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中国四国地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中国四国地区]

大山秋の一斉清掃活動

2016年10月25日

ご訪問ありがとうございます。

大山秋の一斉清掃に参加しました。
国立公園大山は、日本海に近く自然豊かな独立峰であり数々の動植物から歴史的遺産、名所旧跡があります。そして春夏秋冬を通じて海外から全国各地から地元の多くの方々に親しまれてきています。
豊かな自然を後生に引き継いでいくために、美化活動として大山一斉清掃が行われています。

この大山一斉清掃は、全国に先駆けて官民一体の「大山の美化を推進する会」の前身である「大山をゴミから守る県民運動連絡協議会」が1977年417日に結成されました。そして529日に大山の周りの66地区で第1回の一斉清掃が行われました。以降毎年、夏山シーズンに入る前の4月第3日曜日に春の一斉清掃と秋の行楽シーズン前の10月の第3日曜日の秋の一斉清掃が1年に2回、市町村の枠組みを超えて大山全域の一斉清掃が行われています。
1982
4月25日に他の会も統合して「大山の美化を推進する会」に改称されました。
現在は31団体が加盟しています。

それでは、大山秋の一斉清掃の様子をご紹介します。

国立公園大山桝水高原 一斉清掃開会式の様子。

伯耆町役場 飛田職員より一斉清掃への注意事項が説明されています。

「大山の美化を推進する会」の後藤先生から、外来種のセイタカアワダチソウ除去方法について解説中の様子。セイタカアワダチソウの除去は、一気に引き抜かないで2回か3回くらいぐっぐっと引きその後一気に引き抜くと根っこから除去できると解説がありました。

セイタカアワダチソウ除去の様子。

大山一斉清掃(伯耆町地区)は、桝水高原だけでなく広範囲に美化活動が行われています。

現在、大山一斉清掃は、大山町、伯耆町、琴浦町、江府町の4町にそれぞれの主会場を置き実施されています。

ゴミの収集実績は、1977年には6tもの収集がありましたが、1996年以降は1t未満の収集になっています。因みに、2009年から2015年収集実績は、平均0.5tとなり利用者のマナーアップの改善が顕著に現れていると思います。

これからも、美しい大山を守るために利用者の皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

最後までご覧くださり大変ありがとうございました。