第9回気候変動適応中国四国広域協議会 議事概要
第9回気候変動適応中国四国広域協議会
場所:Webex によるオンライン開催
開会
第1部(公開)
1 環境省気候変動適応室より情報提供(資料1)
【質疑応答】
特になし
2 データ統合・解析システム(DIAS)について(資料2)
3 生物多様性・生態系のモニタリング(資料3)
【質疑応答】
○福岡管区気象台
市民参加型モニタリングのデータについて、品質管理は行われているのか。
○国立環境研究所
モニタリングのプログラム次第である。
種の同定のチェックを行い、集約していくケースや市民から寄せられた情報をまずは集約していくケースもある。目的や実施している主体次第で色々なものがある。
生物情報を活用する際に色々な情報源からコンパイル(同じプログラムに形を変えること)、集約していく時に、それがどのくらいの精度で取られたのかについての確認はとても重要なことである。
iNaturalistのシステムでは、ユーザーから投稿された生物の観察場所、写真などの情報を、それが正しいのか、直す必要があるのか専門家がチェックしてコメントを入れるシステムになっている。専門家のコメントが入ったものが地球規模生物多様性情報機構(GBIF)に登録される。
○山口県気候変動適応センター
生物季節モニタリングにおいて、観察対象推奨種目を選定されているとのお話であったが、どのように選定をされたのか。
○国立環境研究所
気象庁の生物季節観測について、現在でも生物季節観測種目の1割は継続しているので、それらの種は対象外にしている。
過去のデータが充実している種も対象となる。種目によっては一定の期間のデータが抜けている、地理的に非常に偏っている種もあり、1つの出口として気候変動影響の検出を考えているので、空間的な広さ、時間的な継続性の面でデータが欲しい種目を推奨している。
4 令和4年度国民参加による気候変動情報収集・分析事業報告(香川県:資料4、愛媛県)
【質疑応答】
○山口県気候変動適応センター
愛媛県の報告で、柑橘類の将来予測の計算をされる際、年平均気温、最低気温の二つで予測をされているが、降水量など他の項目も検討されたかと思う。どのような検討をされたのか。
○愛媛県気候変動適応センター
確かに色々な項目があると思うが、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の杉浦様の全国版の調査方法を参考に、今回の計画を作成した。
第2部(非公開)
気候変動適応における広域アクションプラン策定事業 中国四国地域 令和4年度事業報告(公開資料)
(1)山林の植生・シカ等の生態系分科会
(2)太平洋の沿岸生態系分科会
(3)瀬戸内海・日本海の地域産業分科会
閉会