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中国四国地方環境事務所

アユモドキ等密漁防止合同パトロールを実施します!

 アユモドキ(国指定天然記念物、国内希少野生動植物種)とスイゲンゼニタナゴ(国内希少野生動植物種)の生息地の一部において、これら希少淡水魚類の密漁(必要な許可を受けていない捕獲)が疑われる不審な行為をする者が多数確認されています。
 このような者は、岡山県内だけでなく車両ナンバー等から県外から訪れているケースも確認されており、大型連休には密漁が多発するおそれがあります。このため、環境省中国四国地方環境事務所、岡山県警察、岡山県及び岡山市は、この期間における密漁監視を強化します。 
 その一環として、4月24日(水)10時30分から合同パトロールを実施します。また、パトロールでは、近隣の店舗等に密漁防止のための協力依頼も行う予定です。

1.密漁合同パトロール実施者

環境省中国四国地方環境事務所、岡山県警、岡山県、岡山市

2.合同パトロール実施日及び実施場所

日時:令和6年4月24日(水)10:30~
   (予備日)令和6年4月25日(木)10:30~

場所:岡山市内

3.アユモドキとスイゲンゼニタナゴについて

【アユモドキ】
体長15~20cmのドジョウの仲間で、日本固有の淡水魚。岡山県内と京都府内の限定された場所でしか繁殖地が確認されておらず、絶滅のおそれが極めて高い。河川の氾濫原等の一時的に発生する水域に産卵するという特殊な繁殖戦略を持っており、適した繁殖環境の消失のほか、密漁や外来魚による捕食等が絶滅に拍車をかけている。

詳細:https://www.env.go.jp/nature/kisho/hogozoushoku/ayumodoki.html

【スイゲンゼニタナゴ】
体長4~5cmの日本のタナゴ類最小の淡水魚。生息地が岡山県内と広島県内の一部の水系に限られており、絶滅のおそれが高い。イシガイ等の二枚貝のえらに産卵するが、イシガイ等の生息に適した底質環境の消失のほか、密漁、外来魚による捕食、また近年では、人為的に放流された外来の近縁種との交雑等が絶滅に拍車をかけている。

詳細:https://www.env.go.jp/nature/kisho/hogozoushoku/suigenzenitanago.html

4.問合せ先

中国四国地方環境事務所 野生生物課
(担当)岩本、山田 
(電話)086-223-1561