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中国四国地方環境事務所

第15回気候変動適応中国四国広域協議会 議事概要

 

第15回気候変動適応中国四国広域協議会

日時:令和8年2月12日(木)13:15 - 16:00

場所:Teams によるオンライン開催

 

開会

第1部

1 環境省気候変動科学・適応室からの情報提供(資料1

【質疑応答】

特になし

 

2 石鎚山系を中心としたシカモニタリングデータの収集・共有の概要(資料2

【質疑応答】

○石川アドバイザー(国立大学法人高知大学 名誉教授)

 私もこのモニタリングの講習会を受けて非常に有用だと実感した。高知県側のフットワークの問題もあり、課題として挙げられていた愛媛・高知両県のモニタリング体制や調査方法の共通化を早急にやらないといけないが、まだ実現できていない。高知県でも、モニタリングについては、三嶺の森をまもるみんなの会のメンバーを中心に、牧野植物園のメンバーも加えて、本格的に運用しないといけないという話になっている。
 人材育成の関係では、牧野植物園で、レッドリストを作るための市民の人材を育てていこうという事業を、環境省から資金的な援助を受けて進めていて、講師になる人を一人付けて、植物に興味のある人たちを対象に複数の地域で月に1回の調査を実施している。この事業に参加している調査員にSurvey123の調査方法の使い方を覚えてもらい、野生植物分布調査だけでなく、自分たちが興味を持っているエリアで積極的にシカの情報を集めてもらうということを考えている。
 被害度ランクのマップについて、年度ごとの調査結果を集計しており、全く同じ場所で調査しているわけではないが、エリアを区切ってみると、被害度の増減の傾向が分かるようになると思う。そういう情報を使うと、どこで捕獲圧を重点的にかければよいかというエリアが絞り込めていくと思う。そういう方向性でこのデータを活用していきたいと思うが、いかがか。

 

○愛媛大学 社会共創学部 環境デザイン学科 渡邉准教授

 3点目の被害度ランクのマップについては、3年間の全てのデータが載っているため、年度を分けて、地域を分けてという分析は、あってしかるべきで、できるものである。さっそく協議会でも検討していきたい。
 2点目のレッドデータに関する人材育成については、愛媛県側でもレッドデータを作るのがしんどくなってきている。高知県側でも牧野植物園が中心になって進めているということなので、われわれの方でもそうした情報を傾聴していきたい。
 1点目のモニタリング調査のデータの操作については、色々な人に使ってもらわないと、これが調査項目として良いのか悪いのかが分からない。色々な人に使ってもらって磨き上げていけたらと思うので、多くの人に積極的に使ってもらいたいと思う。

 

○中国四国地方環境事務所

 石鎚山系は国定公園だが、同じく大山・隠岐国立公園にもシカが進入してきている状況にあり、市民モニタリングを活用できないか検討している。最初の講習会への参加の声がけはどういう範囲で実施したのか、例えば登山愛好家など、どういう属性を持った方々が参加したのか、市民から集まっているデータはどれぐらいの精度で返ってきているのか。

 

○愛媛大学 社会共創学部 環境デザイン学科 渡邉准教授

 参加者は、協議会に加盟している団体から知り合い等に案内してもらっている形のため、行政も一般市民も登山愛好家も学生もいる。
 モニタリングの精度は、きちんと写真などを見て検証しないといけないとは思うが、講習会を受けなくても参加できるようにするかどうかについての議論はあったが、市民講習会に参加した人だけに調査票のURLを配っているため、その点では精度は担保されていると思う。ただ、講習会のアフターフォローが無いため、被害の状況をどう判断するのかという質問先がないため、その点が不安な部分である。石鎚山は自然系の施設等がないので苦労しているが、大山だと自然系の博物館があるので、その周辺に加わってくる自然好きの人たちに参加していただくのがいいのではないか。

 

○中国四国地方環境事務所

 P24の円グラフの2%の一般というのは協力団体以外のことか。

 

○愛媛大学 社会共創学部 環境デザイン学科 渡邉准教授

 協力団体というのは牧野植物園のようなわれわれの知り合いの団体で、協議会には入っていないが情報を密にやり取りをしている人たちである。円グラフの2%のところが市民講習会に参加した人であり、アフターフォローが必要になる。

 

○藤木アドバイザー(兵庫県立大学/兵庫県森林動物研究センター)

 一般の方からの情報提供が少ない一方で、会員の方からは充分な数のデータが出てきていると思う。会員の方は具体的にどのような方で、どのような形でデータを取ってきているのか。

 

○愛媛大学 社会共創学部 環境デザイン学科 渡邉准教授

 モニタリングのデータは、仕事等で山に行ったついでにデータを上げてもらうようお願いしている。主なデータ収集は、西条自然学校、愛媛植物研究会、愛媛大学がほとんどで、他の自然系の業務のついでに上げてもらっているデータがほとんどである。

 

○藤木アドバイザー(兵庫県立大学/兵庫県森林動物研究センター)

 Survey123は、携帯電波が届かないオフラインのときでもデータの収集はできるシステムか。

 

○愛媛大学 社会共創学部 環境デザイン学科 渡邉准教授

 オフラインのときは、GPS情報を元に位置を特定し、そのデータをスマホの中に溜めておいて、電波が回復したときに送るので、オフラインの環境でも使うことができる。

 

第2部(非公開)(公開資料

3 分科会等の取組について
(1)気候変動影響把握・情報活用分科会等
(2)普及啓発活動

 

閉会

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