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中国四国地方環境事務所

第3回 気候変動適応中国四国広域協議会 議事概要

第3回 気候変動適応中国四国広域協議会

日時:令和2年2月26日(水)14:00 - 17:15

場所:岡山県農業共済会館 大会議室(6F)

開会

1 第1部(公開)

(1)構成員の変更について(資料1

【協議】

特になし

(2)地方公共団体取組紹介(山口県:資料2)(高知県:資料3)(岡山市:資料4

【質疑応答】

特になし

(3)次年度広域協議会の運営について(資料5-1)(資料5-2

【質疑応答】

 ○岡山県地球温暖化防止活動推進センター

 資料5-2で、広域アクションプランのテーマ1を選ばれた理由を説明いただきたい。

 ○事務局

 各県・政令市に意見照会をして、数の多かったものを採用している。理由は複数ある。主な理由は、高山植物は希少なものもあり、気候変動による気温上昇のため生息域の標高が上がっていくといわれているが、具体的にどういった植物がどのような状況にあるのか、現実的にはまだ把握しきれていないためである。

 また、ニホンジカが非常に増えていて非常に困っているということで、シカの増加と気候変動と関係があるという説も聞いたことがあるが、将来どうなるのか調査したいためである。加えて、シカによる食害の問題もあるので、シカと植生と一緒にテーマとして取り組みたいということである。

 ○岡山県地球温暖化防止活動推進センター

 ニホンジカは生態系の中で頂点ではないので、生態系の頂点を調べていくという方法もあると思い質問した。環境省が作成している植生図も利用して調査する予定か。

 ○事務局

 具体的なところはこれから調べていくことになろうかと思う。

 ○中国四国農政局

 農作物の鳥獣被害対策を所管しているので、関連して質問する。テーマ1のニホンジカの調査について、「山地・森林等における」と書かれているが、この「等」には農地も含まれるのか。農作物被害も多いため各県からの要望があったと思われるが、いかがか。

 ○事務局

 意見照会の中に農作物という表現はなかったように記憶している。再度確認して進めるようにする。

 ○中国四国地方環境事務所

 構成員の皆様から幅広いご意見をいただいており、最大公約数的に幅広く読めるようにテーマを作っている。農地を排除するわけではないが、山地・森林が主になるものだと思われる。同様の考えでテーマ2の海洋生態系についても意見の多かったサンゴが中心となる。テーマ3の地域産業への影響調査についても、幅広く読めるようにしているが、基本的には漁業が中心となる。実際調査していく中では、そもそもデータがないということもあるので、どこかの分野にフォーカスしていくことが必要となり、その際に例示しているものが中心となる。その周辺で影響が出ていると確信ができるような分野があれば、ぜひこの場でこの調査を行ってほしいという意見をいただきたい。

 ○事務局

 今後、この3テーマで進めていきたいと思う。アドバイザーの先生から何かご意見あればお願いする。

 ○野田アドバイザー(水産研究・教育機構 水産大学校水産学研究科)

 最大公約数的な観点で選ばれたということで、かなり幅広いという印象である。その中でも少し焦点を絞っていった方がよいのではないか。焦点の絞り方は地域の要望によると思うが、絞った方が最終的に実りのある成果につながるように思われる。

以 上