報道発表資料
- 報道発表
「大山隠岐国立公園ステップアッププログラム2020」の改訂について
環境省では、昨年3月30日に政府がとりまとめた「明日の日本を支える観光ビジョン」に基づき、日本の国立公園を世界最高水準の「ナショナルパーク」としてブランド化を図ることを目標に、「国立公園満喫プロジェクト」を実施することにしており、先行的・集中的に取り組む全国8ヵ所の国立公園の1つとして大山隠岐国立公園が選定されました。
国立公園満喫プロジェクトの推進に向け、本年10月20日に開催された平成29年度第1回大山隠岐国立公園満喫プロジェクト地域協議会において、昨年度策定された「ステップアッププログラム2020」を一部改訂し、「周辺地域と連携した魅力の提供」に関する方針を位置付けることが了承されましたので、改訂内容についてお知らせします。
1.改訂理由
大山隠岐国立公園の周辺一帯は、ラムサール条約登録湿地の中海、宍道湖等の優れた自然環境に加え、国宝や世界遺産など神話・歴史・文化等に富む地域であり、その魅力を最大限に発揮し、観光拠点・交通拠点等を有する周辺地域と連携した国立公園への誘導や魅力の提供するためには、周辺地域を含めた一体的な取り組みが必要である。また、国立公園満喫プロジェクト有識者会議における議論においては、国立公園周辺地域を含めた広域的な視点で考えることが重要視された。
以上を踏まえ、国立公園満喫プロジェクトを更に推進するため、「ステップアッププログラム2020」における目指すべき姿の一つとして、「周辺地域と連携した魅力を提供する国立公園」を位置付け、具体的な方針を追記するための改訂を行った。
改訂内容については、本年9月22日に開催された大山蒜山三徳山地域部会及び10月11日に開催された島根県地域部会で検討・了承された後、10月20日に開催された平成29年度第1回大山隠岐国立公園満喫プロジェクト地域協議会において了承された。
2.見直しの概要
国立公園を核としつつ、観光拠点や交通拠点等を有する周辺地域と連携し、公園内外を結ぶツアープログラムの開発、利用ルートの設定や公園周辺の観光拠点・利用拠点における情報提供の充実を図ることによる国立公園への誘導や魅力の提供を目指すため、ステップアッププログラムに周辺地域との連携に係る事項を追記
①「2.2目指すべき姿」に「周辺地域と連携して魅力を提供する国立公園」を追記
②「2.3課題と取組の方向性」の「目指すべき姿」と「課題」に追記
③「4.プロジェクトの実施」に周辺地域との連携について追記
④「4.1」「4.2」「4.3」「4.4」「4.5」のプロジェクトの実施(各地域)に「周辺地域との連携に係る事項」を追記
3.資料
(1)「大山隠岐国立公園ステップアッププログラム2020」(改定版)[PDF:4.58MB]