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中国四国地方環境事務所TOPICS>2007年度

【地区便り】大久野島ビジターセンター便り Vol.23

2007.07.07 広島事務所

雨が降り、蒸し暑い日がつづきます。ビジターセンター前のヤマモモの大木は、今年なり年でした。真っ赤な実がたわわに実り、あたりが一面真っ赤になります。強い風が吹いたあとには、タライ2杯分ヤマモモの実を掃除しなくてはならないこともあります。掃いてもはいても、ポトポトと落ちてくるので、掃除は大変です。島内一周道路にも2本生えていて、そちらのヤマモモの実は大粒です。鳥たちが集まってきていました。ビジターセンター前のヤマモモは小粒ですが、真っ赤に熟れた実は甘くとてもおいしいのです。ヤマモモにはよくなる年と、ならない年があるようで、今年たくさん実をつけたビジターセンター前の巨木は、来年は少ししか実をつけないかもしれません。

ヤマモモ

熟れたヤマモモ
熟れたヤマモモ

落ちたヤマモモの掃除
落ちたヤマモモの掃除


ヤマモモ まめ知識

分布
本州の関東および福井県以西~沖縄。東アジアの暖地にはえる。
花期
3月から4月 雌雄異株。
食べ頃
6月から7月 暗紅紫色に熟す頃がとても甘い。

実は葉の間に房のようになり、少し触れただけでも、ポトポト落ちてきます。カメムシの仲間がヤマモモの汁を吸いにやってきます。また、実に卵を産むので、食べ頃も後半になると実の中にカメムシの幼虫がいることがあります。大久野島では、うさぎも落ちてきたヤマモモの実を食べています。

プールの横には

大久野島のプールの横にある灯台路周辺に、たくさんの子ウサギたちが出てきています。その数は全部で14匹。これほどたくさんの子ウサギが一ヵ所でいるのは、とても珍しいことです。子ウサギが走り回っているあたりでは、鮮やかなアジサイの花も見頃になっています。島内にあるアジサイ道には、赤や青などのアジサイをたくさん見ることが出来ます。今年は特に色が鮮やかなようです。梅雨の時期にアジサイをみて過ごすのもいいですね。

キャベツをもらったウサギたち
キャベツをもらったウサギたち

くつろぐ子ウサギ
くつろぐ子ウサギ


イノシシの形跡を発見!!

雨上がりの朝に、ビジターセンター前の道にイノシシの足跡がついていまいた。もともとは大久野島にはいなかったイノシシが、一体どこから来たのでしょうか。近年の新聞では、イノシシが群れで海を渡っている姿が載せられています。おそらく、大三島などから、餌を求めて海を泳いでやってきたのでしょう。猪突猛進とことわざにもあるように、イノシシは気が荒く突進をしてくることもあります。まだ、出くわした人はいませんが、もし出くわしたら、イノシシを脅かさないように注意してください。


大久野島ビジターセンター便り vol.23 H19.7.7発行
発行・編集:大久野島ビジターセンター
〒729-2311 広島県竹原市忠海町大久野島
電話・FAX:(0846)26-0100
開館:9:00~16:00 休館日:水曜日(1-2月は水・木)