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中国四国地方環境事務所

報道発表資料

2019年12月11日
  • 報道発表

山口県防府市内でのツマアカスズメバチ侵入状況等緊急調査の結果(速報)

山口県防府市において特定外来生物であるツマアカスズメバチが本年11月21日に確認されたことを受け、環境省においてツマアカスズメバチ侵入状況等緊急調査を実施しました。その結果、新たな個体及び巣は発見されませんでしたので、お知らせいたします。 また、環境省では同侵入状況緊急調査を、秋季に引き続きツマアカスズメバチの活動が高まる令和2年3月にも実施することとしています。

1. 調査背景

本種の定着・拡散を防ぐには、侵入初期の対策が極めて重要となります。そのため、環境省では本年11月に個体が捕獲された山口県防府市において、ツマアカスズメバチ侵入状況等緊急調査を実施しました。

2. 調査結果

本年11月26日から12月9日にかけて、個体発見地点周辺において、271個のトラップを約10日間設置し、スズメバチ類を誘引捕獲した結果、ツマアカスズメバチの捕獲はありませんでした。

なお、個体発見地点周辺において、探索調査による巣及び個体の捜索を行いましたが、発見されませんでした。

3. 今後の調査予定

今回の秋の緊急調査では捕獲されませんでしたが、生息の可能性を否定せず、引き続きトラップを用いた分布調査を令和2年3月にも実施する予定です。

(参考)調査の詳細情報

トラップを用いたツマアカスズメバチの分布調査

 市 名

 設置日

 回収日

 設置個数

 結果

 防府市

 11/26~11/29

 12/6~12/9

 271個

 確認なし

探索調査

 市 名

 探索日

 捜索範囲

 捜索場所

 結果

 防府市

 11/26~12/10

個体発見地点から半径8㎞以内の海岸線からの地形を考慮した範囲

公園、緑地や樹林地等ツマアカスズメバチの営巣の可能性のある場所、開花植物等ツマアカスズメバチの餌となる昆虫類が集まる場所

 確認なし

関連Webページ

■ 問い合わせ先
中国四国地方環境事務所 野生生物課
直通  086-223-1561
課長      阿部 愼太郎
課長補佐    深田 富士雄
外来生物防除専門官 兵 教弘