報道発表資料
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大山隠岐国立公園下山野営場における設計・工事・運営等の一体的な発注について
国内外からの誘客を進める国立公園満喫プロジェクトの趣旨を踏まえ、多様化するニーズに対応した利用者目線の野営場再整備及び管理運営を行っていくため、大山隠岐国立公園の下山野営場において、環境省として初めてとなる契約形態を用い、設計・工事・運営等の一体的な民間事業者への発注を行います。
1.事業の目的
国立公園の野営場は、利用者が日常生活をはなれた優れた自然の中で安全、快適に、宿泊、食事、休養、集い、遊び、運動、交流などを楽しみ体験することにより、自然とのふれあいや自然への関心と理解を深めることができる場として、これまで国、地方自治体、民間の役割分担と連携によって整備及び管理運営がなされてきた。一方、野営場の利用は、近年、利用形態、利用者層、利用期間、提供されるサービスに対する要求などが多様化する傾向を見せており、こうしたニーズに対応した野営場の再整備及び管理運営が課題となっている。国内外からの誘客を進める国立公園満喫プロジェクトにおいても、民間の知見を活用しつつ、多様なニーズへ対応することが求められている。
本事業は、こうした状況を踏まえ、大山隠岐国立公園下山野営場(以下、「本施設」という。)を対象に、設計~工事~運営・維持管理まで一体的に民間事業者に委ねることにより、その創意工夫を最大限に活用した、質の高いサービスの提供を目指すことを目的とする。
2.事業の予定地及び施設概要
本事業の事業予定地と施設概要は以下のとおりである。
1) 事業予定地
鳥取県西伯郡大山町大山54(大山隠岐国立公園大山寺集団施設地区内)
2) 対象施設名称
下山野営場(通称:下山キャンプ場)
3) 対象施設の敷地面積
5.54ha
4) 対象施設の概要
野営場(管理棟、テントサイト、炊事棟、公衆トイレ、駐車場、散策路等)
3.事業方式
本事業は、環境省としては初めて、DBO(Design-Build-Operate)方式(別紙スキーム図参照)により、本施設の設計及び工事並びに工事監理(以下「施設整備」という。)と運営・維持管理を包括して発注するものであり、施設整備に係る費用は環境省中国四国地方環境事務所(以下「環境省」という。)が負担し、運営・維持管理は本施設の利用者から施設利用の料金等を得て実施する。これにより、運営・維持管理を行う事業者の知見を生かした設計・整備の実施や、各業務の効率的な実施が可能になる。
4.契約の形態
環境省は、本施設の設計及び工事並びに工事監理を行う事業者各々と本事業に係る請負契約を締結する。また、環境省は、本施設の運営及び維持管理を行う事業者と、委託契約を締結する。
5.事業期間等
事業期間
事業期間は次のとおりである。
<設計業務>
業務契約締結日 から 令和2年(2020年)3月31日まで
<工事>
工事契約締結日 から 令和3年(2021年)3月31日まで
<工事監理業務>
業務契約締結日 から 令和3年(2021年)3月31日まで
<運営管理>
業務契約締結日 から 令和8年(2026年)3月31日まで
※本事業で再整備した施設の供用開始は、令和3年(2021年)4月以降を想定
6.その他本事業に関する詳細事項
以下のURLで本事業の入札に関する資料が公表されているため、詳細については参照されたい。
http://chushikoku..env.go.jp/procure/index.html
7.問合せ先
契約関係
総務課 会計係長 竹内 誠
会計係員 鯨井 佑弥
TEL: 086-223-1577
事業内容
自然環境整備課 課長 宮内 拓郎
自然保護官 石月 聖文
TEL: 086-223-1556