治市街や今治城、来島海峡を、自転車やフェリーを利用して
満喫するコースでした。

市街地をサイクリングし、歴史のお話などを聞いた後は、今治港と大島を
結ぶフェリーに自転車を乗せ、30分の船旅。
車、バイク、自転車、人。橋ができても通勤、通学、観光などに、
たくさんの方が利用されています。船では、橋からの眺めとはまた違い、
ゆったりと景色を楽しめます。
大島へ到着後、昼食・休憩をとり、今度は今治へ向けてしまなみ海道の
サイクリングを楽しみます。
5月21日の日記で、「しまなみ海道と自転車」についてご紹介しましたが(http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2009/05/21/index.html)、
来島海峡大橋は、しまなみ海道の橋の中で最も長く、橋だけで約4km。
また、その下をたくさんの大型船も通る大橋の高さは約80mもあります。
絶景の橋上へ行くには、自転車・歩行者用の螺旋状のスロープを
自力で登らないといけません。

写真:橋中央の螺旋状のものが自転車・歩行者用のスロープ

それでもやはり、橋の上は爽快。みなさん颯爽と走り抜けていきます。
今治-大島間は、フェリーでは来島海峡の急潮や大橋を間近に、橋からは
海峡や島々のパノラマの壮大な景観を楽しむことができます。
ほどよい運動と雄大な景色、町や今治城の歴史のお話や、来島海峡大橋に
ついての説明など、ガイドさんなしでは気付かない「発見」が
たくさんあったコースでした。
今治には島しょ部、海岸に国立公園が点在し、様々な魅力が満載です。
“しまなみ海道誕生10の彩り再発見”では、そんな今治地方の国立公園などを
中心に、市民ガイドさんの案内で計10回、いろいろな楽しみ方や魅力を
教えてくれます。
「しまなみ海道10周年記念 しまなみ海道誕生10の彩り再発見」
(http://www.oideya.gr.jp/shimanami_10th_anniversary.html)
「水無月」となりましたね。例年、水不足が心配される松山ですが、
今年は5月の時点で雨が少なく、懸念されているようです。
行事があるときは雨は心配のタネですが、潤いの雨がほしいところです。
さて、31日は今治地方観光ボランティアガイドの会が主催する、
“しまなみ海道誕生10の彩り再発見”の第4彩に参加してきました。
今回は、今治市街や今治城、来島海峡を、自転車やフェリーを利用して
満喫するコースでした。

市街地をサイクリングし、歴史のお話などを聞いた後は、今治港と大島を
結ぶフェリーに自転車を乗せ、30分の船旅。
車、バイク、自転車、人。橋ができても通勤、通学、観光などに、
たくさんの方が利用されています。船では、橋からの眺めとはまた違い、
ゆったりと景色を楽しめます。
大島へ到着後、昼食・休憩をとり、今度は今治へ向けてしまなみ海道の
サイクリングを楽しみます。
5月21日の日記で、「しまなみ海道と自転車」についてご紹介しましたが(http://c-chushikoku.env.go.jp/blog/2009/05/21/index.html)、
来島海峡大橋は、しまなみ海道の橋の中で最も長く、橋だけで約4km。
また、その下をたくさんの大型船も通る大橋の高さは約80mもあります。
絶景の橋上へ行くには、自転車・歩行者用の螺旋状のスロープを
自力で登らないといけません。

写真:橋中央の螺旋状のものが自転車・歩行者用のスロープ

それでもやはり、橋の上は爽快。みなさん颯爽と走り抜けていきます。
今治-大島間は、フェリーでは来島海峡の急潮や大橋を間近に、橋からは
海峡や島々のパノラマの壮大な景観を楽しむことができます。
ほどよい運動と雄大な景色、町や今治城の歴史のお話や、来島海峡大橋に
ついての説明など、ガイドさんなしでは気付かない「発見」が
たくさんあったコースでした。
今治には島しょ部、海岸に国立公園が点在し、様々な魅力が満載です。
“しまなみ海道誕生10の彩り再発見”では、そんな今治地方の国立公園などを
中心に、市民ガイドさんの案内で計10回、いろいろな楽しみ方や魅力を
教えてくれます。
「しまなみ海道10周年記念 しまなみ海道誕生10の彩り再発見」
(http://www.oideya.gr.jp/shimanami_10th_anniversary.html)
2009年06月01日6月は環境月間
足摺宇和海国立公園 土佐清水 新堀麻子
6月は環境月間だということを知っていますか。

6月は環境月間です
環境に配慮した行動を普段からコツコツしている人もしていない人も、みんなちょっと気にかけていきましょうというもの。
展示やポスター・チラシ等でそれらをアピールしようということで、事務所のすぐそばにある土佐清水市立市民図書館にて、コラボの環境月間展示が今年も開催中です。
館内には、環境に関する本とともにパネルを展示をしています。
環境省のこと、環境問題のこと、海の生きもののこと、エコ知恵などなど・・・。

海についての展示

エコってなんだ?の展示
海辺に打ちあがったものや生きものから環境の異変に気づくこともあるのではないでしょうか。
もしくはその気づくきっかけになればいいなと思います。
大きなことをドカンとやると続かない・・・。ならば、小さなことをコツコツと気づいたことから始めていきましょう!
6月は環境月間です
環境に配慮した行動を普段からコツコツしている人もしていない人も、みんなちょっと気にかけていきましょうというもの。
展示やポスター・チラシ等でそれらをアピールしようということで、事務所のすぐそばにある土佐清水市立市民図書館にて、コラボの環境月間展示が今年も開催中です。
館内には、環境に関する本とともにパネルを展示をしています。
環境省のこと、環境問題のこと、海の生きもののこと、エコ知恵などなど・・・。
海についての展示
エコってなんだ?の展示
海辺に打ちあがったものや生きものから環境の異変に気づくこともあるのではないでしょうか。
もしくはその気づくきっかけになればいいなと思います。
大きなことをドカンとやると続かない・・・。ならば、小さなことをコツコツと気づいたことから始めていきましょう!


渓谷沿いを突き進んで行くと徐々に渓谷も細くなってきます。奥千畳まで行くと今度は熊のコルまで登っていきます。
渓谷から離れ、少しずつ水の音も小さくなってくる頃にはまわりに生えている木々も少しずつ変化していきます。
熊のコルのあたりまでくるとブナの木もでてきて落葉樹が多くなります。
落葉樹林、ブナがでてきました
常緑樹の多い足摺宇和海国立公園の中ではまた違った雰囲気を感じることができるのではないでしょうか。
そんな中を楽しみながら、「たるみ」まで歩いてみると急に視界が開けます。
・・・といってもごらんの有様です。
三本杭周辺
四国森林管理局の植生回復事業により、シカ柵等が設置されていますが、簡単には復活してくれません。
風も強いのでしょう、植物がまばらに生える程度で土がむき出しになっている始末。
でもその中で好都合なこととしては、動物の足跡などの痕跡が観察しやすい。柵の内にも外にもそれぞれ様々な足跡が残っていました。
たるみから万年橋へ向けて下るルートは、シャクナゲコース。残念ながら花の時期はとっくに終わってしまっています。が、今年のシャクナゲは「表年」だったのでしょう。
今年は満開だったのでしょう・・・
梢には膨らみつつある子房がびっしりついていました。このルートは、シャクナゲの花の咲くころ春の散策が楽しいですね。次回はちゃんと時期を合わせて来たいものです。
滑床の登山道は、たくさん分岐があります。歩道だと思いこんで進んで獣道だったりすることもあるので、しっかり地図を確認しながらゆっくり歩いていきましょう。