「クマとシカ 人が共存できる森 ~四国・剣山山系のいまとみらい~」動画配信開始
絶滅が危惧されるツキノワグマ四国地域個体群の保全に向けて、生息地である剣山山系の自然環境やその変化について解説した動画の配信を開始しましたので、お知らせします。
1. 背景と目的
環境省レッドリスト2020で絶滅のおそれのある地域個体群として選定されているツキノワグマ四国地域個体群 は、現在、国指定剣山山系鳥獣保護区を中心とした徳島県と高知県にまたがる剣山山系の森林に分布しています (2017年時点の推定生息個体数は16-24個体(鵜野ら2019))。
ところが、近年の剣山山系の森林環境の大きな変化、特に、ニホンジカの生息頭数の増大による大規模な食害の 発生やそれに伴う変化は、少なくなった四国のツキノワグマの生存に、更なる悪影響を及ぼすことが懸念されて います。
そこで、ツキノワグマ四国地域個体群の保全に向けて、剣山山系における森林環境やその変化等について、一般 の方にも分かりやすく知っていただくことを目的として、普及啓発動画を作成しました。
2. 配信動画
配信動画は環境省公式YouTubeサイトにてご覧ください。