報道発表資料
- 開催案内
報道発表:中国四国カワウ広域協議会(仮称)の開催について(お知らせ)
中国四国地方環境事務所
中国四国地方において、近年生息域や被害の拡大が報告されているカワウについて、カワウによる被害の防止及び適切なカワウ個体群の管理を目的とした中国四国カワウ広域協議会(仮称)を開催しますのでお知らせします。
1 開催目的
カワウはかつて全国に分布していたが1970年代には絶滅が危惧されるほどに生息数が激減し、生息域も縮小した。しかし、近年その生息数が急増し、中国四国地方においても生息域や被害の拡大が報告されている。今後、当地域における人とカワウとの共生を推進するためには広域的な視点を持ちつつ個体群の適正な管理を行う必要がある。そこで、中国四国地方のカワウの管理に関係する行政機関を対象に、昨年度よりカワウによる被害の防止及び適切なカワウ個体群の管理を目的とした協議会の設立に向けての理解を得るための準備を進めてきた。この度、協議会を正式に設立するとともに、広域保護管理の基本的な考え方や対策の方向性となる広域保護管理指針の策定に向けた検討を行うため「中国四国カワウ広域協議会(仮称)」を開催する。
2 日時
平成26年7月14日(月)13:30~16:30
3 場所
ピュアリティまきび 2階会議室(孔雀の間)
(岡山市下石井2丁目6-41)
4 議事
- (1)
- 中国四国カワウ広域協議会の設立について
- (2)
- 広域保護管理指針について
- (3)
- 各県におけるカワウの生息、被害及び対策の状況について
- (4)
- その他
5 出席機関(予定)
中国四国地方各県のカワウ関係行政担当課、農林水産省(水産庁増殖推進部、中国四国農政局、近畿中国森林管理局、四国森林管理局)、環境省(中国四国地方環境事務所)
6 問い合わせ
環境省中国四国地方環境事務所 野生生物課 澤志
電話:086-223-1561(直通)
カワウについて
カツオドリ目ウ科に属する水鳥で、世界の広い範囲に分布する。日本国内では1970年代に3000羽程度まで減少したが、その後、水質環境の改善や水辺環境の復元によって、2000年頃には推定5~6万羽程度と見積もられるほどに個体数が増加した。
近年、中国四国地方を含め、各地で生息域や内水面漁業等被害の拡大が報告されているが、その生息状況等は必ずしも正確に把握されていない。