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【地区便り】大久野島ビジターセンター便り vol.38
2009.04.25 広島事務所
心待ちにしていた桜の花も終わり、今度は薄い緑や黄緑色のかわいい葉っぱをあちこちで見るようになりました。日に日に緑が鮮やかになっていくので、植物たちの成長を見るのが毎日楽しみです。
大久野島ビジターセンター周辺のアメリカスズカケノキの葉っぱも、小さな葉と花がついたかと思うと、あっという間に大きくなりました。グングンと成長した葉っぱは、現在子供の手のひらぐらいの大きさになっています。
ビジターセンター玄関前の大きなヤマモモの木は、一年中青々とした葉っぱをつけていますが、今週に入り葉っぱをたくさん落としはじめています。常緑樹たちはこの時期に葉を落とすようですね。枝先をよく見ると、小さな花がたくさん咲いているので、7月には真っ赤な実をたくさんつけることと思います。
今回は、この時期の大久野島の植物たちの様子をみなさんにご紹介いたします。
新緑の季節

【小さな葉と花がつきました(2009.4.5)】

【子供の手のひらぐらいの大きさです(2009.4.17)】
- 分布
- 北アメリカ原産
- 樹高
- 20~40m
- 花期
- 4月上旬
- 特徴
- ゴルフボール大の実が枝からぶら下がった姿は鈴を懸けたよう
(名前の由来)
ビジターセンター横のアメリカスズカケノキはとても大きく樹齢が60~70年程と言われています。今芽吹いている葉っぱが大きくなる初夏には広い日陰が出来るので、島のウサギ たちや私たちがくつろぐ場となっています。

【この時期にひっそりと咲きます(2008.4.5)】

【古い葉が落ち始めました(2008.4.17)】
- 分布
- 本州(関東地方南部以西)~沖縄
- 樹高
- 5~10m
- 花期
- 4月上旬
- 特徴
- 雌雄異株
アメリカスズカケノキと同様に、ビジターセンター玄関前のヤマモモの樹齢は60~70年程と言われています。去年は裏年で、花も実もつけませんでしたが、今年は小さな花 がたくさん咲いています。7月にはかわいい真っ赤な実がたくさんなるでしょうね。
お知らせ
大久野島ビジターセンターでは、特別展示「瀬戸内の風景写真展」を館内のレクチャールームにて行います。今回は、瀬戸内海国立公園の陸域に指定されている“黒滝山(くろたきやま)”と“大久野島”から望むことの出来る風景写真を展示致します。
黒滝山は、「くろたきさん」という愛称で親しまれ、地元である忠海のシンボルとされています。山頂からは、瀬戸内海国立公園の多島海景観美を目下に望むことができ、また道中には観音像が彫られ古くからの信仰を感じさせる山です。今回は、「忠海歴史民族研究会」のみなさんのご協力のもと、山頂からの風景や道中で見ることのできる石仏を紹介させていただきます。
また、同時に大久野島での風景や植物写真を展示し、四季折々で見ることのできる大久野島での風景を紹介させていただきたいと思います。
瀬戸内に残るすばらしい自然や歴史をこの機会に是非ご覧ください。
【瀬戸内海国立公園 黒滝山(標高266m)】
【黒滝山山頂からの景色】
【春の大久野島】
【大久野島展望台への散策道】
【秋の大久野島】
【珍しい雪景色の大久野島】
- 期間
- 平成21年5月4日(月)~平成21年7月31日(金)
- 場所
- 大久野島ビジターセンター レクチャールーム内
- 入館料
- 無料
- 展示物
- 忠海歴史民族研究会梶村 泰志 さん
- 中井 貢 さん
- 休暇村 大久野島坂口 清秀 さん
- 展示内容
- ・黒滝山山頂からの風景写真
・黒滝山 三十三観音石仏写真(約35点)
・大久野島の四季の風景,植物写真(100点以上)
・美しい日本の自然 パネル ほか
- 大久野島ビジターセンター便り vol.38 H21.4.25 発行
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発行・編集:大久野島ビジターセンター
〒729-2311 広島県竹原市忠海町大久野島
電話・FAX:(0846)26-0100
開館:9:00~16:00 休館日:水曜日(1-2 月は水・木)
お問い合わせなどはこちらまで 担当:馬場